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「メガマック」から始まったメガ食品ブーム

来年からは、企業に社員のメタボリックシンドローム対策が義務付けられるなど、メタボ撲滅の動きもあるなか、世の中の“健康志向”に逆行するようなメガ食品の人気ぶりは、ますます拍車がかかる一方です。
ブームの兆しをとらえたコンビニ業界
ご存じのように、私は常常「世の中は自分のために、お金を出して実験してくれている」という感覚で世間の動向を観察するように提唱しているのですが、まるでそれを実践したかのように、このメガマックの人気をヒントにして、今年の夏以降、コンビニや外食チェーンでは、競うように「メガ食品」を発売しています。
7 月にはampm・ジャパンから「ドカ盛りシリーズ・ミートソース」(560円/964.4Kcal)、9月にはセブンイレブン・ジャパンから「がっつりプリン&チョコパフェ」(490円 /740Kcal)、続く10月にはファミリーマートから「メガハンバーグ弁当」(540円/1184Kcal)、サークルKサンクスから「メガシリーズ・大きなおむすび」(315円/549Kcal)、「メガシリーズ・トリプル丼」(590円/1447Kcal)、すき家の「メガ牛丼」(680円 /1286Kcal)などが続々と発売されました。
こうした「メガ食品」は、世の中にヘルシー志向の食品ばかりが増え、なんとなく物足りなさを感じていた20代の男性をターゲットに開発されたものですが、ギャル曽根を代表にテレビで展開される大食いブームも手伝って、若い女性がブログのネタにすべく挑戦するケースもあるみたいです(@_@;)。
いずれにしても商品単価が高く、業績不振が続くコンビニ業界の救世主的存在になりつつあると言いますから、ちょっとビックリですね。
“量や単位”を変えるとまったく違った商品になる

メガとは、「100万倍」を意味する言葉ですが、なんとなく呼びやすいのも人気の秘密かもしれません。牛丼屋さんで女性が「牛丼大盛りひとつ!」とはなかなか頼みづらいものがあると思いますが、「メガ牛丼!」なら面白半分にオーダーできそうな感じもします。
あなたなら、自社の商品の量や単位を見直すことで、どんな新商品を作りますか? これらの事例を参考に、ぜひあれこれ発想してみてください(@^^)/~~~。

