【テンプレート・実例つき】小売業を成功させる事業計画書のポイントまとめ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

「小売業に特化した事業計画書の書き方が知りたい」この記事を読んでいる人はそのように考えているのではないでしょうか。

小売業のビジネスモデルは他業種とちがう部分があるので、それに特化した事業計画書が必要です。小売業のポイントをおさえた事業計画書をつくれば、資金調達に成功し、事業も成長させられるでしょう。

この記事では、事業計画書づくりのプロ集団ドリームゲートが、小売業の起業を成功させる事業計画書づくりのポイントをお伝えします。だれでもかんたんに小売業の事業計画書がつくれるツールも紹介していますので、参考にして事業計画書づくりに取り組んでみてください。
小売業を成功させる事業計画書のポイントまとめアイキャッチ

 

- 目次 -

小売業で成功する事業計画をつくるための基礎知識4つ

小売業の起業を成功させるためには完成度の高い事業計画書をつくることが必要不可欠です。計画書をつくりはじめる前に必ず知っておきたいポイントが4つあるので、ひとつずつ確認していきましょう。

小売業の成功に事業計画書が必須な理由

事業計画書をこれから作ろうとしている人にとって、「事業計画書は融資を受けるための書類」という認識があるかもしれません。事業計画書はいわば融資の添付書類といった位置付けで作るものなのでしょうか?いえ、そうではありません。事業計画書つくることは多くの効果があります。

事業計画書をつくるメリットとしてよく挙げられるのは次の4つです。

  • 融資や資金集めのさいに、説明資料として役立つ
  • 頭のなかのプランを紙に書いて見える化することでイメージが明確になり、スムーズに事業を進められる
  • 事業のプランを専門家や第三者に見せて、さまざまなアドバイスを受けることができる
  • 具体的なデータを集めることで、計画が根拠のない理想論になることを防げる

事業計画書は一度ベースを作ってしまえば、微修正を加えるだけでさまざまな場面で活用できます。めんどくさいと感じるかもしれませんが、のちのち必ず役に立つのでしっかり仕上げましょう。

下記ページでは小売業を含めた全11業種の事業計画書作成例を紹介しています。目を通すことで事業計画書のイメージがふくらむはずです。

 

事業計画書をひとりで仕上げるのはハードルが高い人には、ドリームゲートのノウハウがつまったテンプレートや「事業計画書作成サポートツール」がおすすめです。とくに事業計画書作成サポートツールはブラウザ上で作業するだけでかんたんに事業計画書がつくれるので、事業計画書づくりの入門にぴったりです。

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小売業のしくみ

小売業とは、卸売業者などから商品を仕入れて消費者に直接販売する業種のことをいいます。街中で見かけるスーパー、コンビニはいずれも代表的な小売業です。アパレルや家電量販店、ドラッグストアなど特定の分野に特化した専門店も小売業に含まれます。

最近では実店舗をかまえずネットショップだけで起業することも増えてきましたが、これも小売の業態のうちのひとつです。

小売業は価格ではなく「価値」で勝負する

一般的に小売業は卸売業者から仕入れたものを販売します。同じものを取り扱う競合他社がいる場合には、店舗や売り方に魅力がないと単純な価格競争になりがちです。

いったん価格競争になると利益率を改善するのが難しく、むやみに価格を下げるのは大手企業のように体力があったとしても危険な戦略です。小売業で成功するためには、値段を下げずにいかに付加価値をつけていくかがポイントになります。

付加価値をつけるためには、店舗にコンセプトを持たせて魅力を演出することが重要です。魅力的な店舗は独自性、ストーリー、ターゲット設定などから複合的に生まれるものです。

「売れそう」「儲かりそう」をきっかけにお店を始めるのも決して悪いことではありませんが、事業を成長させたいなら独自の価値をつくっていく必要があるでしょう。

小売業で起業した成功事例4選

小売業の成功事例から参考にしたいストーリーを4つピックアップしました。いずれも事業計画を立てるときに役立つ事例です。気になるものはリンク先でくわしく読んでみてください。

小売業の成功例①雑貨やコーヒーのネットショップ

海外好きな創業者が、とくにハワイのパワーと雰囲気が大好きという理由で、「ハワイなどナチュラル感あふれる商品」を提供するというコンセプトで立ち上げたショップです。創業者は年の半分を海外で暮らしているそう。誰もが憧れるライフスタイルではないでしょうか。

https://kaigyou.dreamgate.gr.jp/jigyoukeikakusho_sample_kaisetsu/interview/915/

小売業の成功例②スマホ関連アクセサリー販売

機能性や耐久性ばかりが重視されがちなスマホアクセサリーで、ファッション性に注目。「洋服を着替えるようにiPhoneも着替えよう」というコンセプトでヒット商品を次々にリリースしています。小売業からメーカーに挑戦した経緯も興味深いです。

