起業の心得:ゲンイチ第40回 社長の仕事『無駄遣い』

起業家インタビュー

執筆者: ドリームゲート事務局

僕が上海好きって有名ですよね(笑)。最初に上海に行ったのは1995年、41歳の時です。「あと、10歳若かったら、30やったら、このまま、ここでビジネスするのに…」って思った記憶があります。その次に来たには2001年の9月でした。あの9.11のニュースを上海のパブで聞きました。それから丸3年で20回以上、上海を訪れました。最近でこそ、少し落ち着いて来ましたが、何回来ても、飽きない町です。その都度、新しい発見があるし何かが変わっています。その変化が楽しくて楽しくて(笑)。現地に駐在オフィスを作ったり、去年の4月から上海の日本人向けフリーペーパー「コンシェルジュ」に元気な日本人社長を訪問する連載を持っています。

あっちやこっちで上海の話をするので、いつの間にか上海通になってしまいました。上海ネタで講演依頼が来たりします(笑)。どんなことでも、人より凝ったら仕事になるもんですね。それと、今月ですが、日系企業向けにウェブ制作とシステム開発を提供する会社を立ち上げました。これも、上海でのご縁があってのことです。

社長の仕事に「無駄使い」っていうのがあります。僕の上海は僕の会社、(株)ベンチャー・サポート・ネットワークにとってはまったくの「無駄遣い」です(笑)。僕的には上海はおもしろい街で、ビジネスチャンスがごろごろ、ころがってると思うのですが、社員にはまったくもって説得力がない話です。「何をどうしたいの?」って言われたら「なんかあるやろ」としか答えられない時期が2年続いていました。こんなことは社員にはできません。「おもろい」っていう理由だけでお金と時間を無駄遣いできるのは社長だけです。でも、ビジネスチャンスっていうのはそういうものなんです。経営者の勘というのか、理屈でないところでチャンスは動いています。僕の経営者としての危機感がそのアンテナを尖らして、そして、上海にロックオン。一度ロックオンしたら離さない。これがチャンスをものにする社長の仕事です。

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