起業家のための「ブレストが楽しくなるズルい脳の使い方」とは?ーこれを知れば、あなたと仲間はパワーアップー

経営改善・成長戦略

執筆者: 澤田 雅弘

商品、事業のアイデア出しに煮詰まることはありませんか?出てくるアイデアが少なかったり、解決すべき課題が打開策を見いだせないまま残ってしまうこと、ありますよね?!

商品企画、事業企画に関わる人間も私を含め、同様に苦労します。でも、克服するために意識、無意識に行っている工夫や、ノウハウが実はあります。

このコラムでは特別に、その中から3つの「ズルイ脳の使い方」をブレストを軸にした時間の流れで、ご説明いたします。ズルイですが、最終的にはあなたと仲間の成果になります。みんなのためと位置付けてご利用ください。

TIME:3週間以上前

<ズルイ脳の使い方(1)> ・・・情報を24H探していただく

活用する脳の特性は3つ、

  1. 脳は、あなたが無意識でも働いています。
  2. 脳は、わからないことは、ずっと追いかけ続ける特性があります。
  3. 脳は、面白いと感じるとパフォーマンスがあがります。

あなたが知人、友人、先輩、他人(ひと)の脳にすべきことは、オーダーです。自分が取り組んでいることの意義と、探している情報、何とかしたいことを熱く語りましょう。「****ができればスゴイと思いませんか」・・・やってますよね。これを意識して増やしましょう!

これだけで、オーダーを受けた脳は、関連情報や、答えとなる情報を、通常の仕事をしている時、オフの時、意識せずに探し続けます。意識していませんから意識上は負担になっていません。

1,2週間待つと、「たまたま、業界紙に***の話があってね」、「ふと気づいたけど」という形であなたに情報が入ります。そういうこと、ありますよね。あれは「たまたま」「ふと」ではなかく、オーダーを受けた脳がずっと欲しい情報を探し続けていたからなのです。

☆多くの脳に24H探してもらう、ズルイ脳の使い方です。

こうしてあなたは、ブレスト前に、メンバーに提供する重要情報を仕入れましょう。

<メモ>「本 脳の使い方」と検索してみるとGoogleで、2470万件、アマゾンで188件ヒットしました(2019/09/17現在)。自分の脳の使い方に関する本はみぢかに豊富にあります。

TIME:2週間前

<ズルイ脳の使い方(2)> ・・・脳のタイプ別に活躍していただく

ブレストメンバーの脳のタイプを掴んでおきましょう。それぞれのタイプの得意を活かしてブレストを進めましょう。左右どちらの脳が優位かで情報のインプットアウトプットに違いが現れます。

脳のタイプは3つ、

  1. 言語と論理に優れ、分析が得意な左脳タイプ
  2. イメージ、直観に優れ、創造的な右脳タイプ
  3. 左右の脳の連携が優れ、バランスよく全脳を使えるタイプ(女性です)

あなたが配慮すべきことは、ブレストメンバがどのようなタイプなのかを把握し、各タイプが把握しやすいよう、同じテーマにも文字情報、数字情報、グラフ、イメージ図イラストを使用し理解がしやすいようにすることです。

そのうえで、タイプを代表するような典型がいる場合は、「論理的な思考に期待しているよ」、「洞察力、ひらめきに期待しているよ」、「バランスの意総合的な思考に期待しているよ」とモチベーションをつけておきましょう。

そうすることで、バランスの良いアイデア出しが可能となり、分析的に左脳タイプが詳細アイデアを出し、直観的に方向性を右脳タイプが指し示し、末節にチームがとらわれだすとバランスの良い全体脳タイプが総合的な視野で大きな構造を示しやすくなります。

ブレストの思案どころの時に、進行、リーダーがタイプの特徴が活きる方向で各タイプのアイデアに注目してみるとよいでしょう。

<簡易な左右脳優位のチェック>
・左脳優位:祈りの形で指を組めば左親指が下に、腕を組めば左腕が下になる傾向が強いです。
・右脳優位:祈りの形で指を組めば右親指が下に、腕を組めば右腕が下になる傾向が強いです。
・利き目で:目は神経が交差しているので、利き目左は右脳優位、利き目右は左脳優位です。

TIME:当日、ブレスト

<ズルイ脳の使い方(3)> ・・・高いパフォーマンスを発揮していただく

活用する脳の特性は3つ、

  1. 脳は、失敗に委縮しやすい。知っている経験が半分あれば元気にはたらく。
  2. 脳は、お手本があれば、すぐに自分のものにできます
  3. 脳は、集中できる時間は長くない。集中は15分、小刻みな時間配分が効果的。

あなたが、ブレスト開始の、最初のお題を大きな模造紙や、大きな壁の中央に張り、その周りに経験者が「このように、お題を解決するアイデアを出してゆきましょう」とデモをお願いします。

なんでもありの新規事業アイデアを募る場合でも、最初のお題は具体的な設定であるほうが、そのあとのアイデア出しが行いやすいです。次を比べてみてください。

Ex.お題

(A)高齢者のための旅行サービスは?
(B)スポーツ好きの高齢者のための旅行サービスは?
(C)スポーツ好きだけど疲れやすい高齢者のための旅行サービスは?

アイデアを出しやすいのは、どれでしたか?

