起業の心得:ゲンイチ第76回 個性とは「らしくない」ことです。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

オフィスは浦東の近代的なビルの 8階。まだ、引越しされて間がないとはお聞きしていたのですが、その部屋を訪ねてみると、玄関の壁にとってもカラフルな数字のモチーフが描かれています。どう見ても、会計事務所には見えません。同行していたメンバーが恐る恐る中に入って、聞いてみると、やっぱり、事務所はここでした。

なんとファンキーな!!原色でデザインされた玄関は不思議の国への入り口のようです。でも、驚くのはまだ早かったです。応接室に通されたのですが、ここも原色のテーブルに個性的なペンダントライトが…。壁も、床も、天井も、椅子も、テーブルも不思議の世界にデザインされています。

インタビューでわかったのですが、このオフィスは代表の望月さんの奥様がデザインされたとのことです。彼女は映画、TVドラマなどの映像のお仕事をされているようで、そう言えば、この事務所も舞台のセットのようです。

どう見ても会計事務所ではないです(笑)。だから、個性的なんですよね。個性って一般的な「らしさ」から抜け出して、自分「らしく」なった時に本当の意味での個性になるようです。この事務所は会計事務所らしからぬからこそ、他の会計事務所とは違って自己主張がある個性になっています。そして、その個性の根底には望月さんならではの考え方がありました。それは彼の「幸せ感」にもつながっています。

差別化って相対的な価値、強みですから、比べられている以上、常に競争する訳です。個性って絶対的価値ですから、そこには競争はありません。ブランディングするとはそういうことだと思います。

そして、最後に

若者よ!君らも悩んで悩んでリクルートスーツを着るんだろうけど、そこには「らしさ」はないよ。

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