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創業後の時間の使い方

公開日:2013/10/31  最終更新日:2019/11/22

7970033ea775f539b2e470af8646111c_s今回は創業後に陥りやすい落とし穴を一つご紹介します。

最近、創業後半年が経過した起業家の方から「販路開拓がうまくいかず売り上げが伸びない」と相談を受けました。創業後、販路開拓に苦労するというケースは珍しくありませんが、その原因はさまざまです。この方の場合は「時間の使い方」が原因でした。

創業後は営業活動だけでなく、各種事務処理や届け出・手続きなど、やらなければならないことが山ほど出てきます。この方は、営業活動が大切だと頭では理解していましたが、「少しでも経費を削減したい」「一度自分でも経験しておきたい」「少し調べれば自分でもできそうだ」と、慣れない事務処理等に貴重な時間を費やしてしまっていたのです。経費削減などのために、それらを自身で行うこと自体は決して悪いことではありませんが、その結果、営業活動に十分な時間を割くことができなければ本末転倒です。

当たり前のことと感じられる方もいらっしゃると思いますが、創業後は創業準備中よりも「早く売り上げを確保しなければ」という想いが強くなり、それが大きなプレッシャーになります。そのため、創業直後は何かしらの活動をしていないと不安になりやすく、その結果、誤った時間の使い方をしてしまうことがあるのです。決して特別なケースではないということを理解しておきたいですね。

こうした創業した後のプレッシャーを少しでも軽減するための方法の一つが、創業前にしっかりと自己資金を用意しておくということです。しかし実際には、まとまった自己資金を用意できるという方は多くはないでしょう。融資を受ける際は、このような創業後のトラブルや余裕を持つためにも、しっかりと計画を立ててから受けることが、プレッシャーをやわらげ、間違った時間の使い方に陥らないための対策の一つかもしれませんね。

さて、創業後の時間の使い方に話は戻りますが、創業後の悩みを一つでも解消するためにも、なにを優先して行うかということも大切です。よくよく考えれば、相談者のケースにあった事務処理は、「自分でなければ行えないこと」ではなかったはず。まず「自分でなければできないこと」全てを自分だけで行おうとは思わずに、自身の強みでない部分については、各分野の専門家や支援機関のサポートを活用して対応することもときには必要ではないでしょうか。


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