【最新】学生起業家に大切なこととは?Z世代の活躍と起業ノウハウまとめ

事業計画

執筆者: ドリームゲート事務局

1990年代後半から2000年代に生まれた「Z世代」の諸君。あなたは、「正しい起業準備」ができているだろうか?ここに訪れるあなたは何らかの形で「起業」に興味があり、この記事を読んでいることだろう。

15年以上、起業家と各分野の専門家たちとともに、「日本に起業文化を確立する」というビジョンに向けて走ってきた我々ドリームゲートが、これからの「学生起業」のリアルや起業準備の在り方について詳しく説明していく。

学生起業にまつわる現状

学生起業とは?

「学生起業」とは、「学生が自ら事業を起こす」ことを指している。自分の目指す世界観の体現のためにサービスを立ち上げたり、社会課題を解決するためのNPOを設立したりなど形は様々だ。

会社設立について

会社設立は、2006年5月に「新会社法」が施行されたことにより、現在は「株式会社」「合同会社」の二つのやり方がある。学生起業において設立コストを考えると「合同会社」のほうが一見よく見える。だが、株式を発行しない合同会社では、会社として大きくスケールしていくことは難しくなるだろう。もし、IPOやM&Aを考えていて、事業をスケールさせていきたいのであれば「株式会社」での設立をお勧めする。

「会社設立」について詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してほしい。

https://kaigyou.dreamgate.gr.jp/qa/kaigyou/setsuritsu-touki/3066/

学生起業の現状

以下の抜粋を見てもらえればわかるが、日本の学生で「起業」を志す人の割合はまだまだ世界と比べると少ない。

参加国全体(世界50か国、1082の大学)では、卒業 5 年後に起業家になることを希望する者が 38.2%であるのに対し、日本 は 8.8%にとどまっている。起業準備中の起業家予備軍は全体で 21.9%、日本の学生は 12.8%であった。 また、既に起業している者の割合は全体で 8.8%であるのに対し、日本の学生は 1.3%と少ない。

【大学生の起業意識調査レポートー法政大学経営学部教授 田路則子ら】より抜粋

学生起業のメリット・デメリット

学生起業には多くのメリットが存在する。その一方で様々なデメリットが存在するのも確かだ。学生起業のメリット・デメリットについて徹底解剖していく。

学生起業のメリット

バーンレートが少なくて済む

「バーンレート」とは、会社経営をするにあたって発生する1か月あたりに消費するコストのこと。起業仲間が学生であれば大学で打ち合わせをすることが可能であり、起業準備時などもコストを最小限に抑えて準備ができる。

バーンレートが少なくて済む学生起業は、その分コストを事業やプロダクトに投資することができ、より早く成長していけるメリットがある。

学生をターゲットにしたビジネスモデルに強い

「学生起業」をするなら、学生をターゲットにしたビジネスモデルがおすすめ。市場調査、顧客ニーズ調査も含めて、学生である強みを十分に活かすことができるからだ。 自らが日々学生として過ごす中で感じる痛みや課題を解決することは、日本中・世界中の学生の痛みを解決することに繋がる。

将来的に副業として事業を回すこともできる

大学在学中などに起業をし、ある程度の収益が回る場合、就職後もその事業を副業として続けることもできる。近年では、働き方改革の一環として副業が解禁された背景もあり、実際に多くの企業が副業を解禁している。将来の副業として、スモールビジネスで起業するのもいい。

大学をフル活用できる

学生であることによって、大学にいる様々な分野のスペシャリストである教授に話を聞いてもらえる。それだけでなく、もし経営やビジネス領域の授業を受けられるのであれば、実践を行いながら、質のいい情報を得ることができる。

失敗も「経験」として評価され、就職のネタになる

起業には失敗がつきものだ。だが、学生起業はその「失敗」が就活では大きく評価される。

会社の登記を行うだけでなく、自身の事業をスケールさせるために努力をし、戦略に基づく行動をしてきたその姿勢と経験は間違いなくあなたの力となる。

学生起業のデメリット

経験や専門知識がない

社会人経験の少ない学生が起業する場合、実績がある優秀な社会人のメンターや実際に学生起業した経験のある人から学ぶことが必要だ。起業をするのであれば、サービスを磨き上げ、事業を成長させていくことが何よりも重要なことになる。もし、学生起業を志すのであれば、実績があり、優秀な社会人のメンターを見つけるといい。

学業が疎かになる

学生の本職ともいえる、学問を究める時間が少なくなる。「学校に行かない」という選択が必ずしもいいものとは言えない。学生起業で成功している人でも、学校に通いながら自分の事業を立ち上げている人も多くいる。自分自身はどうするべきなのか、学業とどう向き合うのか、学生として一度しっかり考える時間を作るのも大切だ。

