今は「50万円で起業」がトレンド・成功確率の高い5つのビジネスとは

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 新井 一

起業する時にいくらの資金が必要になるのか、多くの人が気になるところだと思います。どのようなビジネスを始めるのか、内容によっても、その人のいる環境によっても必要な資金の額は異なりますが、自己資金を準備するにしても、公庫などから借り入れるにしても、初期投資の額はなるべく低く抑えたいと思うのが普通でしょう。

SNSに表示されるビジネス広告には、「0円で稼ぐ」とか「自動で集客」などの言葉が溢れています。ですが、0円では打合せ場所に行く電車にさえ乗ることができませんし、自動で集客するためにはシステムや人に代行してもらう必要があります。現実として、ビジネスを動かすには少なからず費用がかかるのです。

とは言え、日本政策金融公庫総合研究所の2020年度起業と起業意識に関する調査によれば、

起業費用をみると、起業家では「50万円未満」とする割合が30.2%と最も高く、「費用はかからなかった」(25.1%)がそれに続く。週35時間以下で起業するパートタイム起業家では「費用はかからなかった」とする割合が42.9%と最も高く、「50万円未満」(39.5%)を合わせると8割を超える。

引用:日本政策金融公庫 総合研究所 2020年度起業と起業意識に関する調査(PDF 11ページ)

という結果となっており、資金をかけない、かけたとしても自己資金で50万円以下という人の割合が、今や主流になっていることがわかります。

皆さまこんにちは。私はドリームゲートアドバイザーの新井一(あらいはじめ)と申します。会社員のまま起業準備を進めることができるコミュニティサロン「起業18フォーラム」を運営しています。

今回のコラムは、「初期費用50万円あればできるビジネスとは?」と題して、少ない自己資金で何ができるのか、50万円以下で起業できるビジネスの可能性について書いてみたいと思います。ぜひ、最後までご覧いただき、起業の第一歩を踏み出してください。

50万円でできるビジネスにはどのようなものがある?

ビジネスを立ち上げる際の初期投資を50万円以下に抑えようと考える場合、取れる選択肢は多くはありません。もちろん、その人の持つリソースによりますが、一般的には、無店舗、インターネットを使ったビジネスを選択することになるでしょう。もちろん、50万円では立派なオフィスを借りることも、人を採用することもできないと考えて良いでしょう。

では、その50万円はどのようなものに使うことになるのか、無店舗、ネットを活用するビジネス、自宅オフィスで、既にあるパソコンを使うと仮定すれば、初期費用はそれほどかかりません。

  • 通信(サーバーアカウント開設・Wi-Fi契約など)
  • ネットショップやホームページの構築(外注した場合)
  • 最初の仕入れ(商品/原材料など)
  • 書籍/セミナー(専門知識/その他の習得)

その後も月々の費用として、以下のような出費があります。

  • 通信
  • 交通(打合せのための移動など)
  • 事務用品(ノート/ペン/インク/名刺など)
  • ネットショップやホームページのメンテナンス(外注した場合)
  • 仕入れ(商品/原材料)
  • バーチャルオフィス(自宅住所を使えない場合など)
  • 会議/交際(会場費や飲み物代/接待など)
  • 広告宣伝(ネット広告/チラシなど)
  • 会計ソフト

その他にも様々ありますが、ざっくりと挙げればこんな感じです。この中でも、特に外注、仕入れ、広告宣伝には大きなお金がかかり、油断すると50万円程度の予算はあっという間に溶けて無くなります。よりコストを下げたい場合には、仕入れのないビジネスを選んだり、たとえばネットショップをするなら「BASE」のような従量課金制のサービスを利用したり、ブログやSNSで宣伝したり、賢く工夫しましょう。

では、ここからは、実際に50万円で始められそうなビジネスをご紹介していきましょう。

情報ビジネス

動画講座、Kindle出版、PDFのダウンロード販売など、デジタル商材を売るビジネスならば、最低限の費用で始めることが可能です。動画などは質を求めればきりがありませんが、パワーポイントを録画したり、小さなホワイトボードとスマホ用の三脚を用意して撮影したりすれば、高額な設備投資は不要です。

コンサルティングやカウンセリングを提供する場合も、LINE通話やZOOM、チャットワークなどの便利なツールを利用すれば、お金がかかりません。

間借りビジネス

もし、どうしても実店舗、箱を構えるビジネスをしたい場合には、物件取得、内装工事・・・と積み上げていくと、多額の費用が発生していきます。もちろん、こだわりがある場合には反対はしませんが、リスクを極力小さくしたいということでしたら、「間借り」を検討してみることはできないでしょうか?

