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USPで事業を成功に導く!

公開日:2013/10/31 最終更新日:2019/10/09

558c809506431cb5564d88c977b30fc5_s先日、テレビ番組で中小企業の底力を感じさせる出来事が紹介されていました。感動を与えてくれたその話の概要は次の通りです。

親子三代続く中小鋳造メーカーが、大手メーカーや海外メーカーに押されて受注量の低迷に悩んでいました。このままでは会社の将来が危ういと感じた社長は、自分たちの強みと市場トレンドを徹底的に見つめ直し、海外製品で人気に火がついたホーロー鍋に目をつけました。

その後、開発までの道のりは平坦ではなかったものの、豊かな発想力と高い技術で、海外製品にはない無水調理機能を備えた鍋を完成させたのです。

ホーロー鍋の製造販売業者としては無名メーカーだったこの会社は、インターネットでの口コミ効果を見込んで、ネット上で人気の料理家たちに鍋をプレゼントしました。すると、瞬く間に口コミで鍋の良さが広がり、今では生産が追いつかないほどの注文が入っているそうです。

これから創業されるみなさんにこの事例を通して伝えたいことは、独自のウリ(Unique Selling Proposition)を追求する姿勢に中小企業の成功の秘訣があるということです。

USPという言葉を初めて耳にする方もいるかもしれませんが、他社にはない独自のウリを持つことは、みなさんの会社では、何よりの強みになり、また、存在意義にもつながります。

他のホーロー鍋とは異なる価値を持つことに成功した無水機能の事例のような機能付加の他にも、新しい商品そのもの、あるいはサービスなど様々な形が考えられます。

地域に密着した小さな電器店が、大手の量販店にはない強みとして顧客の困っている日常作業に対応するサービスを行い、売り上げを伸ばした事例もありました。例えば電球の交換という小さな作業であったとしても、顧客の抱える問題の解決を提供することで家電の販売に結びつけることができた一つのビジネスモデルです。

扱う商品の品揃えなど、大手が持っている強みと同じものを中小企業が持つことは難しいかもしれません。しかし、「自分たちが提供できる独自のサービスは何か」を考えることが大切なのではないでしょうか。また、中小鋳造メーカーが採用した口コミ効果による広告手段では、広告費予算が限られている中小企業ならではの素晴らしい発想が活かされていました。

お金をかけて新たなものを開発しなくても、アイディア次第でUSPを追求することは可能です。他社にはない強みは、ハードルの高いことだけとは限りません。これは、誰にでもチャンスがあるということを意味します。創業されるみなさんもUSPを追求していけば、事業が成功するヒントがきっと見つかるはずです。

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