友達と過ごす時間が少なくなる

学生の時期を起業に費やすということは、友達と遊んだり、旅行に行く時間が必然的に少なくなる。周りの友達がワイワイ遊んでいる姿が羨ましく思うかもしれないが、それを我慢して、自分が作るプロダクトの成長にコミットした起業経験は必ず自分がこれからの社会で生きいくための糧になるだろう。

資金調達が行いづらい

社会人経験が少なく、実績もない学生は民間金融機関から融資を受けることは比較的難易度が高い。学生起業に挑戦するにあたって、公的機関からの融資を検討するのであれば、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」など無担保・無保証で自己資金の約10倍の資金を調達することが可能だ。

しかし実際には、実績がある社会人でも公庫からの借り入れは、借り入れ額の1/3程度の自己資金が必要だ。基本的に資金調達には、資本政策なども含めた事業説明が求められるので、プロダクトを作り込むだけでなく、需要の根拠や市場価値なども示せることが必須になる。学生起業家にとって有効な資金調達の仕方については後述する。

デジタルネイティブ世代 ~Z世代の学生起業の最新事例~

デジタルネイティブ世代というのは、生まれた時よりIT製品が普及している環境に育った世代を表しており、その中でも、1990年代後半~2000年初頭に生まれた世代を「Z世代」という。Z世代の学生起業家たちが新たに生み出すサービスを紹介しよう。

Follop

岡山大学工学部3年の富山 知輝さんを代表とする株式会社Follopが開発したサービス。

「個人の価値が評価される時代を創ること」をビジョンに掲げ、マイクロインフルエンサー事業を中心にサービスを展開中。

ECOLOGGIE

早稲田大学商学部4年の葦苅 晟矢さんが展開する「コオロギの大量繁殖技術と養魚飼料としての普及で食糧問題を解決する」プロジェクト。食糧問題を解決する未来食といわれる昆虫。ニッチな産業から大きな社会課題の解決を目指すスタートアップだ。

Picable

人類の価値観を変えるサービスを創りたいと志す慶応義塾大学大学院に通う小島貴之さんを筆頭に立ち上がったサービス。「離れていても、一緒に楽しむ」をコンセプトに動画やWebなどをリアルタイムで同期しながら楽しむことができるアプリを開発。今後の活躍に大きく期待したい。

PoliPoli

「テクノロジーで国家システムを再構築する」をミッションに活動する株式会社PoliPoli。

あなたの課題を政治家とみんなと解決するアプリ「PoliPoli」をリリースし、政治家と国民の距離を縮める新しいサービスだ。多くの自治体とのコラボもしており、2019年1月16日にはアプリをリニューアルし、UI/デザインが一新された。代表の伊藤和真さんを筆頭に新しい社会へ向けて奔走する大注目のスタートアップだ。

Taimee

一人一人の時間を豊かにするというビジョンをもとに立教大学経営学部4年の小川嶺さんが立ち上げた「すぐ働けてすぐお金がもらえるワークシェアリングサービス『Taimee』」は現在急成長を遂げている。2019年10月末には総額20億のシリーズBにおける第三割当増資による調達を行った。

最近では「タイミートラベル」という旅気分で働きながら現地の人と触れ合い“第二の故郷をみつける”ことができる新サービスもリリース。

「Z世代」ならではの起業準備の仕方とは?

SNSの活用

Yentaの活用で広がる人脈

学生起業において、「社会人とのつながりが少ない」という点は大きなデメリットの一つである。その問題を解決するためには、ぜひこのyentaというアプリがおすすめだ。完全審査制によるAIビジネスマッチングアプリで質のいい出会いを体現している。起業後に出資を受けるエンジェル投資家との出会いやメンターとの出会いなど優秀なビジネスマンと出会うためにはもってこいのアプリだ。

「ビジネスを加速させる出会い『yenta』」

SNSの情報発信や情報収集

最近では日本のビジネスマンのFacebookからTwitterへの移行が始まっており、Twitterからの採用だったり、情報収集を行う人も増えてきている。スタートアップの経営者やベンチャーでバリバリ働いている社会人の方々も含め、自己ブランディング目的で利用している方もかなり増えてきている印象だ。

Twitterは投稿の文字量に制限がかかっており、1つの投稿がまとまっていてかなり見やすい構造になっており、情報鮮度や情報内容が濃く、これから起業をする、または起業している学生にとっては必要不可欠なツールの一つである。

