ビジネスマナー Vol.7 写真をきっかけに人脈作り。立食パーティマナーを学ぼう(その2)

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
パーティで料理の写真を撮るのはOK?人を撮るときの注意点は!?今回は、パーティマナー上級編をご紹介します。

 

 こんにちは!正門律子です。前回に引き続き、立食パーティのマナーです。

 

パーティで写真を撮るときの注意点

  最近よくいただくご質問は「パーティで、料理の写真を撮るのはマナー違反ですか?」というものです。確かにここ最近、パーティ会場のあちこちで「チロリ ローン♪」「パシャッ」と携帯もしくはデジカメのシャッター音を耳にします。ホームページやブログに、訪れた場所・料理の写真を掲載している方も多いです よね。

 

 マナーとは、周りの人に迷惑をかけない気配り―――という観点から申し上げますと、パーティ会場でわいわい談笑し ている最中であれば、それらの音は特に気になりません。ですから、歓談中に料理の写真を撮ってもOKです。料理待ちの渋滞の原因とならないよう、すばやく シャッターをきりましょう。

 

 ただし、人物を写す場合は注意が必要です。「撮ってもいいですか?」この一言を忘れてはいけ ません。また、「ホームページ(ブログ)にのせてよろしいでしょうか?」と必ず掲載許可を取りましょう。不特定・多数の人が自由に見る事ができるブログの 性質を考えると、無断で掲載してしまった場合、あなたにまったく悪気がなかったとしても、後日思わぬトラブルを招く可能性がございます。

 

 「デレデレと楽しそうに…!一緒に写っているのはいったい誰なの!?」

 「あの日うちとの先約をキャンセルして、こんな所におったのかーっ!!」

 「ライバル会社のパーティに、なんであいつが出席しとんねん!!」

  大人の世界(ビジネスの世界)は、かくもややこしいものなのです。上記例文はじめ、社長になったらあらゆるリスクを想定しなければなりません。

 

 もちろん例外はございます。被写体が新郎・新婦もしくは主催者・主賓であれば、たいていの場合撮ってもOKです。むしろ喜ばれる場合が多いでしょう。

 

パーティで見たマナー上級者

  私がパーティ会場で見た上級者をご紹介。携帯電話で仲良く写真を撮った後、「ありがとうございます!素敵に撮れました」などと一緒にその映り具合を確認し ながら話を膨らませ、最後には「この写真、お送りいたしますね」という口実で極めてナチュラルに、狙った方の携帯電話のアドレスをゲットし去っていきまし た。所要時間、わずか3分足らず。彼は紛れもなく、ナイス・ハンターです。

 

 携帯アドレスまでは教えてもらえなくとも、後日お礼状(お礼メール)に一緒に撮った写真を添付すれば「ああ、あの人ね」と、何十枚も交換した名刺の中の一人としてうずもれることなく、顔と名前を覚えていただけるでしょう。

 

 歓談中、主催者や主賓、もしくは主役をずーっと独占しているのは、実はマナー違反です。話が盛り上がり、ふと後ろを振り返ると「名刺を渡したいのは君だけじゃないんだよ」の列ができているかもしれません。

 

 最後に「盛り上がるどころか…」「実は、知らない人に話しかける事すら苦手なの」というシャイなあなたへ。前もって主催者に「どなたか紹介してくださいね」といっておけば、パーティにおいて終始無言の事態は避けられるでしょう。

 

・マナー初心者… 勝手に写真を撮る

・マナー中級者… マナーを守って写真を撮る

・マナー上級者… 写真をきっかけに仲良くなる

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