店舗ビジネスで無料MEO対策は当たり前!自分で集客するための3つのポイント

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 井上 健士

WEBマーケティングややホームページ制作を通じて集客の支援をしているACABA株式会社、ドリームゲートアドバイザーの井上です。

実店舗を持っているビジネスでは、MEO対策は必須の集客方法となっています。MEOとは第1章にて説明する無料のGoogleマップ対策です。最初に自社のビジネス情報を登録して終わり、という店舗が多い中、競合と差別化を図るにはMEO対策はいま最も力を入れるべき集客方法と言えます。

この記事では、MEOで集客するための3つのポイントと注意点についてご紹介します。

店舗ビジネスの集客に使えるMEOの利用率

MEOとは

まず、MEOとはMap Engine
Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略で、Googleマップで検索した際に上位表示されるために様々な施策を行うことです。

Googleマイビジネス(以下、マイビジネス)から無料で登録できますので、誰でもすぐに始めることが出来ます。

Googleマップのユーザー利用率は83.1%

GMOTECHが20~60代の男女1,000人に実施した調査によると、「あなたは検索やアプリでGoogleマップを利用したことはありますか」との質問には、83.1%が「はい」と回答しました。

Googleマップ上の情報をお店選びの参考にしているのは42.1%

同調査で、「あなたはGoogleマップ上の店舗情報、クチコミ情報などをお店選びの参考にしたことはありますか」との質問では、42.1%が「はい」と回答しました。

Googleマイビジネス経由での店舗予約は18.9%

同調査で、「あなたはGoogleマイビジネス経由で、予約もしくは電話をしたことがありますか」との質問では、18.1%が「はい」と回答しました。

これらのデータより、8割以上が利用したことのあるGoogleマップの情報で自店舗が上位に表示されれば、検索した人の4割以上に対して自店舗のPRが可能になるということです。そしてその中から予約や問い合わせされる可能性が高まる、ということになります。

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店舗経営者がMEOで集客できる理由

Googleの検索記事より上位に表示されるから

現在、MEO対策を行えばGoogleマップだけでなく、Google検索にも良い影響を及ぼします。

「恵比寿駅 ランチ」で検索したところ、検索の1位、2位はグルメサイトでしたが、その直下に地図とお店の情報が表示されるようになっています。飲食店などは、地名検索だと比較サイトが上位を占めてしまう中、店舗名が検索結果に表示されます。

店舗の写真・口コミが参考にされているから

(株)エフェクチュアルが2022年11月に行った調査によると、全国の10~50代の男女300名に対し、「Googleマップに掲載されている店舗情報の何を参考にしますか?」との質問に対して、経路案内だけでなく、写真(50.5%)、口コミ(44.7%)も店選びの参考にされていることが分かりました。

それではこれから、検索で上位表示される3つのポイントについてご紹介します。

【集客ポイント1】Googleの方針を理解する

Googleマップの検索で上位に表示されるためには、Googleが公式に発表している方法を知る必要があります。それが以下の4点です。

ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる

マイビジネスの情報を充実させ、ユーザーにとって魅力的なものにすることで、自店舗の情報が表示される頻度を最大化できます。一度登録したら終わりではなく、新しい情報を発信し、更新していくことが大事になります。

関連性

ユーザーが検索したキーワードと、自店舗のマイビジネスの情報がどれくらい関連しているかを示すのが関連性です。ユーザーがどのような検索をしているのか?検索の多いキーワードは何か?を把握して、そのキーワードをマイビジネスに掲載しましょう。

ユーザーがどのような検索キーワードで自店舗のマイビジネスに来ているかは後述します。

距離

検索しているユーザーの位置情報と自店舗が近いほど、検索結果が上位に表示されます。従ってマイビジネスには正しく店舗の住所を入力することが必要です。

視認性

視認性とは店舗の知名度のようなもので、視認性が高い、つまり多くの人に店舗がどれだけ知られているかが重要です。これは主に3つの方法で改善できます。

  1. 口コミの数を増やす(顧客に口コミを書いてもらうよう依頼する)
  2. 自店舗の情報がSNSで多くの人にシェアされる(シェアされるようSNSに投稿する)
  3. 第三者メディアで自店舗の情報が発信されている(インフルエンサー等を活用する)
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【集客ポイント2】インサイト機能を使ってデータを分析する

