2026年保存版|中小企業が使える補助金一覧と「自社に合うか」の見極め方

この記事は2026/06/02に専門家 塩田 睦大 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

2026年に中小企業が使える補助金は、例年に比べて制度の変更が多い年です。以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 補助金の名前はよく聞くが、自分の会社に当てはまるかわからない
  • 制度が多すぎて、どれから調べればいいのか整理できない
  • 古い情報のまま準備を進めて、申請機会を逃したくない

この記事では、2026年に申請できる主要補助金を目的別・規模別に整理します。制度の名称変更や統廃合など、今年固有の変更点も解説します。読み終えたとき、「自社が検討すべき制度を1〜2本に絞る」という判断がしやすくなるはずです。

補助金の種類が多いほど、「どれが自社に合うか」を一人で判断するのはむずかしくなります。ドリームゲートでは、業種・規模・投資内容をもとに、申請を検討すべき制度を絞り込むお手伝いを無料でしています。
記事を読み進める前に、相談の選択肢があることだけ思い出していただけると幸いです。

この記事の監修者
ドリームゲートアドバイザー 坪井 豊明
塩田 睦大(しおだ むつひろ)
塩田睦大コンサルティング事務所 代表
公認会計士/司法書士/行政書士/中小企業診断士。
起業、補助金等の支援を得意としています。広島東洋カープの大ファン。認定経営革新等支援機関。
プロフィールを見る>>

⚠️ この記事の情報は執筆時点のものです。補助金の要件・補助率・公募スケジュールは変更される場合があります。申請前に必ず各制度の公式ホームページで最新の公募要領をご確認ください。

- 目次 -

2026年に中小企業が使える補助金とは|制度の全体像を整理

2026年は、補助金制度の「切り替わり」が重なる年です。名称変更・終了・統合された制度が混在しています。まず全体像を把握しないと、古い情報をもとに進めてしまうおそれがあります。

ここでは、制度の基本構造と2026年固有の変更点を整理します。

補助金と助成金は何が違う? 経営者がおさえる基本的な違い

補助金は「競争あり・後払い」、助成金は「要件を満たせばほぼ受給可能」という点が大きく異なります

補助金は主に経済産業省が管轄し、設備投資やDX推進など「攻めの投資」を支援します。申請後に審査があり、採択されなければ支援は受けられません。

一方、助成金は主に厚生労働省が管轄し、賃上げや雇用改善など「人材・労務面の守り」を支援します。要件を満たせば原則として受給でき、申請のハードルは補助金より低いとされています。

項目 補助金(経産省系) 助成金(厚労省系)
主な管轄 経済産業省・中小企業庁 厚生労働省
支援の性質 設備投資・DX・新事業 賃上げ・雇用・人材育成
受給方式 審査型(採択競争あり) 要件充足型(原則受給可)
支払タイミング 後払い(事業完了後) 後払い(支給申請後)
代表的な制度 省力化投資補助金、デジタル化・AI導入補助金 等 業務改善助成金、キャリアアップ助成金 等
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補助金・助成金の申請には、一定の時間とコストがかかります。課題に合わない制度に労力をかけるより、自社の状況に合った制度に絞ることが、申請の成功率向上につながります。

2026年に変わった点|統廃合・再編で何がなくなり何が生まれたか

2026年は3つの大きな変化があります。旧制度の感覚で動くと、申請機会を逃すかもしれません。

変更点 内容
①IT導入補助金 → デジタル化・AI導入補助金へ改称 2026年度より、IT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」に正式名称が変更された(中小企業庁・令和7年度補正予算事業)。制度の基本的な仕組みは継続。
②事業再構築補助金が終了 2025年度をもって終了。後継制度として「中小企業新事業進出補助金」があるが、要件・審査基準は別物。事業再構築補助金の感覚で申請準備をすると、要件未達となるリスクがある。
③新事業進出補助金とものづくり補助金が2026年度に統合予定 「新事業進出・ものづくり補助金」として統合予定。第4回公募(2026年5月19日〜6月19日予定)が現行制度の最終公募となる可能性がある。
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⚠️ 制度の名称・内容はこの記事の公開後も変更される場合があります。「旧名称で検索して古い情報を参照してしまう」ミスを防ぐため、必ず公式ホームページで最新情報をご確認ください。

上記を踏まえたチェックリストを以下にまとめます。

  • 「IT導入補助金」で検索・準備していないか → 正式名称は「デジタル化・AI導入補助金」
  • 「事業再構築補助金」で検索・準備していないか → 2025年度終了済み
  • 「ものづくり補助金」で検索・準備していないか → 現行は「新事業進出補助金」(統合準備中)

