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医療・福祉分野の開業について

公開日:2013/10/31  最終更新日:2018/12/25

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猛暑や、台風の影響などで気候が安定しないせいか、最近病院に行く機会が増えました。
事前にHP検索で病院を探し、口コミと所在地を見ていくのですが、どんなに混雑していても、たとえ2時間待ってでも次回もそこに行きたいと思うケースと、空いていても行きたくないと思ってしまうケースがあります。なぜでしょうか。

近所に、昨年立派な内科がオープンしたのですが、あまり患者が入っていません。内科だけでは思うように集客できなかったのか、どんどん診察時間と診療科が増えています。「土曜午後、日曜診療を始めました」、「消化器科、整形外科、皮膚科も対応できます」・・・。道路に面したその病院は、全面ガラス張りで、医師が受付に座っている姿も見え、逆効果のように思えます。

診察時間と診察科の増加は、患者にとってはメリットもあるでしょう。しかしあまりにも次々に増えていくと、計画性のなさを感じ「この病院は本当に大丈夫なのだろうか」と不信感を持つようになる可能性があります。
また患者さんの中には、病気であることや通院していることを周囲に知られたくない方もいるでしょう。そのため中の様子が外から丸見えになる病院は、患者さんに敬遠されることも考えられます。病院はプライバシーに十分配慮しなくてはなりません。

2010年度新規開業実態調査(日本公庫総合研究所)によると、医療、福祉の開業平均費用は、2,956万円と高額です。その一方で、日本公庫の医療・福祉関連分野への融資実績は3期連続増加し、創業企業への融資件数は全体の約3割を占めています。開業費用が高額であるため、自己資金に加えて融資を必要とされる方が多いのでしょう。

これほど高額な費用をかけて創業するなら、なんとか成功したいものです。前述のクリニックは、あくまでも私の予想ですが、「近くにマンションがあるからニーズがあるだろう」と考えて最初から立派なクリニックにしてしまったのだと思います。

近年ますます病院など医療・福祉分野の需要は高くなっていますが、だからといって「開業すれば成功する」というわけではありません。創業前には時間をかけて準備をし、しっかりとした計画を立て詳細な創業計画書を作成しましょう。その際、施設・設備などのハード面だけではなく、接遇やマナーなどのソフト面にも目を向ける必要があるでしょう。選ばれる施設になるためには、「患者目線」を忘れてはならないのです。

皆さんも、創業前には今一度計画が過大ではないかを確認し、できれば周囲の方にも創業計画書を見てもらってください。自分では気づかなかった点に気づき、良いアドバイスをもらえるかもしれません。全国の公庫の窓口でもご相談を承っています。お気軽にお越しください。


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