資金調達について

起業し、会社を経営していくことになると、必ず必要になってくるものの一つとして「資金」がある。人を雇ったり、税金を払ったり、サービスをスケールさせたりするためには、この資金が必要だ。この会社経営においてとても重要な資金を「学生起業」の場合どう調達したらよいのか、詳しく説明していきたい。

クラウドファンディングによる資金調達

クラウドファンディングとは、「インターネットを通じて不特定多数の人たちに資金提供を求め、自身のプロジェクトや事業に共感した人からお金を募る方法」だ。

クラウドファンディングの種類は4つほどある。

  1. 「購入型クラウドファンディング」:自身のプロジェクトに必要な目標額と出資期限を設けて、支援者を募る。金銭以外のリターンが設定されているのが特徴。
  2. 「寄付型クラウドファンディング」:NPOや研究機関、地域活性プロジェクトなど社会貢献度の高いプロジェクトを中心に寄付を募るクラウドファンディング。
  3. 「融資型クラウドファンディング」:不特定多数の出資者からの資金を借り手に出資して、その投資家に対して、分配金をつけて資金を返済するクラウドファンディング。
  4. 「株式型クラウドファンディング」:企業が資金調達を行うために、未公開株を提供する代わりに出資を募るクラウドファンディング。IPOやM&Aを目指す企業が出資を募るが、まだ日本では実績がないのが現状だ。

学生起業において、クラウドファンディングという資金調達方法はかなり魅力的だ。民間金融機関などから出資を受けづらい背景を考えると、ぜひ利用したいサービスの一つである。

エンジェル投資家やベンチャーキャピタルからの資金調達

学生起業において、一つの重要なポイントでもあるメンターの存在。ベンチャーキャピタル(以下VCと略)やエンジェル投資家の実績あるところから出資を受けることで様々なサポートを受けられるメリットがある。また、VCからの出資だと事業提携先の紹介を受けることができるのも大きなメリットだ。学生起業家に多く出資しているVCもあるため、調達の時にはVCからの調達も視野に入れたいところだ。

バイト、インターンなどで最小限の資金を集める。

学生起業のスタートは基本スモールビジネスから始めることが好ましい。バーンレートが少なくて済む学生起業はコストを最小限に抑えることができるため、バイトやインターンでお金を貯めることも有効な資金調達方法である。

ビジネスコンテストでの入賞

ビジネスコンテストで入賞することで、何も担保にすることなくお金をもらうことができる。それだけではなく、コワーキングスペースの無料貸し出し権や出資企業先の紹介などの特典も魅力的だ。ただし、自分のビジネスモデルを公開し、ビジネスモデルを盗まれてしまう可能性があることも把握しておきたい。

学生起業において大切なこと

Why?を突き詰めること

私はなぜこのサービスをやるのだろう。なぜ起業したいのだろう。その問いを何度も自分自身に説いてみることをお勧めする。もし、仲間がいるのであれば、チームとしてその思想を何度も考え、自分たちが目指す世界観の意思統一を図ることが何よりも大切だ。

なぜこの「Why」が大切なのか。チームの中で事業の核となるビジョンが共有されていないと、ピボットの方向性の相違によってチームが分裂してしまったり、自分がどこに向かって走っていけばよいのかわからなくなり、目的を見失ってしまうからだ。

時間を無駄にしない

ここに訪れている学生起業家の卵たちは、すでに気付いているだろうが、学生というブランドを有効活用できるのも「学生」であるうちだけだ。学生起業家というだけで、メディアの露出も増えたりなど様々な利点が多く存在する中、そのバリューを使える期間はとても短い。もし起業を本気で志すのであれば、さっそく準備を始めよう。

たくさんの「人」に会うこと

これからの時代、起業を志さなくとも「つながり」という社会的な資本は大きな価値となる。学生時代に何かを目指し、アクションを起こし、たくさんの人と出会い、つながりを創ること。起業を志すのなら、なおさらこの「つながり」は資産となり、起業後の事業を加速させるためには必要不可欠なものとなるだろう。

まとめ

今回は「学生起業」に焦点をあてて、起業家の紹介を行ったり、リアルな学生起業の準備の仕方、起業において大切なことなどについて記事を書いてきた。どんどん社会構造が変化し、第4次産業革命も起こりつつある今、物心ついたころにはIT社会で生きていた「Z世代」は、これからの社会で大きなバリューを発揮することだろう。我々ドリームゲートでは、学生起業家が活躍しやすい環境を整えるためにも活動している。法務や会計のプロ、会社設立のプロなど様々な領域のプロフェッショナルが相談に乘ってくれる。もしあなたが学生起業家の卵ならば、ぜひ一度相談してみてほしい。

https://www.dreamgate.gr.jp/kigyou_soudan_top/

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