2026年前半に流行るビジネス4選! 会社員のまま始める成長市場の見つけ方

この記事は専門家 によって監修されました。

執筆者: 新井 一

「新井さん、今年こそ起業に向けて活動を始めたいのですけど、何が流行りますかね? ChatGPTとか使えばなんとかなりますよね?」

先日、こんな相談を受けました。正直に言うと、この質問には大きな見落としがあります。それは「自分のスマホの中だけで世界を見ている」という点です。

私たちは毎日、SNSやYouTubeで大量の情報に触れています。AIツールの使い方、最新の副業ノウハウ、誰かの成功事例。でも、それらはすべて「誰かがフィルタリングした情報」です。あなたのスマホが見せてくれる世界は、実は世界のほんの一部でしかありません。

本当に流行るビジネスを見つけるには、もっと広い視野が必要です。市場全体の動き、倒産データ、政府の施策、人口動態。そういった「地味だけど確実なデータ」から逆算して考える必要があります。

皆さま、こんにちは。私はドリームゲートアドバイザーを務めております新井一(あらいはじめ)と申します。
会社員のまま小さく起業できるコミュニティサロン「起業18フォーラム」を運営しています。

今回は、2026年前半に注目すべきビジネスを「4つの分野」に分け、それぞれ代表的なテーマを1つずつ紹介します。

ただ「これが流行ります」と並べるだけではありません。それぞれの利点と欠点、向いている人と向いていない人、そして最も重要な「会社員のまま小さく検証する方法」まで含めてお伝えします。読みながら「いや、それは違うだろう」とツッコミを入れていただいて構いません。むしろ、そうやって批判的に読んでいただきたいのです。なぜなら、流行に乗ることと、自分に合ったビジネスを選ぶことは別だからです。

今回は以下の4分野で整理しました。

・AI活用系ビジネス

・人材・キャリア系ビジネス

・インバウンド×省人化系ビジネス

・投資・資産運用系ビジネス

それぞれ、市場データと現場の動きを踏まえて解説していきます。

流行るビジネスに乗っかることの重要性

2025年度上半期、企業倒産が5,146件と12年ぶりに5,000件台に達しました。サービス業、小売業、建設業といった伝統的な分野で特に倒産が目立っています。

「じゃあ起業なんて無謀じゃないか」と思いますか? 実は逆です。

古いビジネスモデルが崩壊する時代は、新しいビジネスモデルが台頭する時代でもあります。沈む船から降りて、伸びている船に乗り換える。これが今、求められている判断です。

【無料で完成】事業計画書作成ツール
累計8万人が利用!質問に答えるだけで「事業計画書・数値計画書」が完成
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

  • 日本政策金融公庫の創業計画書も作成でき、融資申請に利用できる。
  • 業種別にあなたの事業計画の安全率を判定
  • ブラウザに一時保存可能。すべて無料
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

2026年前半に流行る「AI活用系」ビジネスは?

●AIコマース(EC×AI動画マーケティング)

なぜ伸びるか:

リアルなアバターが商品をPRする動画が、アメリカを中心に急速に普及しています。従来は撮影に時間とコストがかかっていた商品PR動画を、AI技術で大量生産できるようになったのです。自分の写真を数枚用意するだけで、24時間働く営業パーソンのような動画を作れる時代です。

誰に向くか:

EC事業者、実店舗のオンライン展開を考えている人、動画マーケティングに興味がある人に向いています。逆に、AIツールの操作に強い抵抗がある人、顔出しに抵抗がある人には向きません。

始め方:

1. まずは自社商品やアフィリエイト商品で1本テスト動画を作成

2. SNSのショート動画で反応を検証

3. 反応が良ければ、他社への動画制作サービスとして横展開

利点:

・撮影の手間とコストを大幅に削減できる

・A/Bテストを高速で回せるため、改善サイクルが早い

欠点:

・AI技術の進化が早すぎて、半年後には標準化される可能性がある

・詐欺的な使われ方も多く、倫理的な配慮が必要

差別化のコツ:

「AI動画作ります」ではなく、特定業界に特化すること。例えば「地方の伝統工芸品のAI動画PR」など、ニッチを攻めるといいですね。

2026年前半に流行る「人材・キャリア系」ビジネスは?

●転職・キャリア相談サービス

なぜ伸びるか:

人手不足が深刻化する一方で、転職市場は年々拡大しています。特に外国人労働者への依存度が高まる中、マネージャー層の日本人材へのニーズが高まっています。また、転職エージェントに相談する「前段階」、つまり「自分のキャリアをどう考えればいいか分からない」という悩みを持つ人も増加傾向です。

誰に向くか:

人事経験者、採用担当経験者、自身が転職を複数回経験している人に向いています。カウンセリングやコーチングのスキルがあれば尚良いです。逆に、人の話を聞くのが苦手な人、共感力に自信がない人には向きません。

始め方:

1. まずは知人の転職相談に無料で乗ってみる

2. ヒアリングシートやキャリア整理シートを作成

3. SNSやココナラで「転職相談の実例(匿名)」を発信して集客

利点:

・初期投資がほぼゼロで始められる

・会社員としての自分の人脈や経験を直接活かせる

欠点:

・職業紹介事業は許可が必要(相談業務なら不要)

・1対1のサービスなので、スケーラビリティに限界がある

差別化のコツ:

