LLCのメリット、デメリット

会社設立

執筆者: ドリームゲート事務局

合同会社(日本版LLC)の主なメリットは以下の通りだ。

■安く設立できる
一概には言えないが、株式会社の設立と比べて半額以下で設立できる。登記時に必要な登録免許税が株式会社だと15万円以上になるのに対し、合同会社(LLC)では6万円~と割安だ。

■責任範囲
法律上は株式会社と同様に出資範囲内の責任である。合名会社や合資会社は無限責任となるのが大きな違いだ。

■株式会社との違い

利益の配分が、出資金額と無関係に決定する事ができる。
また株主総会、取締役会等を開く必要がないのも大きなメリットだ。
合同会社「社員(業務執行社員)」は株式会社でいうところの「出資者(株主)」と「取締役(役員)」の両方を兼ねているため、社員の合意即会社の意思決定になり、すばやい意思決定が可能だ。

また、株式会社の場合は原則として、取締役は2年、監査役は4年などと役員の任期が定められているが、合同会社には「役員の任期」は定款で定めていない限り存在しないので、任期ごとの役員変更などの手続きが不要だ。役員に関する事項の変更には1万円の収入印紙が必要になるので、こうした細かいコストも節約できる。

■LLPとの違い
LLCとLLPは名前が似ているので混同されがちだが、まったく違う。

まず、LLPは組合のため「法人格」がない。LLCは法人である。LLPの出資者は、利益の分配を受け取ることが出来るが、報酬(給料)を受け取ることができない。LLCの出資者は、利益配当、報酬(給料)もどちらも受け取ることが出来る。

それでは、LLCのデメリットはなんだろうか。

■知名度
2006年の施行からだいぶ経つが、いまだに馴染みの薄いのが合同会社である。法律に詳しい人であれば説明も省けるだろうが、合同会社自体を知らない人に説明のが億劫であったり、漠然とした信用不安といったデメリットがあるだろう。

■出資者、社員同士の対立
株式会社と決定的に違うのは、出資比率に関係なく一人一票の議決権があるという所がネックになる。
一人会社であれば意見が割れたり経営方針で対立することはありえないだろうが、複数人で出資して設立したり社員が複数人居る場合は、意見の食い違いが大きな影響を持つ。

というのも、合同会社での重要事項に関する決議は、出資者全員の同意が原則であり、会社の経営に関する意思決定も原則として、出資者全員の過半数の同意により行うものとされている。(業務執行社員を選任している際は、業務執行社員の過半数で決める)。つまり出資額に関係なく出社者全員が同等の議決権を持つので注意が必要だ。

■株式会社にかえられる?
社員(出資者)全員の同意があれば、株式会社に組織変更することも可能だ。まず合同会社ではじめておいて、組織を大きくしたり、外部からの出資を受けるといった段階になったら株式会社に移行するという手段もある。

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