インサイト機能とは

マイビジネスを登録した後、自社のマイビジネスにどのくらいの人が見てくれたか、などの様々なデータを無料で知ることが出来ます。それがインサイト機能です。

マイビジネスを登録すると、自分のページに下のような画面が表示されるようになり、パフォーマンスということをクリックすると、様々な情報を知ることが出来ます。

見るべきデータ

データの種類はいくつかありますが、特に下記のデータを確認して下さい。

  • マイビジネスの閲覧数
  • マイビジネスの表示につながった検索内容
  • 通話・メッセージ・予約の数

閲覧数を見て、マイビジネスを見る人が増えているか減っているか全体の傾向が確認できます。

マイビジネスの表示につながった検索内容というのが、前項の「関連性」でお伝えしたキーワードです。このキーワードとマイビジネス内で使っている言葉を一致させる必要がありますので、確認してみて下さい。

通話・メッセージ・予約の数というのは、マイビジネスから申込された数に近い数字になります。例えば閲覧数は増えているのに、この数字が下がっているようであれば、更新情報の内容の改善が必要だということになります。

このように、データの結果に基づいてマイビジネスの情報を改善したり、情報を更新することで、検索順位の改善につながります。

【集客ポイント3】自社のホームページへ誘導する

マイビジネス上で様々な情報を掲載することは可能ですが、googleマップ上でのユーザーの情報の見やすさ、探しやすさで言えば、自社のホームページの方がユーザーの使い勝手は良いです。

従って、マイビジネスを入口としてホームページに誘導し、ホームページから問い合わせをしてもらう、という導線を作って集客する方法も有効です。

MEO集客の注意点

MEO対策を始める前に注意すべき点を押さえておきましょう。

即効性はない

マイビジネスの情報を充実させたり、写真をアップしてもすぐに順位改善の効果は得られません。効果が出るまでは3カ月程度と言われており、長い目で見ながらマイビジネスの内容を改善していく意識が必要です。

悪い口コミを書かれることがある

様々な価値観を持ったユーザーがいますので、悪い口コミを書かれることもあります。

しかし悪い口コミが書かれた場合、その内容に誠実に返信することが大事です。ユーザーの不満に対して店舗側がどう思っているのか、改善するつもりはあるのか、などのユーザーは店舗側の姿勢を見ています。指摘してもらった点は謙虚に受け止めつつ、店舗の改善に活かすつもりで活用していきましょう。

中小の学習塾ほどMEOで集客すべき

筆者は学習塾のWEB集客を得意分野としていますが、中小の学習塾ほどMEO対策をした方が良い理由をご紹介します。

保護者は近くの塾に通わせたいと思っているから

人や車の多い通りに面している塾、大きな看板を掲げて地域の人から認知がある塾であれば良いのですが、そうでなければ地域の保護者から塾の存在を知ってもらうことが大事です。

子どもの安全を考えると、保護者としては出来るだけ自宅から近く、安全な塾に通わせたいものです。自塾と同じ地域に住んでいる保護者が「近くの塾」と検索して自塾が表示されることが、近くに塾があると知ってもらえる第一歩となります。

口コミが無いと保護者の選択肢から外れるから

塾選びの際に塾専門の口コミサイトで情報収集をする保護者もいます。

しかし、そのような口コミサイトでの中小の塾の口コミは数件の投稿があるかゼロで、保護者はどのような塾か分かりません。どのような塾か分からないと、保護者の選択肢から外れてしまいます。

飲食店を探す時に、口コミの無いお店は選ばないし、深く調べようとしないことと同じです。

多くの塾が取組めていないから

試しにGoogleマップで自塾の近くの塾を検索してみて下さい。競合の塾は検索結果として出てくると思いますが、口コミが2桁以上ある塾は数える程度しかないと思います。

他塾が取組めていない今がチャンスです。

まとめ

店舗経営者の多くは、マイビジネスに登録はしているものの、MEO対策として集客に取組んでいる店舗は限られています。MEOは時間こそかかりますが、無料かつ効果のある集客ですので早めに取組を始めることをおすすめします。

しかし、検索上位に表示させるために情報を更新したら良いのは分かるが、何の情報を投稿したら良いか分からない、自社のインサイト機能でデータを見たが、何から改善したら良いか分からない、など疑問や不安がありましたらご連絡頂けたらと思います。

その他、WEB集客に関して悩みや困ったことなどありましたらお気軽にご連絡下さい。無料相談も実施しておりますので、お気軽に活用下さい。

執筆者プロフィール:ドリームゲートアドバイザー 井上 健士(いのうえ けんじ)/ACABA株式会社

塾の生徒数が増えない、集客に自信がない、そんな方へWEB集客を中心に生徒数拡大のお手伝いをしている井上アドバイザー。親切・ていねいに的確なアドバイスをくださいます。塾に限らず子ども向けスクール・教室の経営者からも信頼されています。

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