「誰でも相談」ではなく、特定の層に絞る。例えば「30代女性の育休復帰後キャリア相談」「40代男性の地方移住×転職相談」など。

小さく検証する方法:

まずは3人の知人に無料で相談に乗り、そのプロセスをnoteで記事化(匿名・許可取得)。反応を見てから有料化を検討する。

【無料で完成】事業計画書作成ツール
累計8万人が利用!質問に答えるだけで「事業計画書・数値計画書」が完成
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

  • 日本政策金融公庫の創業計画書も作成でき、融資申請に利用できる。
  • 業種別にあなたの事業計画の安全率を判定
  • ブラウザに一時保存可能。すべて無料
⇒事業計画書作成ツールを無料で利用してみる

2026年前半に流行る「インバウンド×省人化系」ビジネスは?

●多言語対応システム導入支援

なぜ伸びるか:

訪日外国人が2025年10月だけで389万人と過去最高を更新する一方、観光業の人手不足は深刻です。特に地方の旅館やホテルでは、外国人対応に苦慮しています。AI多言語対応システムの導入ニーズは高いのですが、「どのシステムを選べばいいか分からない」「導入後の運用が不安」という声が多いのです。

誰に向くか:

営業経験者、IT系の仕事経験者、観光業界とのつながりがある人に向いています。システム開発をする必要はなく、既存システムの導入支援に徹します。逆に、技術的な説明が苦手な人、地方への出張が難しい人には向きません。

始め方:

1. 既存の多言語対応システム(タブレット翻訳機、AI接客システム等)を3つ程度リサーチ

2. 地方の旅館やホテルに「外国人対応で困っていることはないか」とヒアリング

3. 観光庁の補助金情報(デジタルノマド誘客支援事業、人材不足対策事業等)を整理して提案資料を作成

利点:

・観光庁が最大500万円の補助金を提供しており、導入ハードルが低い

・会社員時代の営業スキルを直接活かせる

欠点:

・システム選定を誤ると、手離れが悪くなり損害が大きい

・地方への訪問営業が必要になるケースが多い(平日はオンラインでヒアリングし、週末に現地確認を行うなど工夫が必要)

差別化のコツ:

「システム開発側」にならない。昨日の強みが今日の当たり前になる世界での競争は避け、選定・導入・導入後の支援など、コミュニケーションサービスに絞る。

小さく検証する方法:

まずは自社(勤務先)や知り合いに外国人対応の課題がないかヒアリングし、小規模なシステム導入を提案してみる。身近で実績を作ってから、外部展開を検討する。

2026年前半に流行る「投資・資産運用系」ビジネスは?

●資産防衛コンサルティング

なぜ伸びるか:

株式投資だけでなく、貴金属、外貨、暗号資産など、分散投資への関心が高まっています。特に、インフレや円安が進む中で「資産を守る」ことの重要性が再認識されています。しかし、相談できる相手が少ないのが現状です。

誰に向くか:

ファイナンシャルプランナー資格保有者、証券会社や銀行での勤務経験者、資産形成に関する知識が豊富な人に向いています。逆に、投資経験が浅い人、リスクを軽視する人には向きません。

始め方:

1. 貴金属、外貨、不動産など、株式以外の投資対象について自分で勉強

2. 自分自身で小額投資を実践し、実体験を得る

3.SNSやブログで「資産防衛」に関する情報発信を始め、相談を受け付ける(※特定の金融商品の売買を推奨する行為は、投資助言・代理業の登録が必要になるため、あくまで考え方やポートフォリオの組み方の助言に留める注意が必要です)

利点:

・高単価のコンサルティングサービスとして展開できる

・顧客の長期的なパートナーになれる

欠点:

・専門知識の習得に時間がかかる

・誤った助言で顧客に損失を与えるリスクがある

差別化のコツ:

「儲けさせる」ではなく、「守る」ことに特化する。保守的なポジショニングが信頼につながる。

小さく検証する方法:

まずは自分の資産ポートフォリオを公開(金額は伏せる)し、その考え方をnoteで発信。反応を見てから、個別相談を受け付ける。

まとめ:2026年前半は「AI活用×人手不足解決」が本格化する年

2026年前半に流行るビジネスを振り返ると、共通するキーワードが見えてきます。それは「AI活用」と「人手不足解決」です。

AI技術は確かに進化していますが、それ単体では価値を生みません。人間の経験、判断、共感力と組み合わせることで、初めて真の価値が生まれます。そして、人手不足が深刻化する中で、効率化やマッチングを支援するビジネスへのニーズは確実に高まっています。

2026年前半、まさに今、市場が大きく動き出しているこのタイミングで、まずは小さく一歩を踏み出してください。完璧を目指す必要はありません。検証しながら、修正しながら、少しずつ形にしていきましょう!

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 新井 一
(パーソナルビジネスブレインズ・コンサルティング事務所 代表)

起業18フォーラムの代表を務められている新井アドバイザー。会社員時代に起業した経験をもとにしたアドバイスは多くの支持を得ております。
2007年から独自のマーケティング理論を基にした集客メソッドを公開。全国で1,000回を超えるセミナーや10,000件以上の相談に応じるなどの実績を豊富にお持ちです。

プロフィール

ドリームゲートアドバイザー新井 一

この著者の記事を見る

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める