ココに注意!「持続化給付金」「家賃給付金」実際に申し込んだら見えた落とし穴

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 加賀谷豪

経済産業省より持続化給付金に加えて、2020年7月14日より家賃支援給付金の申請が始まりました。

持続化給付金をすでに給付申請済みの事業者においては、家賃支援給付金の申請資料と重複している部分もあり、家賃に関する情報の入力や資料添付がスムーズに行うことができれば、持続化給付金同様給付を受けられる可能性が高まると思われます。

さて今回は、私が税理士として関わった案件で持続化給付金の申請をする流れの中で、意外なところで申請の修正があったり、追加資料の提出が求められたケースがありました。

審査に手間取るとそれだけ給付金の振り込みが遅れる可能性が出てきます。

みなさんが持続化給付金、家賃支援給付金の申請で間違えをおこさないように超・細かい実務編としてご紹介したいと思います。

口座名義の入力に気を付けて!

今回の給付金関係で申請のさいに修正依頼を多く受けたケースの1つとして、口座名義の入力があります。

主に預金口座通帳の見開き最初のページの上部に口座名義がカタカナで記載されており、この内容をデータで添付するとともに、名義を入力する欄がありますが、一見入力内容と通帳の口座名義の内容が合っているようであっても、跳ね返ってきてしまうケースが多発しております。

実はこの入力方法につき、かなり厳格なルールが定められていて

  • 全て半角カタカナで入力する
  • 小文字の「ャ」「ュ」「ョ」「ッ」などについては、大文字の半角カタカナにて入力する
  • スペースがある場合は半角スペースとする
  • かっこについても、半角()とする

などのルールがあります。小文字の「ャ」「ュ」「ョ」「ッ」については、そもそも通帳見開き最初のページのカタカナについても、原則小文字が大文字で記載されているようなので、その点注意すれば、間違えが減ると想定されます。

実際に申請が通らなかったケース

ケース1)ドリーム株式会社について口座名義登録する場合

通帳表示 ドリームカブシキガイシヤ  →→ 入力 ドリームカブシキガイシャ

・・・・・・×でした

こちらは、カブシキガイシャの最後の「ヤ」が大文字で表示されているのに、小文字の「ャ」

で入力したためです。

ケース2)ドリーム株式会社について口座名義登録する場合

通帳表示 ドリーム (カ  →→ 入力 ドリーム(カ

・・・・・・×でした

これも難しいのですが、通帳表示が「カブシキガイシヤ」でなく、「(カ」と表示されているケースなのですが、「ドリーム」と「(カ」との間に半角スペースが表示されており、その半角スペースが入力されていないということです。

ケース3)スーパーコミュニケーション株式会社について口座名義登録する場合

通帳表示 スーパー コミユニケーション カブシキガイシヤ   → スーパーコミユニケーション カブシキガイシヤ

・・・・・・×でした。

これはかなり慎重に入力できていると一見思われます。「ユ」や「ヤ」も小文字ではなく大文字にしてあり、「カブシキガイシヤ」の前に半角スペースも忘れずに入れています。

しかし、、、、、実は「スーパー」と「コミユニケーシヨン」の間に半角スペースが表示されており、これを入力するのを失念しているのです、、、、、細かい!

給付金の審査はいくつかの業者に外部委託しているため、委託業者や担当者により審査基準にムラがあるとも言われているので、上記のような細かい部分はスルーされるケースもあるのですが、上記のようなケースで指摘を受けた事業者様がいらっしゃるのも事実です。ご留意ください。

売上台帳の信ぴょう性

持続化給付金及び家賃支援給付金の申請書類の1つに売上台帳があります。

この売上台帳のフォームが厳格に固定されていないが故、売上台帳の内容について問い合わせや、訂正提出を求められるケースが多いです。

具体的にどのようなフォームが理想かについては、業種によって異なるため、ネット上でも多く参考フォームが出回ってもいることから説明は割愛しますが、ちょっとしたコツについて言及させて頂きます。

売上台帳の金額が0であったり、フォームに信ぴょう性が高いが微妙と判断された場合、まれに持続化給付金事務局から会社の横版と代表印を空いている部分に押印後再提出を依頼されることがあります。

これはより会社が責任をもって売上台帳を作成していると証明するためと想定されます。

同じく、開業後まだ確定申告を終えていない事業者などにつき、提出する売上台帳に税理士署名を添付することが義務付けられていますが、すでに確定申告を終えている場合で署名義務がない場合でも、売上台帳の信ぴょう性を確実にするため、事務局より税理士署名をつけてもらえるよう再依頼されるケースがたまにあります。

これらの2度手間を避けるため、今後売上台帳を提出する際は、売上台帳に会社の横版と代表印の押印、顧問税理士の署名と押印(税理士事務所の横版の押印を依頼されるケースもありました)を最初からつけて提出するという方法もあるかもしれません。

もちろん上記まで万全を期さなくても、最低限の要件内で書類を添付して給付を受けているケースがほとんどですが、売上台帳についてまれに上記のようなケースがあるため、言及しておきます。

家賃支援給付金が減額になっている場合の申請のタイミング

最後に家賃支援給付金についての対策ですが、家賃がコロナの影響で減額になっている場合であっても、減額に係る契約書面を提出したり、1カ月分だけ減額前の家賃を支払いするなどで、減額前の家賃を元に給付金を算定することが可能なため、ガイドラインを確認しながら、慎重に給付申請をお願い致します。

まとめ

申請書の不備、申込内容の不備は審査を長引かせる要因になります。ただでさえ手元のキャッシュがとぼしい状況で入金の遅れが生じることは、致命的なダメージにつながりかねません。

しっかりと準備をして申請をしましょう。

 

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 加賀谷豪(税理士、ファイナンシャルプランナー)
株式会社ピクシス 代表取締役/税理士法人アクシオン 代表社員

1981年 北海道札幌市生まれ
同志社大学卒業後、税理士事務所業界経験12年の内、起業者の税務顧問をメインとして携わる中で、より起業支援に特化した研修、勉強会などのサービス提供を目的として、平成26年に株式会社ピクシスを設立。マーケティング戦略・ネット集客に係るプランニングにより、売上のビジョンを明確化するという目的と、それによる充実した事業計画を作成活用することで、融資対策につながるご提案を目的とした起業者向け勉強会を継続的に行っている。平成28年に税理士登録とともに、税理士法人アクシオンを設立

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ドリームゲートアドバイザー 加賀谷 豪氏

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