Vol.01 1時間に30件・超速の焦点発想法

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
アイデアが出過ぎて困る、そんな幸せな体験をしていただきます。

アイデアはたくさん用意しましょう

皆さん、新事業や新商品のアイデア、販促・営業のアイデア、生産上の問題解決のアイデアなどに困っていませんか? どんな分野でどんな仕事をするにも良いアイデアを持っていなければなりませんね。まして、これから起業を目指す皆さんなら、1つの事業案に最初からこだわらず、複数の仮説案を出し、その中から(きちんと調査を重ねて)最適な1つに絞って起業することが大切です。多数のアイデアからもっとも良いものを顧客がチェックして選べるようにすべきです。私が商品企画を実施するとき、1つの商品コンセプトの方向を決めるのに、仮説案を常に10件以上用意して、アンケート調査で顧客に評価してもらいます。その仮説案に絞る前の「アイデア」は50件~100件用意します。このくらいあると、「グッドアイデア」が必ず10件はあるものです。

 

 

1時間に30件!超速の焦点発想法の極意

私の一連のコラムでは、まず「使える」アイデア発想法のいくつかをお話します。今回は、たくさんのアイデアを効率良く短時間で出す方法「焦点発想法」をお教えします。「1時間で30件創出」が普通にできる(!)、スゴワザですが、実はとても簡単です。

手順(1)  自分の好きなものに焦点を当て、キーワードを用意します

まず、準備として、ご自分の趣味・スポーツ・家族・ペットなどでもっとも好きな、「それを考えているとワクワクするような」対象を1つ選んでください(焦点を当てます).。そこから20~30のキーワードを拾って書いてください。例えば、好きな対象として「旅行」を選んだとすると、キーワードは

 温泉 弁当 露天風呂 もてなし 列車 地図 カメラ 

 美術館 おみやげ ・・・・・

など、次々にたくさん出て来ます。ただし、これらの中から、似たイメージのものは削除してください。例えば 「特急列車」「急行列車」などは(似ていて)イメージに飛躍がないので避けてください。なるべく楽しく嬉しい、そして違う意味の単語をたくさん探してください。これで右脳が活躍する準備ができます。

手順(2)  キーワードを選び、そのイメージ(中間アイデア)を書きます

 どれかキーワードを1つ選んでください(順不同です。好きな単語を1つ決めます)。そのイメージは何かを想像し、1~3個書いてください。例えば「温泉」なら 、

  「暖まる」「元気が出る」「白い色」。。。。。

「弁当」なら

  「たくさん入っている」「彩り」「景色を見ながら楽しむ」。。。

といった具合です。これを中間アイデアと言います。このとき、好きな単語ですとたくさんのステキな、具体的なイメージが湧きますね。これが良い発想にはとても効くのです。

手順(3)  その中間アイデアをヒントに使って、課題のアイデアに転換していきます

 例えば先の例からビールの新商品アイデアを出すとしましょう。中間アイデアから1つの単語を選んで、それを次のように商品アイデアにします。

   温泉 ⇒ 暖まる ⇒ ホットビール(冬に、アツアツのビールはいかが?)

   弁当 ⇒ 彩り ⇒ 数色のラベルがあり、好きなラベルを選べるビール

といったぐあいです。いかがですか?意外と簡単に、グッド・アイデアを出せるでしょう?

 

 

手順(4)  手順(2)(3)を他のキーワードに使って次々にアイデアにしていきます

 

この方法ですと、1時間で20件~40件(通常30件くらい)のアイデアを出せます。しかも普通の人や業界人が思いつかないような新鮮な視点で考えますので、驚くほど豊かなアイデア集が完成します。数名で実施すれば、100件程度のアイデア創出は簡単に行えます。

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