創業時の助成金FAQ:サラリーマンから今度起業しようと思っています。起業にあたって使える助成金はありますか?

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執筆者: ドリームゲート事務局
掲載日:2011年5月13日
 

Q.サラリーマンから今度起業しようと思っています。起業にあたって使える助成金はありますか?

現在、会社員をしています。前々からやりたかった飲食店で起業しようと思っているのですが、資金が足りないので助成金を利用したいのですが、何かよい助成金はありますか?
 

A.回答

■脱サラの場合、受給資格者創業支援助成金の利用を検討するとよいでしょう。

この助成金は5年以上雇用保険に加入していた方が会社を辞めてから再就職ではなく、起業する場合に創業後3か月以内に支払った経費の3分の1(上限200万円)を「お祝い金」のような形で支給するものです。

この助成金を申請する場合の注意点としては、起業する前(失業保険をもらっている間)にあらかじめ法人等設立事前届を提出しておく必要があります。

また、失業保険の残日数によっては、再就職手当も貰える可能性があります。再就職手当とは、失業保険を満額もらい終わる前に就職が決まったり、事業を興した場合に、もらわなかった失業保険の額の30%がもらえるというものです。

注意していただきたいのは、受給資格者創業支援助成金も再就職手当もいずれもハローワークが窓口ということです。ハローワークは「求職者(再就職を求める人)」をサポートするところなので、最初から自分で事業を興す予定の人は助成金も手当もサポート対象外という判断が下されてしまいます。あくまで、色々考えた結果、事業を興すことにした、というストーリーが必要です。

近年、いずれの助成金でもそうですが、事前に計画書などの提出を求めているものが非常に多いので、起業が決まったら一度ご相談ください。弊社にご相談いただいたお客様でも相談が遅かったために、もらえるものがもらえなかったというケースが非常に目立ちます。

また、助成金はある程度受給可能かどうかは判断可能ですが、100%必ずもらえる類のものではないのと入金までのスパンが長いので、開業資金として考慮にいれるのはおやめください。あくまで「もらえたらいいな」程度にお考えください。

他にも創業系の助成金は、中小企業基盤人材確保助成金、地域創業助成金(平成20年3月で廃止予定)、高年齢者等共同就業機会創出助成金などあります。また、創業系以外にもトライアル雇用奨励金やパートタイム助成金など比較的すぐに利用でき、入金スパンが短い助成金もあります。しかし、事業内容、規模、従業員の有無、融資の可能性等によって資金調達の手段は一概にお答えできかねますので一度弊社の助成金無料診断ををお試しください。

■その他、創業時に利用できる助成金一覧
http://www.joseikin-support.com/joseikin/sougyou.html

■受給資格者創業支援助成金(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/b02-2.html

 

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