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「IT導入補助金」の採択率を上げるための傾向と対策

資金調達

執筆者: 西内 孝文

昨年スタートアップや事業者の方に人気のあった補助金の一つに「IT導入補助金」があります。
IT導入補助金とは、ITを利活用して中小企業・小規模事業者等の発展を図るために給付する補助金のことです。
例えば、経営改善のために新しいITツールを導入する際に発生した費用やホームページ制作にかかった費用のうち3分の2、100万円以内が補助される制度がIT導入補助金です。

2018年も、IT導入補助金は引き続き公募される見込みとなり、昨年を9倍上回る13万5千社の利用を想定すると発表されています。なお、多くの事業者に利用していただくため、補助上限は100万円から50万円に下がる可能性があります。

補助上限額が下がったからといって採択されやすくなるわけではありません。
前回最後のIT導入補助金の採択率は3割程度と予想されています。
今回のコラムでは、少しでも採択率を上げるために、今から準備すべきポイントについて解説を致します。

この記事の監修:ドリームゲートアドバイザー西内 孝文氏
(ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社 代表取締役)

税理士、特定社会保険労務士、中小企業診断士、特定行政書士、
CFP®の複数の資格を活用し、ワンストップサービスを展開。
着手金なしの成功報酬で補助金・助成金等各種支援を数多く
行っており、自らもいち早く各種支援策を活用することで、
実際に使えるソリューションをクライアントに自信を持って
提案している。

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アドバイザー:西内 孝文

IT補助金申請から採択までの流れ

現時点(2018年1月30日)では、次回のIT導入補助金の概要が確定していないため、昨年の概要を参考に説明をします。

”公募→申請→採択→発注・納品・支払→実績報告→補助金受給“の公募開始から補助金を受給するまでの流れは、他の補助金と変わりはありません。

しかし、他の補助金と大きく変わる点が一つあります。
それは、申請から報告まで、全ての手続きを「IT導入支援事業者」に代行してもらわなければならないという点です。

IT導入支援事業者とは

「IT導入支援事業者」とは、補助事業者(中小企業・小規模事業者等)が行う生産性向上に係る計画の策定を支援し、当該事業者の生産性向上に資するITツール(ソフトウエア、サービス等)の提案・導入及びこれに要する各種申請等の手続(補助金交付申請、実績報告及びその他必要に応じて事務局に行う申請業務等)を行う者として、事務局に登録された者をいいます。

と昨年のIT導入補助金のサイトに明記されております。
この流れは、2018年も変わりませんので、自社に合ったITツールを提供する IT導入支援事業者を早い段階で見つけることがポイントの1つになります。

また補助金申請に慣れている業者を選択することで、ストレスなくスムーズな補助金申請を行うことができますので、2017年もIT導入支援事業者登録をされていて、採択実績がある事業者を見つけるのも重要な点です。

採択率を上げるためのポイント

前回の公募要領には、申請金額ごとにおける加点ポイントが存在しました。
おそらく2018年以降も同様の加点ポイントが存在することになると思いますので、採択の可能性を上げるためにも今からおさえておくと良いでしょう。

【加点ポイント1】おもてなし規格認証を取得する (補助金額20~50万円未満)
おもてなし規格認証とは、サービス品質を見える化することによって、サービス事業者の活性化を促進する仕組みです。自社のサービスを、『お客様』、『社会性』『従業員』、『継続性』の4つの視点から評価し、認定されることでサービス事業者には認証マークが付与され、サービス品質が「見える化」されます。
認証マークには、紅、金、紺、紫の4つのグレードがあり、紅は自己宣言によって無償で登録することができ、金、紺、紫は第三者認証が必須の有償となります。加点は紅以上でOKです。

詳しくはこちら
https://www.service-design.jp/

【加点ポイント2】事業計画の策定に関する『専門家』の支援 (補助金額50~80万円未満)
補助金額が50万円から80万円未満の場合、【加点ポイント1】に加え、事業計画の策定やその他ITツールに関して『専門家』の支援を受けると加点になります。
『専門家』とはよろず支援拠点、地域プラットフォーム、ミラサポに在籍・登録のある専門家、社内のITコーディネーター等です。専門家を探したいのであれば、お近くの商工会議所かミラサポの窓口に相談してみるのがよいです。

専門家を選択する際は、「IT導入支援事業者」の時と同様で補助金申請に慣れているかどうかという点を考慮するとよいでしょう。
というのも、申請書の中で事業計画と計画数値を記入する項目が存在します。
今回申請するITツールを導入することで、どの様に経営が改善するのかという点を端的にまとめる必要があり、この部分は慣れている専門家のブラシュアップが必要不可欠です。採択率をアップするためにも、慣れている専門家からのアドバイスを受けることが望ましいでしょう。ドリームゲートの専門家相談サービスにも経験豊富かつ加点対象の登録専門家が登録していますので是非ご相談ください。

【加点ポイント3】『経営力向上計画』の認定・提出 (補助金額が80万円以上)
補助金額が80万円以上の場合、【加点ポイント1・2】に加え、中小企業等経営強化法に基づく『経営力向上計画』の認定を取得すると加点になります。
既に取得をしている場合は、認定証を提出する必要があります。

詳しくはこちら
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/

これらの認定は取得をするまでに時間が掛かります。あなたの会社の業種によっては、IT導入補助金の公募が始まってからの取得では間に合わない可能性もありますので、今のうちに準備しておくと便利です。

まとめ

今回は、昨年に引き続き公募される見込みとなった「IT導入補助金」についてご紹介を致しました。補助金は、公募が始まってから準備されると遅いこともあるため、今から準備しておくと良い点についてご紹介をさせて頂きました。
今後も「IT導入補助金」についてウォッチしてまいりますので、正式な公募がスタート致しましたら、改めてご紹介をさせて頂きます。

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