Vol.2 ソーシャルメディアを上手に活用して認知度をUPしよう。Facebook編

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

 こんにちは。丸山です。第2回目のコラムは、今もっとも巷を賑わせているソーシャルメディア・Facebookの特長と、活用方法を見ていきます。

最近人気のFaceboookってなに?

 Facebookの主な特長ですが、個人アカウントは「実名での登録」が必須だという事です。さらに、「Facebookページ」というビジネス利用が出来る企業のホームページに変わるようなものが簡単に作成でき、Facebookに登録している個人と簡単に交流できるようになっています。

 「実名利用」の為、「匿名」利用の多いTwitterよりも荒れにくく、建設的な議論がしやすいソーシャルメディアと言えます。

 「Facebookページ」は基本的なものであれば、キーボードが打ててコピーアンドペーストや、簡単なメールの送受信が出来る方であれば、すぐに作成出来ます。(複雑なFacebookページ制作になると、少し知識が必要になります。弊社でも制作を請け負っています。)

 「Facebookページ」上では、1つのテーマにつきトピックを作り議論する「ディスカッション機能」や、簡単な質問を問いかけられる「クエスチョン機能」がリサーチ的にも活用できるなど、ビジネスで利用する上で非常に便利でありがたい機能があります。

 さらに、さまざまな便利なアプリを活用して、ページを自由にカスタマイズ出来ます。一方で、Facebookの「個人アカウント」同士は、ボタンひとつで「友達」として繋がる事ができ、気軽に「Facebook」上に投稿する事が出来ます。
また、個人間でのダイレクトなメッセージのやり取りも可能ですから、チャットや、普段のメールでのやり取りをする場所としても使えます。投稿する時の字数制限はありませんし、写真や動画のアップロード(Facebookに画像や動画を保存しておくこと)も出来、さらに容量は無制限です。

 「いいね!」ボタンを押すだけで、友達同士で気軽なコミュニケーションも楽しめますし、コメントを残す事も出来ます。「Facebookページ」の上部についている「いいね!」ボタンは、個人アカウントであれば、誰でも「いいね!」ボタンを押す事ができ、「いいね!」ボタンを押した方のタイムライン(Facebookに個人アカウントでログインすると流れる情報の『帯』)に「いいね!」ボタンを押した「Facebookページ」が更新される都度、その更新情報が流れるようになります。
以上が、主なFacebookの機能と特長になります。

Facebookの活用事例。1週間でファン30万人超え。驚異の成功事例に学ぶ。

 1週間でファン30万人を超えたFacebookページをご存じでしょうか。
最近、破竹の勢いでファン数を増やし続けている「お江戸、いいね!~ I Like! EDO」という事例があります。

 もともとは、辞書・事典検索サービスの「ジャパンナレッジ」というサイトに関連して開設されたFacebookページですが、ずっとファン数は200人程度で推移していました。しかし、11月7日に「TOKUGAWA15判定」という徳川家康から慶喜までの15の将軍タイプを診断するアプリを導入して、わずか1週間で30万人ものファンを獲得しています。

 Facebookの国内ランキングでは、2011年11月21日時点で11位。無印良品やANAなどを上回っています。まさに記録的な成功事例といえます。

 「TOKUGAWA15判定」というゲームアプリのおかげで圧倒的なファンを獲得していますが、その要因は3つあげられます。

1:インテリ層に受けるネタ 徳川将軍

 「TOKUGAWA15判定」で歴代徳川将軍にひもづけて将軍タイプを診断してくれるという仕掛けが、Facebookユーザーの知的好奇心を刺激したようです。Facebookのユーザーが比較的ビジネスマンより、インテリ層が厚いということの証明ともいえます。

2:シェアさせやすい仕掛け

 診断後、自分が何代将軍だったかをFacebook上で簡単にシェア(共有)できます。それを見た他のユーザーが、自分もやってみようと、つぎつぎと連鎖的に拡散していくという仕組みです。歴代徳川将軍というのも、Facebookの友達にシェアさせるのに心理的ハードルが低い要因でしょう。これが芸能人だったりすると気恥ずかしさがあり、戦国時代の武将だと当たり前すぎると思いませんか。この絶妙さもシェアさせやすい要因の一つでしょう。

