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JAXAの依頼で開発した「宇宙日本食」

そこで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本国内の食品メーカーに「宇宙日本食」の開発を委託しました。ハウス食品もその委託を受け、「おいしさと健康にこだわったオリジナルのカレーを作ろう」と、ゼロからの開発に乗り出したのです。
濃い目の味で宇宙飛行士気分?!
宇宙では、無重力の影響からか、地上より濃い目の味が好まれるそうです。しかし、ハウスの開発チームが実際宇宙へ行って試食することはできませんから、夜勤明けの人と通常勤務の人の味覚を比べたり、宇宙飛行士たちの意見を聞いたりしながら、開発を進めていったようです。
試行錯誤の結果、辛さは5段階中の「4」、つまりやや辛口で、通常よりスパイスの量を多くし、無重力環境で弱くなりがちな骨を強化するため、カルシウムとその吸収を促すビタミンDなども加えました。さらに無重力でも飛び散らないように、粘り気を通常の1.5倍に設定し、「おいしさと健康にこだわった」カレーが完成したのです。
人間の宇宙へのあこがれは普遍的なものなのか、予想以上の売れ行きだそうですよ(*^^)v。
売り方と告知の仕方で新たなマーケットも

また、同社でも「閉鎖空間でのストレスが軽くなるように工夫したので、受験生にもいいかもしれません」と話していますが、頭脳明晰な宇宙飛行士のイメージを上手にアピールすれば、菓子メーカーの参入で加熱気味な「受験生応援」マーケットの目玉的商品に育つ可能性もありますね!(^^)!。
ありとあらゆる商品が出尽くした感のあるカレーというマーケットにも、まだまだ工夫しだいで新たな可能性が開けるものだと、このスペースカレーの人気ぶりを楽しく眺めています。あなたなら、カレーにどんなアイデアを出しますか(^.^)/~~~。