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小売業の成功例③枕・寝具専門のネットショップ

創業者の「古くて捨ててしまった愛用の枕を取り戻そうと探し回ったけど、結局取り戻せなかった…」というストーリーから生まれたネットショップです。「在庫を持たない」「ビックデータを活用する」という革新的な経営戦略も参考になります。

https://kaigyou.dreamgate.gr.jp/jigyoukeikakusho_sample_kaisetsu/interview/898/

小売業の成功例④自転車屋

「安売り店でもなく、マニア向けでもない、通勤向けの“ちょうど良い”自転車」がコンセプト。紹介した事例のなかでは一番シンプルなビジネスモデルなので、参考にしやすいかもしれません。経費をおさえた堅実な事業計画の立て方はぜひ見習いたいところです。

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小売業の成功で考えるべき4つのポイント

小売業にはほかの業種と異なる特徴があります。小売業特有のポイントをおさえることでビジネスの成功可能性を高められるので、事業計画を立てるときに必ず意識していきましょう。

ポイント①店舗の立地をどうするか

店舗の立地は売上に大きく影響します。たとえば「ターゲットがファミリー層なのに単身者が多い地域に出店する」「学生向けの店なのにお年寄りの多い地域に出店する」といったミスマッチがあれば、どんなに魅力ある店舗づくりをしても思うように売上が伸びません。

取扱商品のターゲットに合った立地を選ぶことがは大前提として、適切な立地を選ぶためにはターゲットの性別、世代、ライフスタイルなどもできる限り細かく想定することが欠かせません。 自社の商品をどんな人に買ってもらいたいのか、人物像を具体的に想像してみましょう。

ポイント②プロモーションをどうするか

魅力的な店舗をつくっても、お店のことを知ってもらえなければお客さんは来てくれません。小売業のお客さんは一般消費者なので、販売促進のやり方が売上に大きく影響します。来店を促すには、チラシを配る、雑誌やWEB広告、看板を設置するなどの方法でまずはお店のことを知ってもらう必要があります。

来店後の購入確率を上げるには商品の陳列やポップを工夫するだけでも効果があるでしょう。たとえばコンビニの店内レイアウトは、購入確率を上げるためによく練り込まれたものになっています。

オンラインで商品を販売する場合は、写真と説明文だけで商品のニュアンスを伝えるこまやかさが必要です。また、サイトのレイアウトが見やすくなっているかも購入まで至る確率に直結します。

ポイント③商品の仕入れルートをどうするか

販売する商品の仕入れルートは、オープン前にある程度あたりをつけておく必要があります。じっさいは仕入れを繰り返すなかで仕入先を開拓していくことになりますが、最初に取引する業者によって品揃えの方向性が決まります。店舗コンセプトにあった仕入ルートを確立することで、コンセプトに合った店舗づくりがはじめて可能になるのです。

仕入先の選定が重要なのはコンセプトの観点からだけではありません。同じ商品でも業者によって卸値がちがうことがあるので、できるだけ安く仕入れられる業者を探したいものです。卸値のちがいは利益率にダイレクトに影響するため、小さな金額でもあなどれません。

ポイント④在庫管理をどうするか

小売業がうまくいかなくなる原因で一番多いのは、過剰在庫による資金不足です。最初は小さくはじめて、売上に応じて徐々に在庫を増やしていくと過剰在庫のリスクを抑えられるでしょう。

適正な在庫は売上や回転数から予測できるので、売上に応じた在庫量に抑えるようにするのがポイントです。

具体的な売上予測の数値を立てる3つの方法

事業計画書づくりや仕入れ計画を立てるのに欠かせないのが正確な売上予測です。売上予測をより正確に立てるために有効な方法を3つ紹介します。

方法①実地調査(テストマーケティング)

販売ターゲットと同じ年齢や性別の人にインタビューしたりアンケートをとって、どんな商品や売り方が求められているかリサーチする手法です。

販売ターゲットに絞ってSNSでアンケートをとると率直な意見が集めやすいため、SNSアンケートは近年よく活用されています。また、クラウドファンディングを使ったテストマーケティングも結果が目に見えるので効果的です。ECでの起業を考えているならとくに有効でしょう。

本格的に事業を開始する前には、友人・知人などの小規模な範囲でじっさいにサービスを提供し、意見を聞いてみましょう。自分では気づかない問題点・改善点に早く気づけるので、正式オープンをスムーズに迎えられます。

方法②公開されているデータや統計の活用

一般公開されているデータや統計情報を積極的に活用しましょう。信頼できる機関が調査したデータなら、事業計画書に取り入れることで計画書じたいの信頼度も上げられます。公的機関だけでなく、民間調査会社によるデータも柔軟に取り入れましょう。

