起業・経営FAQ:Webサイトの譲渡価格の算定方法

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

自社サイトの閉鎖に伴い、他社からサイト譲渡依頼の問い合わせがあり、この度譲渡することになりましたが、その譲渡価格の設定に悩んでいます。
譲渡先の欲しいユーザーと当方のユーザーはかなり合致しており、アクセス数というよりはユーザーの質に魅力があるようです。

譲渡価格についてサイト制作の単価がよく分からず、どのように設定してよいのか分かりません。
譲渡後の更新作業等一切について弊社は手を引く予定です。

回答

まず、査定の方法には2つの側面からできると思います。

一つ目は、コストアプローチ。
今までサイト制作に掛かったコストを集計して譲渡価額を決める方法。
2つ目は、マーケットアプローチ。
買い手の事業計画によって将来の利益を見込み、5年や10年の営業キャッシュフローで評価する方法です。

PVがたくさんあり、ユーザー層が良くても利益にならなければ、買い手にとって価値はありません。
作成費用で提示するか、買い手の将来の収益見込みがベースになります。

逆に、今は利益が無くても、先方のコンテンツに合致させることで相乗効果的な収益が見込めれば、高い価値評価になります。

ですので、買い手が高い評価をして、高い金額を提示してきたら高く売ればよいですし、安すぎるようであれば、コストアプローチで提示すればいいかと思われます。

複数譲渡依頼があれば、高いほうにせり上げるオークション方式が導入できますが、一社のみであれば、最低譲渡価格を製作費用にするといいかと思います。

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