講師・塾・先生業の集客に必要なホームページのコンテンツとは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 井上 健士

WEBマーケティングやホームページ制作を通じて集客の支援をしているACABA株式会社、ドリームゲートアドバイザーの井上です。

「集客に今さらホームページ?」と思われている方もいると思います。SNSに特化した方が良い業種もありますが、自分のスキルや経験・知識を商売にしている、講師・塾・先生業ではまだホームページで集客が効果的です。

また、「ホームページから問い合わせが少ないよ」という方もいますが、その多くはホームページのコンテンツ自体に問題があるなど、問い合わせを増やすにはコツが必要なのです。

この記事では、問い合わせの無いホームページの特徴を踏まえ、集客のためにホームページに掲載すべきコンテンツが何かをご紹介します。

WEB集客の要はホームページ

ホームページが不要なビジネス

SNSだけで完結するビジネス、口コミサイトが強い業種ではホームページに力を入れる必要がありません。

例えば、SNSで購買を決める世代である10~20代をターゲットにしている商品やお店であればSNS集客に力を入れるべきです。また、飲食店などターゲットが日常的に口コミサイトを使っている業種であれば、口コミに影響するサービスや品質を高めることに時間をかけた方が効率的です。

講師・塾・先生業の特徴は?

この記事での「講師・塾・先生業」とは、コーチ・コンサルタント・塾・カウンセラー・税理士や行政書士のような士業など、自分のスキルや経験・知識を商売にしているビジネスを指します。

これらのビジネスでは、ユーザーが購入するポイントとして挙げられるのが、主に下記の3つです。

  1. サービス内容が自分の悩みを解決するか
  2. 実績、成果はあるか
  3. どんな人がサービスを提供してくれるか

もちろん、これに加えて価格や場所など他の要素もあります。しかしユーザーが上記の3点を知らないと、選択の候補にすらなれないことが多いです。なぜなら商品や体験などを提供する訳ではなく、「人」が無形のサービスを提供するからです。

ホームページはプラットフォーム

先ほどの3点について、全てSNSで情報提供しようとすると一つの投稿が長くなります。そしてSNSの情報はどんどん上書きされていくので、過去の情報はあまり見られません。しかし、ホームページだと情報を網羅的に記載でき、制限が無いので多くの情報を網羅的に掲載することができます。

SNSにホームページのリンクを貼ってクリックしてもらう、というようにSNSはあくまでユーザーの最初の接点にして、ホームページに誘導する。そこに詳しい情報を掲載して問い合わせにつなげる、という導線設計が大事です。つまりホームページをプラットフォームとして活用するということです。

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集客できないホームページとは?

専門用語が多い

特に士業などの先生業は専門用語を多く使うビジネスですので、一般の人が分からない言葉が多くなりがちです。また、「〇〇法で●●を解決」など提供するメソッドを皆知っているかのように紹介されているケースもあります。

一般の人が分からない言葉を使っていると、せっかく良いサービスでも内容が伝わらず、残念ながら問い合わせにはつながりません。

自分の伝えたいことだけを伝えている

自分がなぜこのようなサービスを提供しているか、などの想いをホームページに記載することは大事です。しかし、ユーザーがその想いに共感してくれたとしても、自社のサービスがユーザーの悩みを解決してくれるのか、願いをかなえてくれるのか、などユーザーにとって必要な情報を提供しないと問い合わせてくれません。

次より、ユーザーが欲しい情報は何か?という視点でホームページに載せるべきコンテンツをご紹介します。

講師・塾・先生業が確認すべき、ホームページの必須コンテンツ7選

1.特徴や強み

ユーザーは何かサービスを探している際に多くは複数の会社を調べ、比較した上で一つの会社に申し込みます。従って競合他社と比べて何が違うのか、何が良いかを知ってもらう必要があります。

「地域で〇〇が一番」「実績」という内容もありますし、士業だと「話しやすい・相談しやすい」などの人柄も考えられます。

しかし、本人が「他社との違いは明確だ」と思っていても、ユーザーが見るとその違いが分からないことがあります。友人などに自社に加えて競合の2社程度のホームページを見せてみて違いが分かるかどうか、自社に申し込みたいと思うかどうか聞いてみて下さい。意外に「違いが分からない」と言われるケースがあります。

2.特徴や強みを表す実績(数値)

特徴や強みを表す実績が数値として出ているのなら、それは大きくアピールすべきです。数字を出すことで説得力が増しますので、ユーザーとしては「この実績だったら、自分の悩みは解決されそう」と感じるからです。

