Vol.2 2006年からの「ケータイ」ビジネス参入

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
わたしがこの先 ケータイ起業の狙い目だと踏んでいるのは、「見るからにネット的じゃないもの」と「いかにもネット的なもの」との隙間をケータイでつなぐ仕事です。

「ケータイ」起業の狙い目はどこにある?

 

 ひ と口に「ケータイ業界」といっても、もちろんさまざまなカテゴリーがあります。ソフト開発、ソリューション提供、サイトの企画・制作、コンテンツの企画・制 作、オークションや通販サービスの提供、広告代理店、サイト運用…。すでに大手IT系企業が「モバイル市場向け戦略会社」などを興しているカテゴリーも少 なくありません。WEB制作会社、広告代理店などは、比較的早い段階からケータイに特化した子会社をつくっています。

 「え? ちょっと 待って!」

  はい。

 「だとすると、すでにパソコンWEBの世界で実績を上げているIT企業に有利ということ?」「それに ケータイコンテンツプロバイダーと呼ばれる企業、しかも上場企業も含まれているのでは?」

 なるほど、そうですね。この大きなチャンスに ケータイのプロフェッショナル企業が黙っているわけありません。 

 「なんだ、ケータイの周辺に大きなチャンスがあるって、そういうこ と?」

 「じゃあ、そんなところで起業したって意味ないのでは!?」

 いえいえいえ! 

 そんな激戦カテゴ リーで大手IT企業のケータイグループと戦ってくださいということではありません(もちろん、競争激しい環境で戦ってみたいんだ、という方を引き止めるつ もりもありませんが)。

 わたしがこの先ケータイ起業の狙い目だと踏んでいるのは、「見るからにネット的じゃないもの」と 「いかにもネット的なもの」との隙間をケータイでつなぐ仕事です。ちょっと抽象的なのでわかりにくいでしょうか。たとえばこんなビジネ スです。

「(見るからにネット的じゃない)ショッピングバッグにバーコードを印刷して、(いかにもネット的な)メールマガジンの登録を促す ビジネス」

  ケータイはバツグンの普及率と、PC以上に利用者が使いこなしているデバイスです。「わたしは持ってないので」ということが まずないし、「メールってどうやって見るんですか?」という利用者からの質問を受ける可能性も極端に低い。それでいてWEBメディアの持つ機能を存分に利 用できるという特徴を持っています。

[ケータイの特徴]

●ケータイは、誰もがいつでも持っている(国内9000万台)

● ケータイWEBを窓口にして、問い合わせ、おしらせ、通信販売、クーポン、決済利用などの導入のキッカケを作ることができる

●ケータイに 届いたメールはほとんどの場合、受信から間もなく開封される。ほぼ必ず開封される

●利用者はメール、WEB、電話いずれの方法でもアク ションを起こすことができる

 PC-WEBを利用したビジネスは、相当なレベルまで深耕されているように感じてしまいますが、実は周囲を見 回してみると「WEBの空白地帯」があるのです。しかし、そこにケータイを絡めることで、ビジネスになることは案外多いことに気が付きます。 ほら、どうですか? そこに大きなチャンスがあるんです!

 

あなたの起業に「ケー タイ」を味方にしよう

 

 実は「ケータイで起業する」というアプローチだけでなく、「(非ケータイ的ビジ ネス)起業にケータイを利用する」という逆転の発想もあると思います。名刺にケータイ用のバーコードを印刷するだけでない、ビジネス上 のメリットはたくさんあります。ビジネスにメールマガジンを活用されているのなら、ケータイのメールマガジンを配信するとどんなメリットが期待できるで しょう。

 お客様とのコミュニケーションにDMを活用して効果を上げているなら、そのDMをケータイのメールで置き換えたらどんなメリット があるか考えてみてはいかがでしょう。あるいはお客様からの声を拾うのに、ケータイWEBを利用してはどうでしょう?(予想とは裏腹に、PCのメール以上 に書き込みの多いフィードバックがあります)

 ぜひケータイをあなたのビジネスの味方にしてください!

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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