もう失敗しない!英文ライティング10カ条

海外ビジネス

執筆者: ドリームゲート事務局

誰もがパソコンでの書類を作り、メールで社内外に向けて文章を書き何らかの情報を伝達する立場になりました。これは、考えてみれば凄いことです。が、その反面、従来の学校教育では文章を書く訓練を充分に受けていなかったのも事実。そこで英文ライティングの10Basic Techniquesと題し、まず五つの約束をお伝えします。これだけでも、英文の見た目や印象が変わります。
私が代表を務める有限会社ビジネス・クエストは、プロ・ネイティブによる英文添削サービスを提供しています。これまで数多くの添削をさせて頂くなかで、日本人の英文ライティングの弱点が浮かび上がっています。

この記事では、基本にも関わらず意外に実践されていない英文ライティングの10 Basic Techniquesをお伝えします。主に英語中級レベルの方向けですが、上級の方でも全てをマスターされている方は少ないようです。

これらに注意すれば、即効でネイティブの見る目が変わります!

No.1 一行ごとに改行する必要なし

《Bad Example》

I got up at 8 o’clock this morning.

I washed my face and had breakfast.

When I got to the train station, it started raining.

今朝8時に起きた。

顔を洗って朝食を食べた。

駅に着いたら雨が降り出した。

《解説》
ポエム(詩)などを除き、一般的な文章はセンテンス毎に改行せず、続けて書きます。日本人には、さほどヘンに見えませんが、ネイティブにとっては、とても違和感を覚えるそうです。

No.2 インデントを使って読みやすく

《Good Example》

I got up at 8 o’clock this morning. I washed my face and had breakfast.

When I got to the train station, it started raining. I did not bring an umbrella with me. I hope it will stop before I arrive at Tokyo Station.

今朝8時に起きた。顔を洗って朝食を食べた。

駅に着いたら雨が降り出した。傘を持って出なかった。東京駅に着く前に雨が止みますように。

《解説》
日本語には段落の始めは1文字下げる習慣がありますが、英語でも同様のルールがあります。これを、インデントといいます。読みやすくするための習慣です。

どれくらい文頭を下げるかについては、好みもあるようですが、ハーフインチ(≒1.2cm)を目安にしてください。パソコンでタブキー(Tab)を一回押すと、それ位のスペースが空くと思います。パラグラフを書き始める時、タブキーを一度押しましょう。インデントをしない場合は、パラグラフとバラグラフの間を一行開けましょう。

メールの際は、インデントしなくてOKです。ビジネス文書は、する場合もしない場合もあります。

No.3 ワン・パラグラフ=ワン・アイデアが鉄則

《Bad Example》

I got up at 8 o’clock this morning. I washed my face and had breakfast. My mother said that she would go to Kabuki with her elder sister. When I got to the train station, it started raining. I did not bring an umbrella with me. I hope it will stop before I arrive at Tokyo Station. Today is a very busy day. I have two classes in the morning and another one in the afternoon, then I will go to the bakery where I work part-time. The store manager is a 35-year old man with twin girls. The girls are very pretty and we all love them!

今朝8時に起きた。顔を洗って朝食を食べた。母が姉と歌舞伎に行くと言った。駅に着くと雨が降り出した。私は傘を持って出なかった。東京駅に着く前に、雨がやみますように。今日はとても忙しい。午前中に2つ授業があり、午後にももう1つ、それからバイトしているベーカリーに行く予定。店長は35歳の男性で、双子の女の子がいる。すごく可愛いので、皆に好かれている!

《解説》
同じパラグラフに異なる内容を入れるのは嫌がられます。ひとつのパラグラフには、ひとつの内容(アイデア)に留め、次の内容は次のパラグラフに入れましょう。

上のサンプルは、1)朝起きて家の中での話、2)駅についてから(家の外)の話、3)今日一日の話4)バイト先の話、と4つが入っています。ネイティブからすると、ごちゃごちゃしすぎで紛らわしい(confusing) 印象を受けます。

No.4 辞書を引いて、正しくボキャブラリーを増やす、スペルミスは大敵

《Example》

【×】Torino Olympic →【○】The Turin Olympics 「トリノオリンピック」

2006年3月のオリンピックの頃、多く見られた誤りです。トリノなど非英語圏の地名は、現地のスペルと英語名が異なる場合があります。また、Olympicsと複数形になるのも要注意。書く前に、英字新聞のウェブサイトなどでサっとチェックしましょう。

【×】figure skate player →【○】figure skater 「フィギュアスケート選手」

これもオリンピック関連です。スポーツ選手を表現する場合、playerを使う競技と使わない競技があります。baseball player, soccer player, swimmer, skierなど。ネイティブでも説明しづらい習慣的なものです。

【×】clam school →【○】cram school 「塾」

RとLに弱い普通の日本人はこのようなミスをしがちです。音で適当に覚えてしまうと危険です。

【×】 boring →【○】bowling 「ボーリング」

これも上記と同様の間違いです。We will have a bowling party tomorrow. のはずが、boring party (退屈なパーティ)にならないように要注意!

