企業会計 Vol.17 会社のお金を増やす4つの方法

会計・ファイナンス

執筆者: ドリームゲート事務局

社長が資金繰りに走り回ったり、慌てて債権回収をしたり、経営者にとって会社の資金繰りはとても重要な業務の一つです。どんなに売り上げが上がろうとも、どんなに利益が出ていようとも、お金がなくなれば会社は終わり。そうならないためにも今日は貸借対照表からお金が貯まる仕組みを考えてみましょう。

 

(1)資産を減らす

18-1 普通、資産は増やした方がよいと思いがちですが、資金の面から考えるとそ うではないのです。なぜなら、資産は会社の現金が形を変えているものだからです。

 例えば固定資産で使っていないものがあったり、自分でも よくわからない資産が貸借対照表に載っているようであれば注意信号です。早めに売却して換金したり、処分して経費にしたりしてください。また、これと同時 に売掛金の増加や商品の増加にも注意しつつ余分な資産を増やさない経営を徹底すれば、次第にお金が貯まってきます。

 

(2)負債を増やす

 こちらもまた常識から考えると逆のようですが、こういうこ とです。もし、支払条件を交渉して、支払いを待ってもらえるのであれば、その期間会社にお金が残ります。

 また、利率が低くよい条件の借入 であれば、材料や消耗品などの調達コストを削減して利益を増やしたり、よい条件のプロジェクトに対してすぐにお金を使えることなどで、結果としてお金が増 えることがよくあります。もし固定資産の購入が必要であれば、長期借入金かリースなど支払期間が長い負債で調達するのが得策です。

 

(3)利益を増やす

18-2 こちらは常識通りですが、案外できていないことが多いようです。例えば将 来大もうけできるが大きな初期投資が必要な仕事を複数抱えてしまうと、会社のお金はすぐになくなります。利益率は低いかもしれませんが、きちんと毎月お金 を生み出してくれる仕事で土台を固めつつ、そのお金を大きなプロジェクトに投資するという順番を守ることです。

 大きく利益を増やすより、 少しでも利益が出ることを積み重ねて大きくするという資金的にもバランスが取れた視点が重要です。

 

(4)資本を増やす

18-3 会社設立時以来資本金が変わっていないという会社も多いようです。多くの 場合外部の株主が入るのが怖いというのが理由ですが、早期に会社が軌道に乗るのであれば、積極的に外部の資本を入れるというのも重要なことです。いつまで もワンマン社長のままでいるのか、外部の力を借りて一気に会社を大きくしていくのかの判断が求められるときがやってきます。

 資金繰りで走 り回る時間を、会社を伸ばすために使えるのであればたくさんの人の満足を生み出すことが可能になります。議決権が心配なのであれば、最低でも3分の2以 上、できることなら75%以上を自分で保有しておけば、何かあったときでも安心です。新しく出資してもらうときは早くから大きなリスクを取った株主よりも 高い株価で入ってもらうこともお忘れなく。

 

コメント

 2008 年4月からエンジェル税制が改正され、投資家が出資した金額が、投資家の確定申告時に寄付金として控除できる制度がスタートします。これは従来の制度と比 べて、一般の会社員にも節税の効果がおよぶ点で画期的な税制です。成長志向のベンチャー企業にお金が集まる時代がようやくやってきました。

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