こちらのページに参考にできるデータがまとめられているので、参考にしてください。

また、「地図で見る統計(J-stat)統計データ」を使えばじっさいに出店を検討しているエリアに合わせた売上予測が可能です。

まずは、「地図で見る統計」のシステム上で市場や商圏を指定して、そのエリアのデータをもとに計算します。具体的にオフィス街でテイクアウト中心の飲食業をする場合を例として計算してみましょう。

「地図で見る統計」で調査した結果、商圏内での昼間の人口が20,000名となったとします。このうち、テイクアウトで食事をとる率を10%、昼食単価を800円と仮定しましょう。

年間の市場は20,000人×10%×800円×260日(週5日勤務)=4億1600万円と計算できます。

この4億1600万円のうち、どれだけのシェアがとれるかを計算すれば根拠のある売上予測になります。計算して数字を出したあとも、商圏内の競合企業をネットで検索したり、じっさいに商圏内を視察したりして、イメージをふくらませましょう。

方法③調査業者に依頼

より実態に近い売上予測を立てたい場合には、民間の調査会社に依頼するのもひとつの手です。調査費用はかかりますが、自分で調査するよりも精度の高い予測ができるでしょう。

小売業で定番の資金調達先&事業計画書の実例

小売業でよく利用される定番の資金調達先と、じっさいに資金調達に成功した事業計画書をまとめました。事業計画書をつくるなら資金調達に成功したものを参考にするのがいちばんです。まずは紹介した事業計画書をよく読み込んでイメージを具体的にしてください。

定番の資金調達方法5選

現実的に考えられる資金調達方法はここで紹介する5つです。それぞれの特徴を理解しましょう。

新創業融資制度(日本政策金融公庫)

これから開業する人にとくにおすすめの融資制度です。審査結果によりますが、基本的に無担保・無保証で利用できるので経営者が抱えるリスクを最小におさえられます。開業後でも2期を終えるまでは利用できるのもありがたいポイントです。

中小企業経営力強化資金(日本政策金融公庫)

経営革新等支援機関(認定支援機関)による経営指導を受けている場合に利用できる融資制度です。形式上は担保・保証や自己資金の要件がないので、事業計画書のできしだいではよい条件で借入れが可能です。

地方自治体の制度融資

地方自治体の制度融資は、自治体が独自に利子補給をしている場合もあり低金利で借りられるのが魅力です。ただし、自治体と保証協会の審査が必要になるのでスピード感に欠けるデメリットもあります。

補助金・助成金

補助金や助成金は融資と違って返す必要のないお金です。申請するだけでもらえる補助金もあるので、使えるものがないか自治体のホームページなどで調べてみましょう。J-net21などのウェブサイトにも情報がまとまっています。

自己資金

融資を受ける場合でも、融資金額の10分の1は自己資金が必要になります。自己資金はどれだけあっても多すぎることはないので、起業を決めたときから少しずつでも貯金をはじめましょう。

資金調達に成功した「事業計画書」11業種12社を参考にしよう

資金調達を成功させるには、金融機関が重視するポイントをしっかりおさえた事業計画書を作ることが必要不可欠です。ドリームゲートでは資金調達に成功した事業計画書を11業種12社無料公開しています。まずは自分の取扱商品に近い業種の事業計画書を読みこんで、資金調達のために必要なレベルを理解しましょう。

事業計画書に欠かせない8項目

事業計画書には一定の様式はありません。しかし、どんな事業計画書でも記載しておくべき項目が8つあります。

 

  • 事業プラン名
  • 事業内容
  • 市場環境
  • 競合優位性
  • 市場アクセス
  • 経営プラン
  • リスクと解決策
  • 資金計画

ここでは各項目の具体的な内容は省きますが、下記ページでは事業計画書の記載内容について基本的な考え方を解説しています。計画書を書きはじめるときにぜひ参考にしてください。

小売業の事業計画書はツールで確実かつ素早く仕上げる

ここまで事業計画書の作成に必要な内容を解説してきましたが、事業計画書をいきなりひとりでつくるのは難しいものです。

そこでおすすめなのが、ドリームゲート監修の「事業計画書作成サポートツール」です。これまで6万件以上の起業をサポートしてきたドリームゲートのノウハウがつまったツールを完全無料で利用でき、操作もブラウザ上なのでかんたんです。事業計画書づくりの最初の一歩にぜひ活用してください。

まとめ:基本をおさえた事業計画書が小売業を成功に導く

小売業のビジネスモデルはシンプルです。しっかりした事業計画をつくり、計画に沿った経営をすれば起業が成功する可能性を大きく高めることができるでしょう。小売業の事業計画書のつくり方には特有のコツがあるので、ポイントを逃さないためにもテンプレートや事業計画書作成サポートツールを有効活用してください。

 

 

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