企業会計 Vol.26 経営者が見るだけでムダ取りできる帳簿とは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

景気が悪くなって きたからなのか、派遣契約を打ち切ったり、社長が資金繰りに走り回ったりと大変な時代になりました。そんな中で、ほとんどの経営者が見たことのない帳簿が あります。今日はそんなお話です。

どの会社にもあるはずの書類

 30-2会社組織で事業をしていれば、必ずつくっているのが「法人税の申告 書」と「決算書」です。

法律でつくらなければならないことになっているのもさることながら、一番大きな理由は、税務署と銀行が怖い という事ではないでしょうか。
 決算期が終わって、長い間申告しないと電話がかかってきたり、時には怖い処分が記載された手紙が届いたりすること があります。もちろん決算書をきちんとつくっておかないと銀行がお金を貸してくれません。

 

申告書と決算書は何からつくるの?

 普段、経理担当者や税理士事務所が何か細かい作業をしている ことはわかってはいるものの、実際にどんなことをやっているのかまで把握している社長は少ないようです。毎月の試算表を少しは見るものの、儲かっているの かどうかがわかれば、その他の細かいところは見ている暇がないという社長さんも多いと思います。
 そもそも各勘定科目の数字は、一つ一つの取引を 合計したものですから、その中身を確認できる帳簿、それが「総勘定元帳」です。通常はきちんとファイリングされて本み たいになっていると思います。試算表や決算書はこの総勘定元帳の残高を集計しただけの表で、それに税務上の調整を加えたものが法人税の申告書というわけで す。
 

誰も知らない支払が続いている

 5-3従業員や外部の専門家の目線から見ると、会社が好きで支払っているお金につい てとやかく文句をつけるということはほとんどありません。ある意味会社のお金ですし、必要だから買っているわけでしょうから、「この支出、無駄じゃないで すか」などということはお節介もいいところなのです。
 一方、中小企業の社長さんにとって、会社のお金は自分のお金とほぼ一緒です。社長がもし 「総勘定元帳」をチェックしたらどういうことが起きるでしょうか。
 一瞬で、「この支払は何だ」、「この毎月の雑誌、いったい誰が読んでいるん だ」、「こんなサービス知らないのに、どうして毎月お金が出ていくんだ」「どうしてこの社員だけ交通費が異常に多いんだ」といった具合に、あっという間に 無駄な経費を見つけることができます。
 

「売上高至上主義」から「倹約」の時代へ

  利益率が10%であれば、10万円の利益を生み出すためには100万円の売上が必要になります。もし5%の会社であれば200万円もの売上が必要です。一 方、ちょっとした無駄を見つけることができれば10万円の経費節約なんて簡単です。もうお気づきかも知れませんが、利益に与える影響で考えると、何百万円 の売上を追加で上げるのと、ちょっとした無駄を見つけて経費を節約するのは同価値なのです。
 こんな時代だからこそ、普段目を向けないところにも 目を向けて、強い会社をつくりましょう。

 経費の削減もさることながら、節税することも効果は同じです。普段からきちんと税理士に 相談しておくだけで驚くほどの税金を削減できます。
 そのほか、売掛金や未収入金の回収漏れはすぐに回収する、売上の請求漏れがないか探すことな ども効果的です。経費の面からは、諸会費、支払手数料、旅費交通費、新聞図書費、接待交際費、雑費などで無駄が出ている会社が多いようです。実際に諸会費 と支払手数料だけで年間100万円近くも節約できた事例があるから驚きです。
 前期と比べて増えている経費は要注意ですので、1年に1度は徹底的 に確認してみましょう。

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