起業の心得:ゲンイチ第48回 一喜一憂

起業家インタビュー

執筆者: ドリームゲート事務局

「まーくん、わかるか、男は一喜一憂したらアカン」こう教えてくれたのは亡くなった親父です。小学生ぐらいの話です(笑)。意味はわからなかったけど、親父がよく言っていたから言葉は知っていました。親父が何を言いたかったのか?意味がわかったのは30ぐらいですが、なんとかできるようになったのは最近です。
仕事もそうなんですが、人生も同じです。うまくいったからとその都度喜んで、失敗したからって毎回落ち込んでいたら、ものが見えなくなって、大事なところで判断を誤ってしまいます。手放しで喜んだり、思いっきり落ち込むのは2~3年に一度ぐらいは仕方ないとして、起業家はいつも冷静でないといけません。勝つべくして勝って、負けるべくして、負けているのですから、一々、喜んだり、落ち込んだりしていてはダメです。(難しいけど…(笑))
「吉田さん、もっと喜んで下さいよ」とか「吉田さん、悔しくないんですか」と言われますが、そら、嬉しいし、悔しいけど、がんばって自分をコントロールしようと努力しているのです(笑)。
「一喜一憂したらアカン」と言うことは「いつも、冷静でいろ」ということです。嬉しさとか、悔しさと一緒に何かを判断したら間違います。
NHKで「イチローの記録への何とか…」って番組をしていました。見られた方も多いと思います。彼はこの番組の中で「必然のヒット」っていう話をしていました。野球解説者が「つまった当たりですが、コースがよかったのでヒットになりました」って解説するけど、ひょっとしたら、ヒットにする為につまらせて、コースを狙うことだってあるよ、なんて話だったと思います。偶然にヒットになったのではない。そのヒットは必然やったという話です。つまり、勝つべくして勝つ、負けるべくして負ける。ということです。だから、彼はいつも冷静です。当たり前に一々喜んだり、悔しがったりしません。そして、彼は記録に近づいた時の心境を「一本のヒットが可能性をめちゃくちゃに大きくし、一本の凡打が可能性を限りなく小さくする」そんな意味のことを言っていました。そのプレッシャーの中でも彼は一喜一憂しない。イチロー選手がヒットを打っても笑顔を見せない理由はそこにあったのです。

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