「使える補助金がわからない」を解消する3つのチェックポイント

投資目的・従業員数や規模・設備やサービスが必要なタイミングの3軸で絞り込むと、候補制度は自然と2〜3本に絞られるはずです。自社に合う補助金を絞り込むには、以下の3つを確認してください。

チェック項目 内容
チェック① 投資の目的を一言で言語化する 設備導入、ITツール導入、新事業への進出、事業承継など、目的が違うと申請先は変わる。目的が決まれば、制度は自然と絞られる。
チェック② 自社の従業員数・売上規模を確認する 補助上限額は従業員数によって変わる制度が多い。また「小規模事業者」に該当するかどうかで申請できる制度が異なる。たとえば、製造業等では常時使用する従業員が20人以下、商業・サービス業では5人以下と定義されている。
チェック③ いつまでに設備・サービスが必要かを逆算する 補助金は採択後、入金まで最短でも6〜12か月かかる。今すぐ設備が必要な場合は、補助金より融資の検討を優先する。スケジュールを逆算した計画が前提になる。
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3つのチェックが整理できたら、次の章で目的別の制度一覧を確認しましょう。自社の課題を起点に、該当する制度を探せる構成になっています。

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2026年の補助金一覧|目的別・規模別マトリクスで自社に当てはまる制度を探す

制度を羅列するだけでは「自分の会社に使えるか」の判断がしづらくなります。ここでは「自社の課題」を起点に逆引きできるよう、5つの目的軸で整理します。

まず下の早見表で、自社の課題に近いものを確認してください。該当する目的の見出しに進むと、制度の詳細と申請スケジュールがわかります。

⚠️ 以下の一覧は執筆時点の情報です。補助上限額・補助率・申請期間は公募回ごとに変わる場合があります。気になる制度があれば、中小企業庁や各制度の公式サイトで必ず最新の公募要領をご確認ください。

自社の課題・やりたいこと 該当する見出し 代表的な制度
賃上げ・人件費負担を軽くしたい 賃上げ・人件費対応で使える補助金 業務改善助成金、キャリアアップ助成金
省力化設備・ロボットを導入したい 設備投資・省力化で使える補助金 中小企業省力化投資補助金
ITツール・AIシステムを入れたい IT導入・DX推進で使える補助金 デジタル化・AI導入補助金
新事業・新市場に踏み出したい 新事業・事業転換で使える補助金 新事業進出補助金、持続化補助金
事業承継・M&Aを進めたい 事業承継・M&Aで使える補助金 事業承継・M&A補助金
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賃上げ・人件費対応で使える補助金|業務改善助成金・キャリアアップ助成金 等(厚生労働省管轄の助成金)

最低賃金の引き上げや非正規から正規への転換を進める企業は、助成金で一部コストを回収できます。

制度名 補助上限 補助率 特徴 期間
業務改善助成金 600万円 3/4〜4/5 事業内最低賃金の引き上げと省力化設備のセット導入向け 2026年9月1日~
キャリアアップ助成金 80万円/人 定額 非正規→正規転換の促進 取り組み後6か月分の賃金を支払った日の翌日から2か月以内
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▶公募期間などの詳細は、必ず補助金公募情報をご確認ください。

業務改善助成金は、最低賃金の引き上げと設備投資をセットでおこなう企業が対象です。単に設備を導入するだけでなく「事業内最低賃金を50円以上上げる」ことが条件です。2026年も継続しており、随時申請が可能です。

キャリアアップ助成金はパートや派遣社員の正規転換をおこなった場合に受給でき、人材定着を進めたい地方の中小企業に向いています。

ただ、事前の制度確認や書類整備が不十分だと受給できない可能性もあります。特に業務改善助成金は、設備発注前の申請が必要です。

設備投資・省力化で使える補助金|中小企業省力化投資補助金・新事業進出補助金(旧ものづくり補助金 等)

人手不足対策の設備導入には省力化投資補助金、新分野・生産性向上への設備投資には新事業進出補助金が候補になります。

制度名 補助上限 補助率 特徴・期限 期間
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) 最大1,500万円 1/2以下 随時申請可能。カタログ登録製品から選ぶだけ。 2026年4月15日~5月15日
中小企業省力化投資補助金(一般型) 最大1億円 1/2〜2/3 オーダーメイド設備向け。
中小企業新事業進出補助金 最大9,000万円(特例時) 1/2~2/3 現行制度の最終公募の可能性あり。 2026年3月27日~6月19日
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▶公募期間などの詳細は、必ず補助金公募情報をご確認ください。