数値化するのが難しいようであれば、顧客にアンケート取って満足度を掲載するなど、何かの形で数字があった方がユーザーにサービスの良さが伝わりやすくなります。

3.ユーザーにあったサービス内容

サービス内容にいくつか種類がある場合、「〇〇な人にはAコース」「●●な人にはBコース」など、どんな人がどんなサービスが向いているか記載があった方がユーザーに迷いが生まれません。例えば学習塾だと、基礎学力を身に付けたいは週4回コース、受験対策に集中したい方は週2回コース、と書いてあると自分に合ったサービスが分かります。

少しでもユーザーに迷いが生まれると、それだけで問い合わせをする意欲が下がってしまいます。

4.料金・価格

特にサービスの料金が高額になればなるほど、価格を記載していないとユーザーは不安で問い合わせしてくれません。後から高額な請求や追加の料金が発生するかも、と思うからです。

どうしても価格を掲載しづらい場合は、〇〇の場合は●●円から、など事例を使って最低価格を提示してみて下さい。

また、基本料金とは別にテキスト代がかかるなどの追加料金の有無や、〇〇の場合は費用が発生するということを明確に記載しておくことも大事です。

5.プロフィール

前半でお伝えしたように、サービスを提供するのはどんな人なのか?を知ることはユーザーにとって大事なポイントです。この人だったら信頼できそう、話しやすそう、質問しやすそうなど良い印象を持ってもらうプロフィールを記載しましょう。

一つのテクニックとして「失敗経験を入れる」というのがあります。「海外の大学を卒業し、MBA取得、大手企業を退職後に開業」のような華々しいプロフィールも良いですが、「〇〇で何度も失敗しましたが、その経験を活かして●●というサービスを提供しています」の方が共感を持つ人が多いです。

6.お客様の声

可能な範囲で顔写真や氏名などを掲載し、顧客の声を掲載すると良いです。ただ良いことばかりを記載してもらうだけでなく、「〇〇で悩んでいたけど●●になった」のように、事前の悩みを書いてもらうと、ユーザーは共感しやすくなります。

ただ、自社のホームページのお客様の声だけでは信ぴょう性に欠ける、と感じる方もいますので、特に店舗ビジネスの方はGoogleマップのサイトに口コミを記載してもらうことも大事です。

Googleマップの口コミについては、こちらに詳しく記載がありますので参考にしてみて下さい。

7.無料相談・無料体験のフロー

問い合わせの入口として、無料相談や無料体験を設定し、問い合わせのハードルを下げている方もいると思います。そのような無料相談や体験について詳しく説明してあると、安心してユーザーが申し込むことができます。

無料相談の申込み方、内容、事前に何か準備は必要か?しつこく勧誘されないかどうか、などです。

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ホームページのデータを分析し、改善することが大事

上記のようなコンテンツを掲載することで一定の問い合わせは増えるでしょう。しかし、ホームページは作って終わり、リニューアルして終わりではなく、作った後にデータを分析して改善していくことで集客につなげることができます。

自社の強みや特徴を記載することが大事だとお伝えしましたが、例えば「我々の強み」というページを作成したとします。そのページのデータを見ると、ユーザーの滞在時間が5秒でした。ページの滞在時間が5秒というのは非常に短いので、内容に問題があるのか、書き方に問題があるため改善する必要があります。

そのようなデータはGoogleのアナリティクスサーチコンソールで情報を得ることができます。

ホームページで集客し、経営を安定化させるために

ホームページに必要なコンテンツは分かったけれど、どのように掲載したら良いか分からない、Googleアナリティクスを入れている気がするけど、何のデータをどう見たら良いか分からない、などありましたらご相談下さい。

ホームページのコンテンツだけでなく、SNSなどのWEB集客についても無料で相談させて頂きます。

また、弊社では塾を中心としたホームページ作成を行っておりますが、先生業などのページの実績もございます。ホームページ作成後のアフターフォローとして、ページの分析と改善提案をするサービスを実施していますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

執筆者プロフィール:ドリームゲートアドバイザー 井上 健士(いのうえ けんじ)/ACABA株式会社

塾の生徒数が増えない、集客に自信がない、そんな方へWEB集客を中心に生徒数拡大のお手伝いをしている井上アドバイザー。親切・ていねいに的確なアドバイスをくださいます。塾に限らず子ども向けスクール・教室の経営者からも信頼されています。

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