共同で借り、「昼はA、夜はB」のような使い方をしたり、大きな事務所の一画に机と椅子を借りたり、レストランの軒先でお弁当を売らせてもらったり、そんな「シェア・間借り」です。ポップアップレストラン、トレーニングジム、様々なシーンで応用できるはずです。

転売ビジネス

小売店で商品を買い、メルカリやAmazonで売り抜ける「せどり」は、もはや参入者過剰の飽和状態。いわゆるオークションサイトからの仕入れ転売は法律上グレー。楽天ポイントを狙った薄利転売も税制上グレーゾーン。単純な転売は、そろそろ潮時と思われます。

これからの新参者は、新品を扱う代理店としてメーカーとのコネクションを強化したり、中古品を扱うならば、たとえばジャンク品を限りなく安く仕入れて、修理後に適性価格で再販するなど、付加価値を提供することで利益を得られるでしょう。修理は外注化も可能です。

コミュニティビジネス

人と人とがつながる「場」を提供するのがコミュニティビジネスです。ビジネス系、恋愛系、ダイエット系、様々なジャンルのコミュニティがあり、「サブスク」と呼ばれるビジネスモデルの代表的な形態の一つとなっています。

感染対策の影響もあり、今はオンラインサロンが主流。この流れは、これからビジネスを立ち上げる人にとってはチャンスであり、ZOOMを使えば年間わずか数万円。高額な会場費がかからず、誰でも小資本で始めやすいビジネスのひとつになりました。私自身も、かつては年間200万円以上かかっていた会場費用が、今では50万円程度に削減されています。

代行ビジネス

クラウドソーシングを利用すれば、コストがほぼかからずスタートできるのが、この代行ビジネスです。スキルシェアとも呼ばれる分野で、ライターや翻訳、SNS運用代行、犬の散歩代行など、一定のスキルや知見があれば、すぐにスタートすることができます。

これといったスキルがなくとも、結婚式出席、行列代行、買い物代行を始めとして、「時間や手間を売る」ということも可能です。もちろん、これで起業するためにはさらなるアウトソーシングなどの仕組化が必要になりますが、手っ取り早く何かを始めたい人には、最も敷居の低いビジネスと言っても過言ではないでしょう。

50万円は「成功確率を高める」ための投資になる!

初期費用50万円。個人としては大きな金額ですが、店舗を構える、アプリを開発するなど、ビジネスをするにあたっての設備投資としては小さな額であり、大した選択肢は生まれません。

ネットビジネスなど、限りなく初期投資のかからないビジネスを選択した上で、外注費としてプロの力を借りたり、効率化できるシステムを導入したり、広告宣伝費として活用したり、50万円は「自分以外の人やモノの力を使って、小さなビジネスの成功確率を高める」ために使える予算として活かすのが現実的でしょう。

「一人で身軽に起業する」ことは、確かに経費もかからず、おすすめの起業法です。ですが、自分一人の力で、山ほどいる競合他社と戦っていけるはずもありません。

世の中は、自分より優秀な人たちだらけです。その優秀な頭脳と労働力をお借りし、引き出し、自分のリソースとして取り込んでいくことは、経営者としての大切な仕事になるでしょう。50万円をそのために活用できれば、スタートから有利に展開できるはずです。

起業18フォーラムでも、小さくスタートして大きく育てていく起業法を推奨しています。会社員の皆さまに向けた「起業準備セミナー」を随時開催していますので、よろしければぜひ、遊びにいらしてください!新井一のセミナーはこちら

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執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 新井 一
(パーソナルビジネスブレインズ・コンサルティング事務所 代表)

起業18フォーラムの代表を務められている新井アドバイザー。会社員時代に起業した経験をもとにしたアドバイスは多くの支持を得ております。
2007年から独自のマーケティング理論を基にした集客メソッドを公開。全国で1,000回を超えるセミナーや10,000件以上の相談に応じるなどの実績を豊富にお持ちです。

プロフィール

ドリームゲートアドバイザー新井 一

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