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失敗事例に学ぶ~商品・サービス編~

公開日:2013/10/31  最終更新日:2018/12/25

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「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい。」

アップル社創始者スティーブ・ジョブズ氏の言葉です。

起業をするにあたり、様々なビジネスアイデアに思いを巡らせている方にとって、ハッとさせられる言葉ではないでしょうか。

創業を考える際、あれもやってみたい、これもやってみたいと、次々と夢が膨らんでくるものです。その湧き上がる強い思いこそが、創業を実現させる原動力にもなります。しかし、勢いに流され、あれもこれもと手をつけることは失敗につながります。一度立ち止まって、自らの「商品・サービス」(=売り)は何なのかを客観的に見つめることも重要です。

創業の相談でよくある話を紹介します。例えば飲食店の創業において。

「売り」とするメニュー(商品)を決めて準備を進めていたとしても、オープンが近づくにつれ、メニューの種類を少しでも増やせないかと考えるようになります。豊富である方がより多くのお客さまに来てもらえるのではないかという思いからでしょう。しかし、数多くのメニューを提供しようとすると、「売り」のメニューが目立たなくなる恐れもありますし、経費等の面でも余計に負担がかかることにもなります。

これらをよく考えずに、ただ闇雲にメニューを増やそうとすることは、商品(料理の味)やサービス(提供時間)の質の低下をもたらし、結果、お客さまに十分な満足を与えることができなくなってしまうのではないでしょうか。

この話は飲食店の場合に限らず、あらゆるビジネスに共通して言えることです。事業の規模が大きくなるにつれて、取り扱う商品やサービスが増えていくことはあるかもしれません。しかし、まだ規模が小さい創業時点では、メインの商品やサービスに注力するべきでしょう。

成功しているビジネスには、競合にはない「強み」が必ずあるものです。あなたが利用するお店やサービスを選ぶ理由も、そのお店ならではの魅力があるからではないでしょうか。そしてその強みを磨き、企業として継続していくためには、必要のない商品やサービスを削ることも重要です。

何かをしないという決断は、何かをすることよりも不安がつきまといます。しかし、今一度、自らの「商品・サービス」を見返してください。「売り」とするものをよく吟味し、限りある経営資源(人、モノ、金)を有意義に投入することは、事業を成功に導くためには大切なことなのです。

自分のビジネスの「売り」がはっきりとすれば、融資担当者への説得力が増し、起業時に必要な額の融資を受けられる可能性も高くなります。日本政策金融公庫や地方銀行では、規模の小さい事業向けの融資を積極的に行っていますので、まずは相談に行かれてみてはいかがでしょうか。特に日本公庫では新創業融資制度など、新しく事業を始める方にとって有利な融資制度が揃っていますので、チェックすることをオススメします。


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