資金調達マニュアル 1-4:公庫での「地雷」って何?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

公庫には公庫独特の「地雷」(※1)が存在します。
その地雷をいくつかご紹介いたします。

※1 ここで言う「地雷」とは、注意すべき行為・話題等のことです。
 

A 税金の未納または滞納

公庫は元々政府の全額出資による国の機関です。
国の機関が、税金が未納の人または税金を滞納している人に対してお金を貸して、その商売を助けることはしません。
税金の未納や滞納がある場合は、一発レッドカードです。
税金の未納や滞納は片付けましょうね!

B 家賃支払や住宅ローン引き落としの遅れ

金融機関は一度も遅れることなく、全額返してくれるか?を考えています。
同じことをまた書いてしまいましたが、そのくらい大事なことです。
最初の面談時、公庫はあなたのことを何も知らない状態なので、(この人は毎月毎月ちゃんと返してくれるかな?)を推測しようとします。
その推測の方法のひとつが、毎月の家賃の支払いや住宅ローンの引き落とし実績です。
これ以外の方法として、電話などの公共料金の支払い状況も見られます。
約1年程度遡って調べられますので、創業前はちゃんとしておきましょうね!
 

C キャッシング

消費者ローンの利用残高がある方は難しいです。
手元資金が少ないときにキャッシングなどの一番安易な方法を取る人、これは経営者になっても同様の方法を取るだろう、と推測されてしまいます。
注意が必要です。
 

D 転職回数

転職回数が3回以上の方、マイナス評価になります。
コックさんや美容師さんなどの職人さんが、自らのスキルUPのために転職回数が多くなってしまうのは、問題視されません。

E 不透明な自己資金

最初の章で、公庫の「見せ金」についてご説明しました。
「見せ金」と認識された場合には自己資金にカウントされません。
公庫で一番望ましいとされる自己資金の形は、サラリーマン時代に何年もかけてコツコツと預金残高を増やすケースです。
逆に創業直前期に多額の現金の預入は、「見せ金」と思われる可能性が高いです。
もしタンス貯金などで現金を手元にお持ちの方は、なるべく早めに自分の通帳に預入れしましょう。

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