アイデアは特定のお客様向けに絞り込んで導き出したものであるほど、売れる、ささる製品やサービスに仕上がってゆきます。ぜひ具体的に設定してアイデアを出してください。

ビジネスモデルを考えたときに、これは違うぞとなったら、ターゲット像を変えて再考すればよいのです。付箋をどんどん張り替えてスピード感のある検討を進めましょう。

この、お題の設定に、3週間以上前にあなたが仕込んだ、知人、友人、先輩、他人(ひと)の脳にオーダーした結果、集まってきた情報が活きてきます。実は、あなた自身の脳も、この間に、無意識に情報を集め続けていたはずです。その情報でお題の設定に具体性を与えてください。

*お勧めしたいツール・・・フレームの活用 Mandal-Art →VPC→BMC

これまでにブレスト経験があり、付箋にアイデアを書き出す経験があれば、フレームを使って効率化を図ることができます。参加メンバーにフレーム仕様経験者がいれば推進しやすいです。フレーム利用経験者も付箋にアイデアを書き出す経験も無ければ、Mandal-Artだけをまずは使い、何度か慣れてからVPC→BMCを使いましょう。

 

TIME:直後~次回

<ズルイ脳の使い方(4)> ・・・睡眠中も、散歩中も働いていただく

活用する脳の特性は3つ、

  1. 脳は、膨大な情報を睡眠中に整理します。
  2. 脳は、リラックス時に左右全脳が活性化し、ひらめきを得ます。
  3. 脳は、呼吸法で容易にリラックス状態に入ります。

ここでブレスト後、大事なことが3つあります。しっかり睡眠をとること。散歩をすること。いつでもどこでもメモをとること。降りてくるアイデアをしっかりつかまえてもらいましょう。

ブレスト直後、いくつかのアイデアやビジネスモデルが見えてきたとしても、「もっと素晴らしいアイデアが欲しい」「我々ならできる!」「引き続き各自考えてほしい」と、膨大なブレスト情報を各自スマホ撮影等でそっくり持ち帰ってもらいましょう。

「一応ここまで」は禁句です。脳がリセットしてしまいます。仲間の脳を開放してはいけません。まだ、終わってない。未完成なのだと念押しして、心を鬼にして仲間の脳にオーダーしてください。「見直してほしい」「アイデアが欲しい」と、そして激務をいたわりつつ、大事な注意事項を付け加えてください。「12時前には就寝してください」「会議続きでしたから休日は散歩してください。」「メモ用紙はいつも携帯してね」と不可思議なお願い事をしておいてください。

ブレスト参加のお仲間の脳が、未消化の分も含め膨大な情報を睡眠中に整理を始めます。その整理の結果、早い人は目覚めたときに気づきを得たりします。

次回ブレストまでに休日があるとよいですね。緊張が解けたリラックス時に、左右全脳が活性化された状態の中で、気づきや、ひらめきが降りてきます。まとまったリラックス時間でなくても、細切れの、トイレの往復、買い物のお出かけ中、食事の準備中、お風呂の中、ふと気づく、ひらめく瞬間が訪れます。

意図的にこの素晴らしい脳の状態にシフトする方法がヨガや瞑想ですね。実は深く息を吸って、静かに長く息を吐く呼吸法を何回か行うだけでも脳の状態をシフトさせる効果が得られます。

次のブレスト時には、この気づきとひらめきを持ち寄り、さらにお互いに刺激しあってアイデア出しを回してゆけば、成功への上昇スパイラルが回り続けます。

ズルイ脳の使い方 まとめ

他人(ひと)の脳を使って、下記の4つをムリなく行い、あなたの欲しいビジネスアイデアを手に入れるズルイ脳の使い方でした。

  1. 情報を24H探していただく
  2. 脳のタイプ別に活躍していただく
  3. 高いパフォーマンスを発揮していただく
  4. 睡眠中も、散歩中も働いていただく

<フレームを使って短期間にビジネスモデルの作成>

Mandal-Art →VPC→BMC

2017年にアジアと日本の工学部系ポスドクの若人を対象に、自動車産業に依存してきた中小企業が今後どのように生き残るのか工場見学含め2週間でビジネスモデルを創りました。このような取り組みにご興味があれば、また一連のIdea Generation , Business Model Generationへの取り組みのご相談や、進行のファシリテーションご希望ございましたら、Tigen 澤田までご連絡ください。

 

<取扱い説明書>

・本コラムは「ズルイ脳の使い方」、正確には「他人(ひと)の脳のズルイ使い方」です。ご自身の脳には、既存の「脳の使い方」本の適用をお勧めします。

・このコラムそのままを、かけがえのない友人と、共有すると、「人の脳を操るのか」、「一方的に利用するのか」誤解を招き、友情に亀裂が入ることがあります。たぶん。謙虚にお願いする気持ちで、しかし熱い気持ちのお願いモードで働きかけましょう。

・主な効能は、「自分が頑張ってなんとかする!」あなたの信念を少しばかり横に置いといて、実はメンバーにストレスフルなブレストを、発見と創造にあふれるブレストに改善します。

・副作用として、ブレストの前後の日常生活に変化が生じます。会話中に夢想する、目が泳ぐようになる、そこにいないなど、仲間のプライベートに差し障りが出ることをお許しください。

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 澤田 雅弘 株式会社智源共創研究所

早稲田大学第一文学部心理学専攻卒業。先端分野200件以上の用途開拓、市場開拓、軌道修正、成長加速を行ってきた 先端技術系Marketing Strategist。日中環境ビジネスのマッチングなどをサポート。

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ドリームゲートアドバイザー 澤田 雅弘

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