省力化投資補助金のカタログ注文型は「申請が比較的簡単」という声が多く、補助金の申請が初めての中小企業にも取り組みやすい制度です。AIロボット・IoTセンサー・自動搬送設備など、カタログに登録された製品のなかから選んで申請します。

一般型は、より大規模な設備投資や独自開発に対応しています。

新事業進出補助金は、旧ものづくり補助金や事業再構築補助金と異なり、「既存事業とは別の新市場への進出」が条件です。過去の補助金の感覚で申請すると、要件を満たせない場合があります。

IT導入・DX推進で使える補助金|デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金 等)

会計ソフト・受発注システム・AIツールを導入したい場合は、2026年に名称変更された「デジタル化・AI導入補助金」が申請先となります。

制度名 補助上限 補助率 特徴 期間
デジタル化・AI導入補助金(通常枠) 最大450万円 1/2〜4/5 AI搭載ツールで加点措置あり。交付申請受付中。 2026年3月30日~2026年6月15日(予定)
デジタル化・AI導入補助金(セキュリティ対策推進枠) 5~150万円 1/2~2/3 サイバーセキュリティ対策サービス向け。
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▶公募期間などの詳細は、必ず補助金公募情報をご確認ください。

2026年より「IT導入補助金」から「デジタル化・AI導入補助金」へ正式名称が変更されました。基本的な仕組み(事務局登録済みのITツールを導入する)は継続しています。

申請は、デジタル化・AI導入補助金事務局に登録されたIT導入支援事業者と連携しておこないます。ソフトウェア購入費のほか、クラウドサービス利用料や導入後のサポート費用も補助対象です。

新事業・事業転換で使える補助金|新事業進出補助金・小規模事業者持続化補助金 等

新事業への大型投資には新事業進出補助金、小規模の販路拡大や事業拡大には小規模事業者持続化補助金が適しています。

制度名 補助上限 補助率 期間
新事業進出補助金 最大9,000万円 1/2~2/3 2026年3月27日~6月19日(予定)
小規模事業者持続化補助金(通常枠) 50万円(特例で最大250万円) 2/3(赤字・賃上げで3/4) 申請受付2026年3月6日〜4月30日(受付終了)
小規模事業者持続化補助金(創業型) 200万円(特例で最大250万円) 2/3 2026年3月6日〜4月30日申請受付中(受付終了)
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▶公募期間などの詳細は、必ず補助金公募情報をご確認ください。

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓・集客強化・広報費などの比較的小規模な投資に使える制度です。2025年度に卒業枠・後継者支援枠が廃止され、2026年も通常枠・創業型・共同協業型・ビジネスコミュニティ型・災害支援枠の5枠体制が続いています

新事業進出補助金(第4回)は、現行制度の最終公募となる可能性があります。その後は「新事業進出・ものづくり補助金」として統合公募(2026年6月〜)される予定です。

事業承継・M&Aで使える補助金|事業承継・M&A補助金 等

2代目経営者として次の投資を考えている場合、「事業承継・M&A補助金」が後継者の経営革新を後押しします。

制度名 補助上限 補助率 特徴 期間
事業承継・M&A補助金(事業承継促進枠) 1,000万円 1/2~2/3 親族内・従業員承継後の設備投資・新事業 2026年1月21日~2026年5月29日
事業承継・M&A補助金(専門家活用枠) 800万円 1/3〜2/3 M&A実施にかかる仲介・デューデリジェンス費用(※)
事業承継・M&A補助金(PMI推進枠) 1,000万円 1/2〜2/3 M&A後の統合(システム統合・設備統一等)
事業承継・M&A補助金(廃業・再チャレンジ枠) 300万円 1/2~2/3 廃業・再スタートにともなうコスト支援
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▶公募期間などの詳細は、必ず補助金公募情報をご確認ください。
※M&Aなどで対象企業の財務・法務・業務などの調査を専門家に依頼する際のコスト。

旧称「事業承継・引継ぎ補助金」から「事業承継・M&A補助金」に名称変更されました。第14次公募は2026年2月27日から申請受付を開始しています。「親から引き継いだあと、さらに攻めの投資をしたい」と考える経営者には、事業承継促進枠が当てはまる可能性があります

教えてくれる人:塩田 睦大アドバイザー/公認会計士・中小企業診断士
補助金は公募期間が短いものの、年度内に複数回公募を行う補助金もあり、各回の公募において内容や予定などが変更されることもあるため、スケジュールや内容などの確認は必須です。補助金の公式ホームページでは公募要領や動画による解説なども公開されていますので、面倒でも必ず公式ホームページにて最新の情報を確認することがとても重要です。
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補助金申請で「損をするケース」|2026年に確認すべき3つの変更点

