起業の心得:ゲンイチ第43回 アクター?ディレクター?プロデューサー?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

日本語で言ったらアクター=役者、ディレクター=監督、うん?プロデューサーってなんて言うのかな?辞書を引いたら生産者?演出家?なんか、ピンと来ないですよね。僕的にはプロデューサーは「事業家」っていうイメージなんですが。

専門家の仕事で言えばアクターとはクライアントの相談に乗ったり、お手伝いしたり、演壇に立って話したり、セミナー講師や執筆活動などです。すべて、役者と同じで自分が演じる側になるのでアクターというかプレイヤーです。次にディレクターですが、ディレクターはプロジェクトを現場で指揮監督します。プロジェクト・リーダーのイメージがぴったりだと思います。テーマやコンセプト、メンバー、予算、期間は決まっています。この与えられたリソースの中で最高のパフォーマンスを出すのがディレクターの仕事です。セミナーで言えば講師はアクター。そのセミナーを企画運営しているのが、ディレクターです。そして、最後がプロデューサー。プロデューサーとはプロデュースするんです。(笑)つまり、生産するんですが、前段でも述べたように事業家です。何もないところから新しい価値を創造する仕事です。映画作りで喩えればわかりやすいと思います。プロデューサーはまず、どんな映画を作るかを決めます。いろんなシナリオを見るでしょうし、ふとしたきっかけで作品のコンセプトに出会うかもしれません。要は「プリティーウーマン」を撮るか「ダイハード」を撮るかです。それが決まれば配役です。監督(ディレクター)は誰にさせて、主演はどの役者にさせるか?主要なキャスティングができれば、次は映画を作るのに必要な他のリソースを集めます。まず、資金です。スタジオがいるでしょうし、ロケ先も、そして、配給先も決めないといけません。これらのことを同時に平行してプロデュースしていきます。そして、映画は完成します。完成してもプロデューサーの仕事は終わりません。ここから回収です。空前のヒット作になるのか、泣かず飛ばずで終わってしまうのか?何もないところから映画が生まれて、観客に感動を与え、この感動が興行収入という形の価値を生む。このプロセスすべてに関わるのがプロデューサーなんです。

僕の周りの専門家にも1億円プレイヤーがいます。医者とか、税理士、コンサルタントやエージェントもいます。彼らの多くがある時はアクター、ある時はディレクター、そして、多くはプロデューサーです。でも、僕は生涯一アクターとして、舞台に立ち続けるって人もいます。それはそれで立派です。スポーツの世界で言うと選手をしたことのないコーチや監督はいないのと同じで専門家もスタートはアクター、プレイヤーからです。

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