起業の心得:ゲンイチ第77回 個性とは「変わらぬ」こと

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

変化するとは環境と自分との接点を探すことですよね。つまり、自分という根っこがしっかりしてないと、浮き草のように本当の自分が何なのか?どれなのか?わからなくなってしまいます。だから自分っていう根っこは変わってはダメです。
ここでお話を二つ。

一つ目。サラリーマン時代の話です。会議で課長が「事業部長のお立場では云々」みたいな発言をしました。その時、事業部長が烈火のごとく怒ったのです。「僕がいつ立場で仕事した。僕は機能で仕事してるんだ!」って。カッコよかったです。今考えると立場と機能がどう違うのか、微妙ですが?
立場が変わるたびに言うことの変わる人がいますよね。これってカッコ悪いです。なのにご本人は「いや~、立場が変わったからね~」なんて平気で自分を正当化しています。「それはいいけど、あなたの本心はどうなの?」って聞きたくなりますよね。

次の話。仙台に若新(わかしん)君という宮城大学の学生がいます。今3年生で1年生の時からDREAM GATEのエリアイベントやかばん持ち企画に参加してくれています。なぜか、僕になついて(笑)大阪の自宅にまで泊まりに来ました。ま、泊まりにくる学生は多いのですが…(笑)。

彼は福井県の出身なのですが、高校では相当のワルだったみたいです。ただ、自分らしく生きたいと思っているだけなのに、それが少し人と違うというだけで大人や先生から否定されていたようです。自分が自分らしくある為に宮城大学を選んでここ仙台にきました。「大学には勉強しに来たので」と、履修したすべての授業に出席しています。彼はサボりません。一人で教室に入って、一番前に座って、ガッツリ勉強して、一人で出て行くそうです。大教室で一番前の席にポツンと一人座っているヤツを想像してください。それが若新君です(笑)。友達はたくさんいるようですが、同じ仲間と群れるようなことはしないそうです。まだまだ駆け出しですが、1円起業で会社を作って事業もしています。

その若新君と久しぶりに会ったら、飛んできて、鉄砲玉のように話します(笑)。去年、彼女に振られて落ち込んでいたこと。そして、新しい彼女ができたこと(笑)。1年生の時は大学で浮いていたけど、最近はみんなが自分を認めてくれるようになったこと。次はこの自分をもっと磨かないといけないし、僕は僕らしく生きて、幸せにならないといけない。そして、その見本になりたいと。

変わらない変わった若新君がいました(笑)。それは個性です。どんどん成長(変化)していくんでしょうね。でも、彼には「自分らしく生きて幸せになりたい」っていう根っこがあります。

わが道を行くには起業家が近道かな…。

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