《解説》
要は、当てずっぽうに単語を書かない、ということです。初めて使う単語は辞書やウェブサイトでチェックしてから書く、スペルに自信が無い時も辞書をチェックしましょう。そのひと手間が英語力アップの秘訣です。

Microsoft WORDにはスペルチェック機能がありますが、エラー表示が出ていてもそのままにする方もいます。「F7」キーを押すだけと簡単なので是非使いましょう。

No.5 文頭に要注意

but, and, also, because, therefore, then, however, nevertheless, otherwise 等を文頭にするのは避けましょう。

《Bad Example》

I had a very busy day today. But, I was not able to sleep well. Because, I was thinking about my business trip to LA next week. So, I am so sleepy this morning.

今日は忙しかった。でも、よく眠れなかった。なぜかといえば、来週のLA出張のことを考えていたから。だから、今朝はすごく眠い。

《解説》
上の例文はちょっと極端ですが、多かれ少なかれ、文頭に接続副詞を持ってくる傾向が日本人全般にあります。これは、ネイティブの目には初心者っぽい印象になります。文頭には置かず、前の文とカンマなどで繋ぎましょう。

また、日本人は、接続副詞が好きでよく使います。ネイティブからすると、不必要と思われるケースもあるそうです。

No.6 代名詞をいきなり使っても通じない

《Example》

  • my pen → it
  • my colleague → she (または he)
  • my customers → they

《解説》
「何」「だれ」などを特定せず、いきなりit, that, this, he, she, theyで表す人がいます。これでは、読み手が混乱してしまいます。例えば、”Taro”は後で”he”と代名詞を使って構いませんが、いきなりheにしないようにしましょう。

No.7 アバウトな情報は禁物

細かい点を省略せず5W1H(Who, Whom, When What, Why, and How)を意識する。

《Bad Example》

I woke up very early to wear a kimono and it took a long time. It was a very hard day for me, so I have lost two kilograms in a day!

着物を着るためとても早く起きた。長い時間がかかった。かなり大変な一日だったので、1日で2キロも体重が減った。

《解説》
例文は、成人の日の日記です。興味を引く内容ですが、着物や成人式自体よく知らないネイティブにとっては「どうして?」「なぜ?」と疑問だらけで、さっぱり分からないもどかしい文章に映ります。

  • very early ← what time?
  • a long time ← how long?
  • very had day ← why?

の情報を書き入れると更に良い文章になります。

No.8 セミコロン(;)とコロン(:)が上手く使えれば、好印象

No.5の接続副詞と関連しますが、セミコロンやコロンを使って文章をつなぐこともできます。セミコロンやコロンが正しく使えるようになると、非常に書き慣れた印象になります。

《セミコロン(;)の使用法》

1.接続副詞の代わりに等位な2つの文章をつなぐ

Keeping the kitchen clean is an important responsibility; everyone must do his or her part to put dirty dishes into the dishwasher and keep the countertops clear.

キッチンを清潔に保つことは大切な義務です。全員、各自の責任で汚れた食器を食洗器に入れ、台の上をきれいにしなければなりません。

2.接続副詞を使いながら2つの文章をつなぐ

Exercising is a good way to lose weight; besides, it also helps to build strong bones and muscles.

エクササイズは減量の良い方法です。それに、強い骨と筋肉をつくるのに役立ちます。

3.事項を並べる

The Silence of the Lambs swept the other major categories in the Academy Awards, with Jodie Foster, for Best Actress; Anthony Hopkins, for Best Actor; and Jonathan Demme, for Best Director.

「羊達の沈黙」はアカデミー賞において他の主要カテゴリーも総なめにした。ジョディ・フォスターがBest Actress賞、アンソニー・ホプキンスがBest Actor賞、ジョナサン・デミ がBest Director賞というように。

《コロン(:)の使用法》

1.何かを列記する

I needed to buy three things at the grocery store: milk, orange juice, and cream cheese.

食料品店で3つのものを買わなければ。ミルク、オレンジジュース、それとクリームチーズ。

2.何かを定義する、説明する

Osaka: the capital of Osaka Prefecture with a population of 2.5 million.

大阪市:大阪府の府庁所在地。人口250万。

I’ll tell you what I did: I laughed out loud!

何をしたか教えてあげる。大笑いしたのよ!

No.9 クオテーションマーク(引用符)は英米で違う

会話を引用する時などに使うquotation markは、アメリカ英語とイギリス英語では少し違います。

American Englishはダブル(“”)

“I’m leaving tonight,” said Emily.

コンマは、“”の内側にくる点も要注意です。

British Englishはシングル(‘’)

‘I’m leaving tonight’, said Emily.

コンマは‘’の外側に来ます。

No.10 Three Dots (省略符号)にもルールあり

引用文の途中省略や文末に使いますが、基本は3つ(…)です。文末のときだけ、最後のピリオドとあわせて4つになります。

《God Example》

Kennedy said, “And so, my fellow Americans…ask what you can do for your country.” (3つ)

ケネディ大統領は言った「我が同胞の米国民よ(以下略)諸君が国家に何を成し得るか問いたまえ」

“To be or not to be….”(4つ)

「このまま生きるか、それとも死ぬか…」(シェークスピア)

《解説》
無意識に点を並べていた方もいらっしゃるのでは?こんなことにもルールがありますので、要注意です。

いかがでしたか?
The best way to improve your writing is to write often. と言います。少しずつでも効果は出ます。頑張りましょう!

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