3:女性を押し出している点

 Facebookページのアイコンはイラストですが、動画や写真ではお江戸アイドルの「ほーりーさん」という女性がでております。男性はついついかわいい女性の写真などをクリックしてしまいがちではないでしょうか。歴史好き=男性層がメイン=女性、という分かりやすい構造ですね。

 さらに注目すべきは、ファンからの投稿すべてにコメントを返している点です。こういった地道な努力で、捕まえた顧客をつなぎとめていると思われます。
仮にFacebookに広告を出したとしても、ここまで短期間でこの成果は非常に困難でしょう。それがゲーム性のあるアプリで仕掛けるとこれだけの効果が出せるという事です。

 Twitterと違い、Facebookではこういったゲームや手の込んだアプリを設置することが出来ます。当然、アプリの開発には多少のコストが必要ですが、単純な広告では得難い成果が狙えるのがFacebookの面白さだといえます。

Facebookは小さい会社こそ活用できるメディア。

 上記の事例はそれなりに高度な活用といえますが、まずは簡単にFacebookをはじめてみましょう。弊社での実際の事例をもとに使い方を紹介します。
弊社では、「アド.プランニング株式会社」として「Facebookページ」を作成する事で、第2の企業ホームページとして活用しています。

 内容は、主に代表(私)のブログ更新情報を流したり、自社の商品の告知をしたりして、自社ホームページへの誘導をしています。また「Facebookページ」はたくさん作成出来るため、事業ごとに「Facebookページ」を作成しています。

 最近は、弊社の事業ドメインの1つであるITコンサルティング+ソーシャルメディア運用・解析「SMM master(ソーシャルメディアマスター)」の「Facebookページ」を作成し、ソーシャルメディア関連の最新情報や、「いいね!」ボタンを押さないとコンテンツが見られない「ファンゲート機能」を設置して弊社のキャラクターの壁紙の無償配布を行ったりして、自社の認知度UPの為にFacebookを活用しています。

 そして、Facebookでは、ピンポイントな「広告」が簡単に出せることも魅力です。ターゲティングの指定は性別、年齢、所在地、出身地から、出身大学や所属している会社名など、とにかく細かくターゲットが絞れますので、ニッチなビジネスをしている方にとっては、従来の広告に比べて格段に使いやすいメディアです。費用もワンクリック数十円からで、上限も数千円単位で設定できるので、予算に応じて安心して使えます。クレジットカードがあればすぐ申し込めて、申し込みから数日で使えるようになります。
もちろん広告には審査があるので、変な広告は出稿できません。

 Facebookの機能自体も日々進化の最中で、最近では友達以外の投稿情報も見られるようにする「フィード購読機能」や、「リアルタイム」で「友達」の動きが追えるようになったりしています。
実は、Facebookというのは、ブログやTwitterの機能もすべて兼ね備えているので、今までのソーシャルメディアのいいとこ取りのような存在なのです。

 まとめると、Facebookの主な特長と魅力は以下の4点です。

1:「個人アカウント」は「実名登録」が必須である事

2:「ビジネス利用」が可能な「Facebookページ」が作成可能な事

3:「個人アカウント」と「Facebookページ」とが気軽に交流できる(コミュニケーションが取れる)事

4:ニッチなプロモーションツール・広告メディアとして活用できる

 起業直後の企業や店舗は、ほぼ認知度ゼロの状態でスタートする訳なので、こんなにありがたいサービスはいままでありませんでした。これが基本無料で利用できるというのは、すごいことです。
ぜひ、「Facebook」をビジネスにどんどん活用し御社のPR活動をして、認知度UPを目指し、御社のビジネス向上に繋げましょう。

 

 最終回の次回は、全体を通して起業後にソーシャルメディアを活用する際の心構えについてです。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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