制度の内容を正確に把握しないまま申請準備をはじめると、時間と費用をかけても結果が出ないことがあります。ここでは、2026年に特に注意が必要な3つのパターンを整理します。

補助金申請で起きやすい3つのミス

制度名・要件・対象経費は毎年変わります。古い情報を「なんとなく使えるだろう」と思ったまま動くことが、ミスの温床になります。補助金は後払いという前提をおさえておかないと、計画が破綻する可能性もあります。

起きやすい3つの申請ミスは以下のとおりです。

ミス 内容
①「事業再構築補助金」で準備を進める 2025年度末をもって終了した制度。後継制度として「新事業進出補助金」があるものの、審査の方向性や補助率は異なる。「使えると聞いた」という古い情報のままで動いていないか注意が必要。
②「ものづくり補助金」「IT導入補助金」で検索する 現行の正式名称はそれぞれ「新事業進出補助金」「デジタル化・AI導入補助金」。旧称で検索すると古い公募情報が上位に表示されることがあり、締切や補助率を誤認するリスクがある。
③「採択されれば資金はすぐ入る」と思い込む 補助金は原則後払い。採択後に交付申請・事業実施・実績報告・審査を経て入金されるため、実際の入金まで半年〜1年以上かかる。設備発注のタイミングを誤ると、立替資金が不足するおそれがある。
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3つのミスに共通するのは「古い情報をアップデートしないまま動いてしまうこと」です。2026年は制度の切り替わりが重なる年だからこそ、申請前に一度、最新の公募要領を確認する習慣が損失を防ぎます。

教えてくれる人:塩田 睦大アドバイザー/公認会計士・中小企業診断士
過去の古い情報や古い補助金の名称で検索して入手した情報を基に申請の準備を進めてしまうと、後々、要件を満たしていないことが判明するなどして、それまでの準備が無駄になってしまうリスクがあります。無駄な行動をしないためにも、古い情報は使わず、最新の情報を公式ホームページで入手することが必須です。また、補助金は一般的に採択後すぐに入金されるわけではなく、入金までに1年以上かかるものもあります。さらに、採択を受けても、交付決定前に発注、購入等をした場合は一般的に補助対象にはなりません。よって、発注、購入等のタイミングを誤ると資金不足や補助金が交付されないことになるため、細心の注意が必要です。
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採択されても資金が入るのは約1年後

補助金は採択されたらすぐに受け取れるものではなく、事業完了後に精算されるものです。一般的な補助金の入金フローは以下のとおりです。

  1. 公募申請・採択(結果発表まで2〜4か月)
  2. 交付申請・交付決定(1〜2か月)
  3. 設備発注・導入・事業実施(補助事業期間中に完了が必要)
  4. 実績報告・確定審査(1〜3か月)
  5. 補助金の入金(確定後1〜3か月)

補助金の入金を前提に設備発注すると、交付決定前に発注してしまうという致命的なミスにつながります。「交付決定前の発注は補助対象外」というルールがあるため、タイミングを誤ると補助が受けられなくなります。

補助金の入金が1年後になる現実を踏まえると、資金調達の選択肢は以下のように整理できます。

方法 メリット 注意点
補助金単独で進める 自己負担が少ない ・立替資金が必要 ・資金繰りに余裕がある場合のみ
補助金+融資(銀行借入等) 交付決定後すぐに設備発注できる 融資の返済計画が別途必要
補助金+リース 初期費用をおさえて設備導入できる リース対象外の経費は別途手当が必要
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補助金はあくまで後から戻ってくる資金です。資金繰り計画と切り離して考えると、事業が止まるリスクがあります。

申請前に確認すべき採択率・補助率・対象経費チェックリスト

申請前に以下のチェックリストを確認する習慣が、時間の無駄を防ぎます。

  • GビズIDプライム(※)を取得済みか(未取得なら今すぐ申請を。取得まで2〜3週間かかる。)
  • 認定経営革新等支援機関(税理士・診断士・金融機関等)は決まっているか
  • 直近2〜3期分の決算書・確定申告書を準備できるか
  • 申請する制度の補助率・対象経費・賃上げ要件を最新の公募要領で確認したか
  • 採択後の入金時期を踏まえた資金繰り計画はあるか
  • 申請予定の経費が補助対象外に該当していないか

※法人代表者や個人事業主向けの共通認証アカウントで、1つのIDで複数の行政サービスにログインできる仕組み。

特に2026年は、多くの補助金で「賃上げ計画」が採択要件または加点要件に組み込まれています。賃上げの実績や計画がない場合は、採択に不利になるケースがある点も踏まえて準備しましょう。

