利益・リターン

資金調達

執筆者: ドリームゲート事務局



出資を受けるベンチャーの利益水準は、前述した規模とも大きく関係してきます。

それは、時価総額が純利益の何倍であるかを示す指標に株価収益率(PER)というものがあるからです。

仮に当期純利益が1億円で時価総額が20億円とするとPERは20倍となります。

株価は、実績よりも将来の業績見込み等を踏まえ、決定していきますので、成長性が高く見込まれる企業に対しては、PERが高くなる傾向があります。

最近のIPO企業の初値PERは、10~15倍程度ですので、PER10倍とし、上場時の時価総額100億円以上を目指すとした場合、上場直前期の利益水準としては、純利益10億円程度が求められることになります。また、上場後の成長戦略を描く際に、PERが高くなるような業界への進出が可能か否かも検討課題となります。成長が期待できる市場に参入している会社のPERは一般的に高くなりがちです。PERが高い業界に居る場合、上場している同業他社と比較されると、自然とPERが高くなります。

もう一つのポイントしては、上場後の目に見えないコストも含めて、上場維持するためのコストが約1億円程度かかってきます。そのようなことも勘案すると最低でも5億円以上の純利益は確保したいところです。

利益率については、同じ10億円の利益を計上するのに、売上高1,000億円かかる企業と売上高100億円で計上できる企業では、当然利益率が高い後者のほうが、投資先としては選好されます。

出資を受けるなら、経常利益率で10%以上は計画したいところです。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める