起業・経営FAQ:新規に学童を立ち上げ、既存の学習塾も盛り上げたい

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

私は3年前に学習塾を個人で開校しましたが、思うように生徒が集まりません。
また、既存の教室の隣に空いている部屋を借りて、新たに学童保育を始めようと考えています。近隣にはすでに学童クラブが存在していますが、料金設定やコンテンツでうまく差別化したいと考えています。

このような状況下で学童保育事業を新たに立ち上げる際に気をつけるべき点などの具体的なアドバイスをいただければと思います。
また、既存の学習塾の生徒募集についても併せてご指導いただければ幸いです。

回答:ターゲットや開校時期などを考えたうえで、差別化を図るための戦略立案を行うと良いでしょう。

この質問への回答者

藤田 智代(ふじた ちよ) / Fujitax Accounting株式会社/藤田税理士事務所
中小企業やスタートアップの資金繰りや事業立て直しの経験が豊富な藤田アドバイザー。毎月開催される創業や法人設立のいろはを教えていただけるセミナーも好評で多くの方々から支持を集めています。

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1.学童保育立ち上げに際して

①ターゲット
★小学校
既存の場所での立ち上げの場合、色々とターゲットを広げて考えるのではなく、近隣の小学校に絞ってターゲットにしてください。具体的には学校のイベント等は把握し、マーケティング活動のイベントを設定してください。また、学童運営時には、運動会がある場合の翌月曜日の朝からの開校等は実施しましょう。

★学年
学童利用者のメインは1年生となります。定員の半分は一年生になると思ってください。
学童実施の場合は、1-3年生向けのコンテンツの策定とホームページ記載もお願いします。

②開校時期
赤字を抑えるためにも、夏休みをターゲットに、夏を過ぎたら、次年度4月をターゲットに準備・告知を進めてください。

③差別化
質問者様が学童を開校する場合の差別化要因は、学習専門塾×学童でのアットホームなケアです。そのためにも、これから借りる部屋は学童ゾーンとして、おやつを食べたり、遊んだりする部屋として利用してください。学習塾での勉強は既存の塾で行い、メリハリをもって過ごせることで、保護者様も安心されます。また手作り夕食の提供(有料で)もおすすめです。

④戦略立案
上記3点をおえながら、具体的な戦略策定をお勧めいたします。
ご自身の再整理と、保護者様からの質問の準備としても重要です。
下記リンク先を参照ください。
https://visiongate.co.jp/clie/wp-content/uploads/2019/02/基本計画テンプレート.pdf

2. 学習塾の生徒募集

学童をやる前提でお答えしますと、メインは低学年(1-3年生)となりますので、(1-①と重複しますが)お子様の成長にあわせたコンテンツの新規策定をおすすめします。
生徒募集も学習塾単体ではなく、学童とセットにした方がよいです。

学童をやらない既存路線の場合ですと、正直どんな層(悩み・課題・レベル)がターゲットなのか、把握が困難です。

受験層であれば合格実績を明示する必要がありますし、
そうではなくお子様個別の生き方・未来によりそった指導をされていくのであれば、質問者様の考えや意見を、ブログなどでもっと見せた方がよいでしょう。

ご参考までに、都内で一円の広告も10年以上打たず、口コミだけでキャンセル待ちが続いている塾があります。ご参考ください。
http://www.yukasi-school.jp/

以上です。
質問者様の今後の飛躍を願っております。

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