起業したいアラフォー女性が
最初にやっておきたいこと

事業計画

執筆者: 鈴木 佳文

先生、私もう諦めます
半分泣きながらアラフォー女性から相談を受けた時の場面は今でも忘れられません。
軽い気持ちで創業セミナーに参加して、楽しそうに事業の計画を考えていたのに・・・。
「姑がものすごく怒っていて、夫も味方になってくれないんです」
子育ても一段落し、パートに出るかどうかを考えていた時期。起業も選択肢の一つとしては悪くありません。

「姑が“息子の稼ぎが少ないと馬鹿にしているのか”“妻は家庭を守るのが仕事”といった感じで聞く耳を持ってくれないんです。もうどうして良いか分からなくて、、、」
このパターン、僕が相談を受けている中では多いパターンです。
「では、こうしましょう」
作戦通りに動いたアラフォーの彼女は、姑との仲を改善して起業準備を進めることができました。

この作戦のポイントが知りたい方は、先を読み進めてくださいね。

女性起業家を取り巻く現状

平成28年度に女性活躍推進法が施行され、企業内でも女性を管理職として登用するなどの動きが始まっています。
令和元年度には義務付けされる企業の対象が拡大され、大企業以外にも網掛けされてきました。

このような流れを踏まえると、「起業」という選択をしなくても企業で働き続けるということも良いでしょう。
一方で、人生100年時代の到来を踏まえると、収入の入り口は複数あると安定感が増すので、副業としての「起業」は大いに検討する価値があります。

しかし、様々な施策や制度が打ち出されても、基本的に「男性を中心とした社会基盤」に付加される形での運用になるので、企業内でも起業でも厳しい状況に置かれることは少なくありません。女性活躍推進の支援をする立場としては苦々しい現実です。

家族を味方にする、アラフォー女性の起業

このような状況下で、起業したいアラフォー女性が最初にやっておきたいのは、「家族を味方にする」ことです。
反対されるのを避けようということとは違います。
準備を進めている途中でいきなり家族が壁になってしまわないようにするということです。

初期の段階では、どんどん批判されてもOK。ここで、起業に向けた覚悟が問われます。
むしろ、ダメ出しを改善点と捉えて前向きにとらえる姿勢が求められます。少々の批判や反対で諦めてしまうようなら、まだ起業するタイミングでは無いのだと思います。

では、冒頭の事例で作戦のポイントはどうなっていたか。
少し解説していきますね。
これ、家庭ごとにご事情が違います。
夫と一定のコミュニケーションは取れる家庭という前提で読んでください。

作戦は、ステップを踏んで行いました。

  • ステップ1 必要な稼ぎを「決める」こと
  • ステップ2 自分の「棚卸をする」こと
  • ステップ3 ワクワクするまで「ビジョンを明確にする」こと
  • ステップ4 大まかな「ステップを書き出す」こと
  • ステップ5 夫にビジョンを語り「共感を得る」こと
  • ステップ6 夫を「協力者に格上げする」こと
  • ステップ7 夫経由で姑に話をして貰い「理解を得る」こと
  • ステップ8 ワクワクしながら準備を進め「楽しそうな姿を見せる」こと
  • ステップ9 隠さずに「進捗状況を共有する」こと
  • ステップ10 姑を「協力者に格上げする」こと

アラフォー起業家の女性が最初にやるべきこと

全てのステップを解説していくと長くなるので、今回は最初にやるべきことに焦点を当てていきましょう。

ステップ1からステップ4は、自分の中で行う作業です。
このステップ4までが最初にやるべきことです。

このステップを踏むことで、夫への説明がしやすくなります。
何よりも、自分自身が「ワクワク」「楽しく」感じることができるかがポイントです。

ステップ1 必要な稼ぎを「決める」こと

相談に乗っていると、このステップが抜けている人が非常に多いです。
極論してしまえば、自分で事業を営むか、パートなどの勤務か、どちらも稼ぐ手段に過ぎません。
稼ぎたい金額によって「何をするか」の選択肢が見えてきます。
ここで、できるかできないかは考えないことが大切です。より具体的にした方が良いのですが、最初の入口なので大体で構いません。

ステップ2 自分の「棚卸をする」こと

ここが超重要です。
ここが不足していると、様々な批判やアドバイスに心が折れやすい状態で進めることになります。
自分の経歴を振り返り、価値観や自分がやる理由を具体化していきます
強みや弱み、持っている資源を書き出すのもこの段階です。このステップは様々なやり方がありますが、兎に角も書き出していくことが大切です。
特に、得意なこと、苦手なこと、時間を掛けてきたこと、お金を掛けてきたこと、好きなこと、やりたいこと、幸せにしたい人、を書ける限り書き出していきましょう。
ステップ1で「何をするか」の選択肢が見えてくると書きましたが、このステップで「何故するのか」を明確にしていきます。

ステップ3 ワクワクするまで「ビジョンを明確にする」こと

ここは、夫に話をする前の超重要ステップです。
とにかく実現したい将来の姿をリアルに描ききることが大切です。
まずは自分が本当に望んでいる状態を実感することです。
そして、そのビジョンの中に幸せになっている夫や家族を組み込んでいきましょう。
このステップにも様々なやり方がありますが、写真をコラージュのように貼り付けて表現する方法をお勧めしています。
「宝地図」や「ドリームマップ」で検索してみてください。

ステップ4 大まかな「ステップを書き出す」こと

ここは、夫に自分の本気度を伝えるために重要な準備です。
描いたビジョンを実現するために、大きく3つか5つの目標を決めていきます。
先に取り組んだ自分の棚卸結果から、それぞれの目標を達成するために必要なモノややるべきコトを書き出してみてください。具体的にしていくことで、夫が協力できるポイントを明確にすることができます。

ここまで準備をしてから、ようやく夫の理解を得ていくステップに入っていきます。ここに至るまでを急ぎ過ぎないでください。このステップを進めて行く際に、日々の家族関係に隙間を空けてしまうと逆効果になります。じっくり、じっくり、がキーワードです。

さいごに

うまくいかない人は、急ぎ過ぎて家庭がないがしろになってしまったり、曖昧なままで相談をして厳しく批判されたり、といったケースが多いと感じています。
どうせやるなら家族の応援を受けながら活動したいですね。

冒頭の彼女には、僕が参事として関わっているおり公認インストラクターでもあるミッションメンタリング協会が提供しているミッションメンタリングを活用して、自分軸を明確にして貰いました。
このミッションメンタリングは、東洋運命学をビジュアル化して分かりやすくしたもので、単なる占いとは大きく異なるのが「その人の状況に合わせた対応策が見えてくる」ことです。

このコラムを読んでご興味ある方は協会のホームページをご覧ください。
https://lp.mmp.or.jp/preseminar2019M2R のリンクから申し込みいただくと、紹介者割引が適用されます。
紹介者欄に私の名前を入れてください。

 

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 鈴木 佳文
鈴木経営支援研究所 代表、一般社団法人最幸経営研究所 理事、東京販売士協会 常任理事、女性労働協会 認定講師

300社を超える融資申請のサポートで100%の実行率を維持している。延べ1000人を超える起業家のサポート経験から、無理なく自然にワクワクと事業を進められる事業計画書作成のメソッドを確立した。
経営改善のサポートをする中で、社員が自発的に行動しはじめる現象を確認。融資や補助金の獲得よりもコミュニケーションツールとしての事業計画書に着目し、社員とのコミュニケーションに悩む経営者に向けて事業計画書の活用を指導している。

プロフィール

ドリームゲートアドバイザー 鈴木 佳文

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