Vol.03 不毛な「ブレーンストーミング」はすぐやめましょう!グループに最適なブレーンライティングとは?

事業計画

執筆者: ドリームゲート事務局

不毛な「ブレーンストーミング」はすぐやめましょう!グループでのアイデア出しが効率良くできる方法はこれです

なぜブレーンストーミングではないのでしょうか?

 Vol.1 では大量に、すばやくというコンセプトの「焦点発想法」を,Vol.2 では非常識を常識的に創出する「アナロジー発想法」を紹介してきました。私がお薦めするアイデア出しの必殺技第3弾は「ブレーンストーミング」、ではない「ブレーンライティング」です。

 この2つ、言葉は似ていますし、「皆で集まってアイデアを出し合う」ところも同じですが、やり方が全然違います。前者はアイデアを話すのですが、後者は書いて披露します。

 皆さん、今まではアイデア出し=「ブレーンストーミング」といった固定観念がありませんでしたか?世界的な知名度があり、数人のグループで知恵を出し合う手法としてこれ以外に知らないという方がほとんどです。いろいろ集めた情報などをもとに議論するにはいいのですが、全くのゼロから何かを生みだそうとして「批判せずに、自由に」の原則で始めてもなかなかうまくいきません。

 なぜうまくいかないのでしょうか?仲間と一緒とはいえ、他の人の前では「何かかっこいいことを言いたい」「こんなばかげたことを言ったら軽蔑されるかも?」「どうせ無理だろうな」と考えてしまう、それが足を引っ張るのです。幼少時から鍛えられてこなかった日本人には余り向いていない手法です。私は学生や企業人とのアイデア出しのためのブレーンストーミングというものをここ10年以上やっていません。焦点発想法やアナロジー発想法で事前に出してもらえば十分だからです。どうしても不足する時や急ぐ時はこのブレーンライティングで30分でユニークなアイデアをササッと出してもらいます。

 

手順(1)  グループ4~7人とテーマを決めます

 人数は2~3人でも8人以上でもできますが、余り少ないのも多いのもやりにくいものです。参加者は似たような方より、なるべく多彩な方が集まった方が盛り上がります。「書く」テーマは改善策や解決手段でもいいのですが、やはり「世の中にない新商品」を求める場合が最も面白く、また効果的です。

 

手順(2)  用紙を配ります

 図の例にあるような、縦3列、横6行の18個の(空白の)マス目がある用紙を1人1枚配布します。6人なら6枚必要です。

 

 

 

 

 

手順(3)  まず、商品についての願望や目標を各自3つずつ記入します

 例では「(通勤・通学用)電車」の画期的アイデアを出すべく「混雑しない」「静かで騒音が聞こえない」「暑くも寒くもない」という3つの理想(夢?)が書かれています。後の発想の出発点となりますから、「エアコン調整が微妙にできる」のように具体的に書きすぎるとやりにくくなりますので要注意。

 

 

手順(4)  5分ごとに紙を隣の人に回し、次々に発展形を記入します

 5分経ったら紙を回し、前の人が書いたことを読んで、それを発展させるようにアイデアを書いていきます。ヒントがそこに書いてあるので、結構速くできるものです。途中で行き詰まったら例のように2人以上前のマス目から矢印(→)で引っ張って来たり、横に太い罫線を入れて流れを停止させ、新たなヒントを記入して再スタートさせます。

 

手順(5)  終了したら、皆で検討します

 たった30分で終了しますので、最初の欄を書いた当人に戻します。6人なら3列×6行×6枚=108のマス目が埋まっています。皆で検討してみて下さい。ナンセンス、冗談、重複、全く不可能なアイデアを除いても、なかなか面白いアイデアが1枚に2~3件はあると思います。

 これを更に真剣に検討して、可能性のあるもの仮説案として残し、アンケート調査などで定量的に評価しましょう。

 いかがですか?アイデア出しもここまで来ると非常に立派な手法です。ブレーンストーミングでどんどんアイデアが出る方々には不要ですが、たった30分で仲間、社員の皆さんの知恵を集約でき、にぎやかにやれますのでなかなか楽しい方法です。是非お試し下さい。

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