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2026年の補助金選びでおさえたい申請スケジュールと公募スケジュール一覧

いつ動けばよいかがわからないと、準備の優先順位が決まりません。2026年に公募が予定されている主要補助金のスケジュールを整理します。

2026年前半(4〜9月)に公募が集中する補助金

4〜6月に申請期間が集中しています。今から準備をはじめれば間に合う制度もあります。

補助金名 公募・申請時期
デジタル化・AI導入補助金 交付申請受付中(2026年3月30日〜)
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) 随時申請受付中
中小企業省力化投資補助金(一般型 第6回) 2026年4月15日~5月15日(受付終了)
小規模事業者持続化補助金(第19回 通常枠) 2026年3月6日〜4月30日(受付終了)
小規模事業者持続化補助金(第3回 創業型) 2026年3月6日〜4月30日(受付終了)
新事業進出補助金(第4回) 2026年5月19日〜6月19日(予定)
事業承継・M&A補助金(第14次) 2026年2月27日〜4月3日(受付終了)
新事業進出・ものづくり補助金(統合後新制度) 2026年8月〜(申請受付予定)
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⚠️ 上記の日程は執筆時点の予定です。公募期間の延長・締切変更・中止が生じることがあります。申請を検討している場合は、公式ホームページで最新の公募状況をご確認ください。

小規模事業者持続化補助金(通常枠・創業型)は4月30日が締切です。GビズIDの取得や事業計画書の準備には2〜4週間かかるため、申請を考えている場合は今すぐ動きはじめましょう

随時申請できる補助金と、公募を待つ必要がある補助金の違い

「随時型」は比較的いつでも申請できますが、「公募型」は受付期間を逃すと次の公募まで待つ必要があります

随時申請できる主な制度は、中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)とデジタル化・AI導入補助金(交付申請)です。カタログ注文型は登録製品から選んで申請するため、事業計画書の作成負担を他の補助金より低くおさえられます。

一方、公募型(期間限定)は、新事業進出補助金や事業承継・M&A補助金のように申請受付期間が決まっています。期間を過ぎると次の公募まで申請できないため、GビズIDの取得・認定支援機関の選定・事業計画の整理は、公募開始前から進めておきましょう。

複数制度を組み合わせて申請する際の注意点

同一の設備・経費に対して複数の補助金を重複受給することは、原則としてできません。ただし目的が異なれば組み合わせ可能です。

たとえば、設備導入に省力化投資補助金を使いながら、同時期に業務改善助成金(賃上げ目的)を申請できるケースもあります。ただし、同一の設備・経費が2つの補助金の対象になっていないか、事前に確認することが前提です。

また、複数制度の申請は管理コストも増加します。採択後の実績報告や書類整備が2件分発生します。事務負担に見合うかどうかを判断したうえで進めましょう。組み合わせを検討する場合は、認定支援機関や専門家へ相談すると見極めやすくなります。

補助金一覧を確認したあと、自社の「申請判断」を一人で抱え込まないために

2026年に中小企業が使える補助金は、名称変更・制度終了・統合が重なる過渡期にあります。「IT導入補助金」はすでに「デジタル化・AI導入補助金」に変わり、「事業再構築補助金」は終了しています。

古い情報のまま動くことが、申請機会を逃す一番のリスクです。この記事を参考に、自社の課題から逆引きして候補制度を1〜2本に絞ってみてください。次のステップとしておすすめなのは、専門家への確認です。「自分に使えるかどうか」を一人で悩み続けるより、相談することでスムーズに判断できます。

⚠️ 補助金の制度情報は頻繁に更新されます。この記事を参考にしつつ、実際の申請前には必ず公式ホームページで最新の公募要領・要件・スケジュールをご確認ください。

教えてくれる人:塩田 睦大アドバイザー/公認会計士・中小企業診断士
補助金は要件や申請枠が複数あるなど、複雑であることは否めません。この点、専門家を活用することで、事業者様や策定した計画が補助金の対象となるか、どの申請枠に該当するかなどが判断できます。ほかにも、専門家を活用することで、補助金の情報の入手、補助金申請のサポート、事業計画策定やその実行支援、補助金以外の経営相談もできるなどのメリットがあります。
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執筆者プロフィール:ドリームゲート事務局

ドリームゲートは、経済産業省後援のもと2003年に誕生した日本最大級の起業支援プラットフォームです。起業アイデアの整理から事業計画書作成、資金調達・融資支援まで、実務経験豊富な専門家が起業家一人ひとりの課題に寄り添い、実現までをサポートします。(運営:株式会社プロジェクトニッポン)
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