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愛好家100人と契約!? 達人を現場に派遣する

なんと言っても、その商品の良さや楽しみ方を存分に知っているのは「愛好家」たちです。その愛好家たちが販促に手を貸すとなれば、鬼に金棒ですよね。技術 の高い大人から教われば、子どもたちは「ハイパーヨーヨー」の技をどんどん習得したくなるはずですし、一方の愛好家たちにしても、自分の技を披露できる 「場」を提供されたわけですから、イキイキと活躍してくれると思います(*^^)v。
ディープな技や情報は顧客の囲い込みに有効

さらに、イベントに参加してくれた子どもたちには「専用のカード」を配り、技をマスターしたらその都度「認定 印」を押していくような仕組みも用意したのだとか。ディープユーザーの“囲い込み”作戦としては、なかなかのセンスですよね。
最近、私の周りに も「iPhone」ユーザーが急に増えてきたのですが、彼らのちょっと得意げな「iPhone解説」を聞いていたらうっかり欲しくなり、買ってしまいまし た (笑)。彼らは「iPhone」に関してなら、携帯電話売り場の販売員さんより、ずっとお客さんの心に届く説明ができるのです。
この視点をマーケティングに活かさない手はありません。今はネットを使えば「その道の愛好家」を集めることは比較的容易にできますし、その愛好家集団をう まくマーケティングに組み込めれば、最強の仕組みを構築することも可能でしょう。
ネッ トの住人をいかに「リアル」に引っ張り出すか

このイベントだけの効果ではないにしろ、オープン最初の週末を迎えた茨城空港には、2日間で計1万5000人を超える搭乗者や見学客が詰めかけたそうです よ。
それはともかく、この事例は、他の業界にもかなり応用がきくと思います。ネットでうんちくを語るだけではあきたらない愛好家たちを、いかに「リアル」の世 界に引っ張り出すか…。この戦略の成否を決めるカギは、そんなところにありそうです。この事例を参考に、あなたの会社の商品やサービスの「愛好家」たち を、うまくマーケティングに巻き込む仕組みを考えてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~。

