地域のお年寄りにむけた料理代行サービスを始めたい。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

地域のお年寄りにむけた料理代行サービスで起業したいと考えています。
ですが何から始めればいいのかわからずに行きづまっています。
需要があるのか、集客方法、1人で始められる範囲はどれくらいか、などについてもアドバイスをお願いします。

 

回答:市場調査やテストマーケティングをしながら、ビジネスモデルをブラッシュアップしましょう。

まずは、事業の概要(ビジネスモデル)を明確にしましょう。同じ料理代行サービスでも、業者によって特色があります。

  • 「とにかく安い」をセールスポイントにしているところ
  • 「料理のクオリティ」をセールスポイントにしているところ
  • 「何でも作ります」をセールスポイントにしているところ
  • 「有機栽培農家と提携した安全安心な野菜」をセールスポイントにしているところ

お年寄りがメインでもターゲットやサービスの本質はさまざまです。ビジネスモデルにより集客方法なども違ってきますので、まずはビジネスモデルを明確にすることが大事です。

次に、その事業を行った時の売上・費用・利益を大まかに考えてみましょう。利益が質問者様の求める水準に達しなければ、ビジネスモデルを見直してください。求める水準になったら、取扱い範囲・地域・価格・集客方法などを考えましょう。数値に落とし込みができれば、事業計画ができます。

並行しておこなってほしいのが市場調査です。特にターゲットと考えている人へのインタビューやアンケートをしてください。実際にお客様となる人に、自分の推測が合っているのかどうかを確認することが大事です。違っていた場合は、ビジネスモデルを考え直しましょう。また競合についての調査も重要です。

次に行うのがテストマーケティングです。本格的に事業を開始する前に、小規模なレベルで実際にサービスを提供してみましょう。実際にやってみると、想定外のことが起こります。
その場合は、またビジネスモデルに戻ってブラッシュアップしましょう。

これらのステップを繰り返しながら、起業する前にどれだけビジネスモデル・事業計画を素晴らしいものにできるかどうかが事業成功のカギとなります。以上を前提に具体的にご質問に答えます。

Q 需要があるのか?
A 基本的に需要はあると思います。しかし「月1万円なら使うけど、5万円なら使わない」のように、ビジネスモデルによって変わってきます。ビジネスモデルを明確にし、想定顧客へのインタビューなどによって需要をつかむようにしましょう。

Q 集客方法はどうすればよいのか。
A 最近は年配の方でもインターネットやFAXを使える人は増えていますが、一般的に、お年寄りは直接会って話したり、チラシを渡したりすることが効果的です。たとえば買い物が難しい地域に的をしぼり、地域サークルやイベントなどに参加してアピールすることができます。また行政やスーパーマーケット、介護施設との提携も有効な集客手段です。

Q 1人で始められる範囲はどれくらいか?
A 「範囲」とは「サービス地域」「顧客数」「サービス範囲」などいろいろ考えられます。
ビジネスモデルや質問者様の状況などにより変わるので一概には言えません。
最小限の形でテストを行い、その結果から自分ができる範囲を決めるようにしましょう。

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