起業の心得:ゲンイチ第72回 起業機会の発見と創出

起業家インタビュー

執筆者: ドリームゲート事務局

先週に続いて、バブソン大学のティモンズ博士のお話です。彼の「ベンチャー創造の理論と戦略」(ダイヤモンド社1997 年)は、ベンチャービジネスのバイブルって話は先週にしましたよね。その彼は、ベンチャービジネスが成立する為の要素として「機会」「チーム」「資源」の三つを定義しています。そして、この三つの中で一番大切なのが、機会の発見と創出だと言っています。ベンチャービジネスとはこの機会を事業にする為に組織と経営資源を獲得するプロセスだと言ってるんです。

こんな風に書かれています。「アントレプレナーシップとは、実際に何もないところから価値を創造する過程である。言い換えれば、起業機会を作り出すか、適切にとらえ、資源の有無のいかんにかかわらずこれを追求するプロセスである」と。
これって、勇気が出る話ですよね。ビジネスはアイデア、機会から始まると言ってます。決して、お金とか、仲間など組織や資源から始まらないよって。つまり、機会を発見、創出できるなら、誰にでもチャンスがあるってことです。

こんなことも書いています。「第三者からは混沌、矛盾、混乱としか見えない起業機会を察知し、必ずしも自分が所有するとは限らない経営資源を利用して、自らが信じる起業機会を追求する」。これも勇気が出る話ですよね。僕は、みなさんからたくさんのビジネスアイデアやプランを見せていただく機会があります。火星旅行のアイデアから小さな焼鳥屋まで…。
でも、いつも、新しいアイデアとは混沌としていて、矛盾だらけで混乱していると思っています。

つまり、「え、そんなの無理!」ってアイデアはないことになります。
だから、僕はどんなアイデアも肯定するところから入ります。どんなに新規性が高いアイデアでも、実現可能性が0ってことはないのです。
しかし、その事業の収益性、成長性、市場性、継続性はどうか?というとこれは別の問題です。
「そんなの、単なるアイデアでしょ…」ってよく言いますが、すべてはこの単なるアイデアから始まります。みんな自信を持って下さいネ。

それと「必ずしも自分が所有するとは限らない経営資源」。そうなんです。ほとんどの場合、他人が持っているのです(笑)。お金は銀行にあって商品はメーカーにあります。技術は工場に、そして、僕にあるのはこのアイデアとこれを実現する情熱です。必要なものは、みんな他人が持っています。この他人を説得し、協力者にする力がアントレプレナーには必要です。

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