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課題・悩み
会社を設立する予定です。自己資金がないため、知人に借りたお金を資本金にして登記したいのですが、これは違法になりますか？
また、会社設立後はエンジェル投資家から出資を受ける予定です。投資家から出資を受けた場合、その金額を資本金に増資すると持ち株の比率は変わりますか？
回答：違法性はありませんが、トラブルに注意してください。
この質問への回答者
有本 毅(ありもと つよし) / 役に立つ合同会社
金融機関に長年勤められ創業融資実績の豊富な有本アドバイザー。累積で約300億円という融資実行の実績をお持ちです。相談者によって最適な資金調達手段を提案する経験が豊富ですので資金調達に悩んだら有本アドバイザーにご相談ください！
自己資金以外での法人設立については、それのみであれば違法性はありません。法人側は、質問者様から出資を受け、その資金を質問者様に貸し付けたという経理処理になります。
金融機関からの融資を検討するのであれば、そのあたりは慎重に進めるべきです。エンジェル投資家からの資金調達であれば、さほど気にしなくてもよいでしょう。
投資家が株式を取得する以上、持ち株の比率は変わります。１株当たりいくらで買ってもらうかによって、そのエンジェルの占める比率は変化します。
また、株式の保有比率とは別に、議決権で調整することもあります。投資を受ける前にご自身でよく研究しておくか、信用できるアドバイザーに助言を依頼することをおすすめします。
投資は融資と違って、やり直しがききにくい資金調達方法です。投資家は百戦錬磨・海千山千の方が多く、起業家と投資家の間にはリテラシーに大きなギャップがあるケースも多いです。そのぶんトラブルも多いので、ご留意ください。
