小資本でも成功できる!業界No.1ビジネスの作り方 Vol.1 20年間の起業家人生でたどり着いた結論。小資本ビジネスでも成功できる

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

■はじめに

 R3Corporation株式会社の平松です。このコラムでは、小資本でも成功できる!業界№1ビジネスの作り方を解説します。

 まずは、私自身の話をしたいと思います。私が経営者になって15年ほどたちます。現在は小さな会社を3つ経営しています。

 1社目は一番最初に起業し、私の経営者人生のスタートとなったシステム開発の会社です。苦労しながら続けた結果、今期で早いもので15期目に突入しています。現在、この会社は社長を後輩に譲り、会長という立場で経営に関わっています。

 2社目は知人の会社を救済するために、そのビジネスの譲渡先として用意した美容関係の会社です。当初はサロンを運営していましたが、現在はスクールを中心とした事業に変貌しています。

 3社目は3年前に起業し、現在私自身がもっとも注力をしている会社で、貸会議室事業やネット通販サイトの運営、人事や組織改編、IT関連のコンサルなどの事業を行っています。

 私自身の経営者歴は15年ということになるのですが、独立という意味では、もう少し長くなります。最初に仕事を始めたのは19歳、あるシステム会社にてエンジニアとして就職したところから、その後、22歳で当時はまだ珍しかったフリーのエンジニアになりました。そんなこともあり、起業家人生としては、20年以上になってしまいます。

 20年も起業家・経営者をしていると、よく人からアドバイスを求められるようになります。確かに、起業家としても経営者としても、長い期間活動しているので、アドバイス出来ることも多いのですが、その中心は、労務や人事に関すること、組織形成や部下の教育、採用に関することです。

 それは、私のマニアックな性格が功を奏したのか、1社目のシステム会社を起業してからというもの、おそらく普通の中小企業ではあり得ないほど、社内の労務や教育、採用などの制度などの整備を行ったの経験があるからでしょう。

 また、それぞれのステージで経験する悩みやトラブルも一とおり体験していますし、通常は相談相手になってくれる社労士や税理士などの士業の方と違って、経営者としての実体験なので、分かりやすいということもあるかもしれません。

 しかし、最近求められるアドバイスは違うものになってきました・・・それは「起業」や「ビジネス」に関するものです。

 このことは、3年前に起業した3社目で行っているビジネスの1つが、規模としては小さいながらも成果を上げているということが大きいと思います。

それは「貸会議室」というビジネスです。

■少資本でも成功できるビジネス

 今回のテーマとして挙げている「小資本で業界№1」という題材も、この「貸会議室ビジネス」を構築してくプロセスの中で、私自身が発見していったものでもありました。

 私が経営している3つの会社ですが、すべて自己資本だけで経営してます。どこからの支援も受けていません。当然のことながら、資本力は大きくので、大胆な初期投資も出来ませんし、資金繰りに何より注意を払う必要があります。

 もちろん、資本金を含め、創業時のキャッシュは多ければ、多いほど有利です。お金があれば、やれることもたくさんあります。

 私自身が「ビジネスのスピードを早期にアップさせるのに必要なもの」として挙げるとすれば・・・。

1. 自分のサービスを多くの人に受け入れられるようにする「宣伝」、「広告」または「営業力」
2. 効率的にサービスを運営する「組織」や「人材」
3. サービスの供給を滞らせない「優良な仕入れ先」

以上の3つですが、これらはすべて資金さえがあれば、用意出来るものばかりです。

 ちなみに、貸会議室ビジネスで最大手のTKPさんは、大手企業を株主としていますし、資本金も3億と大きいです。これはTKPさんが資本金が多いから成功しているという意味ではありません。TKPの河野社長とは直接じっくりとお話ししたことがありますが、素晴らしいビジネスモデルを構築されています。

 あくまで私が言いたいのは、少資本でも成功できるという点です。

 私が3社目を創業したときは1000万円の資本金でした。資本金以外に創業時の借入として、資本金と同額程度の融資は受けて、資金力としては全部で2000万円弱です。

 しかも、その当時は「貸会議室ビジネス」をメインでやるつもりは全くなく、いくつかあるビジネスプランの1つでした。ですから、使えるお金もそんなにありません。正味の初期投資としては、運転資金を含め700万円ほどでしょうか。本当に小さいビジネスとして、スタートしました。

 それが3年経った今・・・売上が年間およそ3000万円で、粗利が1000万円ほどになっています。ほとんど何もしなくても、年間1000万円が稼げるようなビジネスに発展しました。実は、他のビジネスでかなり赤字を出したので、初年度はかなりひどい決算内容になったのですが、この「貸会議室ビジネス」のおかげで、3期目で実質黒字に転換しました。

 私自身が「貸会議室ビジネス」で成果が出せた理由は自分で分かっています。たまたま結果が出た訳ではありません。さまざまな仕掛けを講じて、失敗をしても諦めずに試行錯誤を重ねた結果です。それだけに、どんな手段が効果的か、どんな考えをするべきなのかということが、分かるようになってきました。

 そこで、次回は私が手掛けた「貸会議室ビジネス」をベースにして、お話をしていきます。

次回に続く

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