年収1000万円を維持できる事業主がやっている3つのこと

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 永田 智睦

私は信用金庫に6年勤務し、現在は独立系ファイナンシャルプランナー事務所を経営しています。金融業界歴は16年、事業経営歴は10年になります。

FP技能士資格、PBコーディネーター資格を有し、年間で300件以上の個人・法人のお金についての相談を幅広く受けています。

特に最近は個人事業主や経営者からの相談が多く、個人と事業のお金のバランスについて話をすることが多くなってきました。

ドリームゲートを見られている皆様は独立前や独立直後の方が多いかと思いますので、比較的同じようなお金の悩みを抱えられているのではないかと思います。

この記事ではそのような事業主の方々がどのように年収1000万円を維持しているのかについて説明していきます。

年収1000万を維持できる事業主と維持できない事業主の違い

私が信用金庫に勤務していた当時は、まだまだ金融業界も銀行一辺倒で、何かあれば銀行に行けばなんとかしてくれるような雰囲気のある時代でした。

経営者もそこまでお金について考えておらず、個人資産についても会社のキャッシュフローについても銀行ありきが強かった時代かと思います。

その頃からお金という事業の大切な要素を銀行内の枠組みだけではなく、もっと多様な面で捉えることができれば、きっと個人も企業ももっと良くなるのではないかと考えるようになりました。

さて、年収1000万円というのは事業を行う方が増加しているこの時代に非常に多くの方が求められているハードルではないでしょうか。

またそれを維持できているというのは、とても多くの方にとって大事な要素かと思います。

16年金融業界で様々な個人や経営者と関わってきた経験から、年収1000万円を維持できる事業主と維持できない事業主の違いは、一言で言ってしまうと「お金について把握できているか」ということになります。

ここ10年前後で1番浸透してきたものの一つに「キャッシュフロー」という言葉があります。これは現金の流れを把握する為のもので、いまでは財務三表の一つになるほど重要性を持っています。しかしながら小さな会社や個人事業、ましてや個人資産においてキャッシュフローを意識することが非常に少ないというのが私の認識です。またもともと個人事業や個人においてはバランスシート(貸借対照表)の意識も比較的低いです。この2点を意識するだけで、事業も個人もお金については非常に明確にすることができます。

1、今の事業の売上と利益を意識する

先に定義をしておくと、年収1000万円は売上ではありません。あくまでも税引き前の個人の収入として定義すると、個人事業の場合は確定申告の税金の申告書上、法人であれば役員報酬として月額84万円以上になります。

まず事業の中での利益を理解する必要があります。事業を行うと売上が発生します。その売り上げには原価が発生しており、その原価を引いたものが売上総利益(粗利益)になります。その後必要経費を引いたものが営業利益となり、この営業利益が1番大切な数字になります。

例えば、

1億円(売上)ー5000万円(原価)ー4000万円(販売管理費)=1000万円(営業利益)

のような感じですね。

そのほか経常利益や税引後等もありますが、個人事業も含めて多くの方はこの営業利益を意識していれば十分です。

少し雑な言い方になりますが、法人の方が役員報酬0でこの営業利益を1000万円以上出していれば、個人の役員報酬で1000万円取っても会社は継続できます。(厳密には役員報酬は販管費となりますので営業利益の前に控除されます)

つまり年収1000万を維持する為にはその営業利益を出すために今行っている事業で、どのくらいの売上が必要なのか理解しているかと言うことになります。事業を行っている人は基本的にみなさん売上を上げる為に努力をしているので、非常に売上に対しては敏感であり売上が1番大切だと思い込んでいます。お金というのは日々流れていくものなので、売上をあげているといつの間にか1000万円の年収に達したという人もいらっしゃると思います。

ただ、それは偶然に達しただけであり、次年度が同じことが起こるとは限りません。業種によって様々ですが、多少売上が下がってもその水準でいられる為には、営業利益を確保するのに何が必要かを明確化しておく必要があります。

2、経費と税金をどう捉えるか

よく事業を行うと、活動費を経費計上するということも聞くようになるでしょう。

しかしながら、年収1000万円に到達するまでは、ぜひ経費は自分のお金が出て行ってるだけという認識を強く持って欲しいと思います。経費を計上するメリットはあくまでも税金を減らすということだけです。それ以外には単にお金が減っているだけですし、はっきり言って1000万円以下の年収の方の節税効果はそこまで大きくありません。

税金は意識したほうが良いとは思いますが、自分にかかる税金の種類は何があるのか、それは年収がいくらの時にどのぐらい税金が掛かるのか、それはいつ支払いが発生するのかということを意識するくらいで十分です。ぜひ税金は、最初はしっかり払うつもりで事業を行なってください。税理士の先生がいう保険や、減価償却の活用等も確かにお金を残す上では重要な施策の一つですが、そこを意識するあまり、現金化しにくかったりしてキャッシュフローを悪化させることもよくあります。

3、個人と事業のお金

事業のお金と個人のお金を混同するケースも非常に小規模事業者には多いです。経費というよりも自分の生活を事業資金で賄ってしまい、自分にお金があるように錯覚するケースです。

この場合、わかりにくいとはいえ、できる限り事業の資金と個人の資金を明確に分けておく必要があります。特に最近はクレジットカードもほとんどの方がお持ちだとは思いますので、個人と事業でクレジットカードや銀行口座は分けておくと良いでしょう。

まとめ 年収1000万円で豊かな人生を送るために

今まで年収1000万円を維持している事業主の方々は、みんな自分の事業に自信を持っています。そしてそれは自分だけではなく、家族を中心とした周りの人や社会に対しても貢献をしている事業を行なっているという自信です。事業を行うというのは確かに儲けも大事です。

しかしながら儲けることだけを意識して他への貢献や事業への自信をないがしろにしてしまうと、それは一瞬の到達で終わります。正直、このような方が非常に多いのも事実です。

上述をまとめると、今の事業そして個人においていかにお金についてある程度自分で把握ができているかということになります。

これができていると事業への自信を再確認することができ、年収1000万円を維持できているのだと私は思っています。

今このあたりの年収を維持し、なおかつ上を目指している、もしくはここに到達しようとしている事業主の方は非常に多くなっています。

その方々がやはり次のステップで私にどのように事業と個人のお金を管理し配分していくのかという相談を多く受けます。

お金の相談というとお金を増やしたり、守ったりというイメージが強いかと思いますが、私はどのくらいの割合で事業と個人でお金を配分していくのか、また管理としてどうやっていったら良いのかということについてもアドバイスさせて頂いています。また他の士業の先生との連携も強く行なっていますので、より深く専門性が必要な場合はこちらから合う方をご紹介したりもしています。この時代に私のようなファイナンシャルプランナーは個人においても事業においても「総合的なかかりつけ医」のような役割として多くのお客様に満足頂いています。

もし、そのようなご相談がありましたらぜひこちらのドリームゲートの内よりお問い合わせください。

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 永田 智睦

会社のお金だけでなく事業主の個人のお金のサポートを手厚く行う永田アドバイザー。豊富な経験をもとに、中立的な立ち位置から的確なアドバイスをいただけるでしょう。

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