起業・経営FAQ:国語専門の学習塾をはじめるさいの注意点

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

パソコンやタブレットを中心とした国語専門の学習塾をはじめたいのですが、経営プランなど何から取り掛かればよいのかわかりません。
何かご教授いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

回答:まずは、3Cを意識してコンセプトを考えてみてください

この質問への回答者

戸高 一穂(とだか かずほ) / 国語専門個別指LOGIQUE代表/自由な塾講師ライフプロデューサー
・個人塾を開くか、フランチャイズに加盟するか迷っている
・教えるのは自信があるが、生徒を集められるかが不安
・塾を開く場所で悩んでいる
・どのようなタイプの塾がいいか迷っている
上記悩みをお抱えの方は、是非ご相談ください。

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〇ビジネスをはじめる最初の一歩
「パソコンやタブレット学習中心の塾をはじめたいが、どこから手を付ければよいのかわからない」ということですので、最初の一歩についてお伝えさせていただきます。
これは全てのビジネスにおいていえることですが、
① 誰に、②何を、③どうやって売るかをまず決めましょう。

「国語専門の塾」と一口に言っても、読解力、記述力、文法、語彙力、そして漢字の学習など、カリキュラムの内容は異なります。すでに世の中には多数の塾が存在しているため、しっかりと差別化し、自塾の強みを明確に打ち出せなければ、集客に苦戦する可能性が高まります。

パソコン・タブレット学習だけでは差別化にならない
また、厳しい意見になりますが、パソコンやタブレットを使う塾はもはや珍しくないので、全く差別化にはなりません。むしろ、他塾と変わらない「個性のない塾」と見なされてしまいます。
ビジネスにおいて重要なのは、常に「顧客が抱える課題を解決すること」です。既存の塾に足りていないものや、どのような塾が必要とされているのかなど、じっくり考えてみることをおすすめします。
その上で、まずは、どのような人をターゲットにするかを考えてみてください。
・小学生・中学生だけを対象にするのか
・高校生も含めるのか
・難関大学を目指す受験生向けか
・定期テスト対策がメインか
・長期的な学力アップや内申対策が目的か
ターゲットを明確化することで、塾の方向性やマーケティング戦略が変わってきます。

〇価格設定について
月謝などを決めるときは競合他社と比べて考えるより、提供しているサービスにどれほどの価値があるのかということを考えるようにしましょう。
たとえば、国語ができるようになれば年収が100万円上がるとしたら、3年で300万円収入が上がるので、サービスの価値も300万円以上の価値があるということです。
生徒を何人集めれば損益分岐点を超えるのか。50人、100人を集める塾はもう難しいです。30人くらいで十分利益が出る塾を考えてみてください。

〇集客について
オンラインで集客を行うのであれば、最低でも専用サイトが必要です。そのサイトへ集客を行うために、Facebook広告やYouTubeなどを利用するのも効果的です。
また、塾は立地で選択する保護者も多いため、チラシ広告も有効です。

「集客について、色々試したが効果がない」っと、私のところによくご相談をいただきます。効果がない多くの理由は、手法が悪いのではなくマーケティングを理解していないからです。
まず重要なのは、顧客リサーチ、市場リサーチ、競合リサーチの3C 調査です。
パソコン・タブレット教材を利用して国語を教える塾はいくらでもあります。その中で、①誰の②どの様な課題を③どの様に解決できるのかという点を熟考いただき、他の塾とは何が差別化ポイントなのか、まずはそこから考えてください。

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