Vol.11 「リゾート」「ゴルフ」のマッシュアップから生まれたサイト「楽園ゴルフ」

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
脱線ついで第二 弾。たまには自社の種明かしということで、カフェグルーヴのつくるメディアのお話をしたいと思う。

 

 弊社がプロデュースする自社メディアの中に、『楽園ゴルフ』という、ちょっと変わったサイトがある。弊社のメディア群の中で、企画・構想からラ ウンチまで3カ月というスピードで立ち上げたメディアだ。今回はこのメディアの立ち上げ方について、ネタあかしをしていきたい。

モチベーション

 たまたまゴルフダイジェストオンライン(以下、GDO)の方々と、話す機会があって「女性ユーザーを取り込みたい」と「ディスカウントではない高 級商品を売れるようなメディアへ」という二つのニーズに遭遇。これは「何か出来るかも?」ということで、頂いた2つのニーズをヒントに考えたのが、弊社メ ディアで女性をターゲットにしているヴェリタとのコラボレーションだった。

マッシュアップ

 どのようにコラボレーションしていくか?というのは、なかなか料理のしがいがあるところである。今回、着目したのはヴェリタのコンテンツにおい て、リゾートに絡めた特集のウケが非常に良いという過去の実績だった。GDOとのコラボレーションということで、必ず取り込まなくていけないのがゴルフネ タである。私自身、リゾートがとても好きで、いつか仕事でリゾートに行きたいと常に考えていた。そこで、両サイトのキーワードである「リゾート」「ゴル フ」をマッシュアップして、「楽園でゴルフをする贅沢さ」というフレーズに行き着くのだった。もちろん、邪な考えとして、「タダでリゾートに仕事で行ける ぞ!」がサブテーマである。

プランニング

 私自身、ゴルフはそんなにしない。女性ユーザーに対しては、リゾートという好まれるワードに誘われて、イメージとしてゴルフに繋げるというような 導線を作ることができたらおもしろいのでは?と考えた。調べてみると、オフショアのリゾートは大抵がゴルフ場をかなりの数がある。安直なラインでは、単な るリゾート紹介から、ゴルフ場へという流れになるのだが、そんなことはしたくない。

 浮かび上がったのは、メディア全体の進行に時間軸を 付けることだった。そこにGDOユーザーをイメージ出来るような男性モデル、そしてヴェリタユーザーのような女性モデルを立てることにした。プロローグで 出会い、そしてエピローグで旅の楽しみを余韻に別れていく。旅というのはプランニングが楽しいものだ。そして、旅行中は吸収力に溢れて、ただただ感動す る。プランニングで勉強したウンチクなんて、道中では関係ない。ただ事実だけが素晴らしいはず。そして、旅の終焉に近づくほど、焦燥感が高まり、いつしか 気持ちの良い余韻へと繋がる。これらを、ウェブメディアで圧倒的なビジュアルインパクトとともに表現し、生きたコンテンツへと昇華させたいと考えている。

  そしてキャッチを考えた。

『 かつてゴルフはスポーツだった・・・

楽園、それは地球の財産

ゴルフ、それは私の財産 』

エクゼキューション

 意図したコンテンツをつくり上げるために、求められるクオリティとスピード。スピード感に乗って、クオリティを担保するには、外部の優秀なスタッ フをかき集めるに限る。カフェグルーヴのメディアは編集者やアートディレクターは社内スタッフだが、ライティングやフォトグラファーなどは、外部の素晴ら しいスタッフに支えられている。

 今回、チームは現場のディレクターである古田秘馬に頼むことにした。彼は楽園を楽園として追求するために、パッションを注ぎ込んでくれるスタッフだ。な んとパリダカを完走しながらも、太って帰ってきたという美食家でもある。いつも私のイメージを100%以上で返してくれて、そして現場を盛り上げてくれる 素晴らしい才能の持ち主だ。そして、フォトグラファーは2人にお願いすることにした。ニューヨークに電話して、たかはしじゅんいち氏にアプローチする。彼 はハリウッドのセレブを始め、チェルシーホテルの住人を撮り続けている、質感豊かなフォトグラファーである。そして、もう一人は岡崎健児氏である。若手な がらセブンシーズの表紙など、風景に艶を注入出来るフォトグラファーだ。
ライティングは、このコラムでもインタビューにて登場したイシコ氏にお願いする。旅を旅人の視点として書けるセンス、それは旅好きでないライターでは難しいことだ。こうした素晴らしいメンバーが集い、その1カ月後、私たちは宮古島に飛んだのだった。

 「リゾート」と「ゴルフ」をテーマに考えただけでも、色々なコンテンツが浮かぶ。今回はその一例が形になったケースである。『楽園ゴル フ』はすでに第六弾がスタートしている。過去のアーカイブを含めて、当初のコンテンツの方向性に一番近いのは第四回のプーケット編である。ミュージシャンの 男と、上海でバーを営む女が、プーケットで落ち合い束の間のゴルフを楽しむ。そんなストーリーである。もちろん、地球の財産であるプーケットにてである。

  以上を読んであなたはどう感じたであろうか。私は、コンテンツつくりで忘れてはいけないことは、つくる人間自身が楽しむことだと思っている。

 

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