こんにちは。趣味起業コンサルタントの西田です。
今回は、具体的にどうやって好きなことをネタにキャッシュポイントをつくるかをお伝えします。お出しできる例は限られていますので、できるだけ、あなたの場合に置き換えて考えてみてくださいね。趣味起業のジャンルは違っても、とるべき戦略は同じですから、置き換えて考えることができるかどうかは、結果につながるかどうかの分かれ目にもなる重要なポイントです。
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キャッシュポイントの作り方

付加価値のつけ方
では、具体的にその「付加価値」をつける方法を見ていきますね。まず、先ほどの例ですが、「将棋のことを教えてくれる知り合い」や「本屋さんで買ったテキスト」がやらないようなサービスを考えます。ほかがやってなくて、あなたができるサービスには、一体何があるでしょう? 単純な例では「メール相談サービス」ですね。将棋を学ぼうとしている人が、その場で感じた疑問をメールで質問できるサービスです。知り合いにしょっちゅう電話で聞くのは気が引ける、テキストを買っても発行元に質問するわけにはいかない。そういう隙間を埋めるサービスを提供する、というやり方です。あるいは、あなたがつくったテキストに、音声で解説するCDや、動画で説明するDVDをつける、というのもひとつの方法です。CDやDVDをつくるのに、それなりの知識や技術が必要になりますが、それがクリアできるのであれば、「移動中にも学習できる」とか「PCで簡単に再生&学習可能」などのメリットを提供できますね。
こんな風に、ほかの人がやらない方法やサービスを付けることで、オリジナリティが生まれ、知り合いに教えてもらうより、本屋さんでテキストを買うより、あなたのところで教えてもらおう!という人が集まってくるようになるのです。
また、ターゲットを絞る、というのも「付加価値」をつける方法のひとつです。例えば「子どもの頭が良くなる将棋」として、小学生の子どもを持つ親向けの教材、という発想もありでしょうし、逆に「ボケない将棋」として、高齢者むけにつくるのもありですね。そういう教材ってたぶん、一般書籍などでも出ていない可能性があります。つまりターゲットを絞る、ということは、お客様の絶対数が少ないフィールドで勝負することになりますので、一般書籍では出せないジャンル、ということになります。それは逆に言えば、全国区で展開できるインターネット向きのビジネス、ということにもなるのです。
発想を広げる方法

つまり、アイデアやキャッシュポイントはネタの掛け合わせから生まれるということです。そこを意識しておけば、よそには無いサービスや商品が生まれ、趣味起業もより早く軌道に乗せられます。
全3回にわたってお伝えした内容をもとに、あなたの大好きなネタで起業を目指してくださいね。

