起業・経営FAQ:少ない資金での塾起業の成功例を知りたい。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

現在会社員として勤めていますが、このまま働くよりも塾を起業し、地元密着型の塾を作りたいと考えています。今直面している問題は大きく2つです。

  1. 塾を起ち上げたいが、資金が少ない。小さく始めるためにはどのような方法があるのか。具体的な成功例が知りたい。
  2. 家族との時間(夕食を共にする。休日一緒に過ごす等)を確保しつつも個人事業主として生活していくことは果たして可能なのか。

家族との時間、仕事へのやりがい、収入など、どれも捨てることができない要素で、それらをバランスよく満たす起業をしたいのですが、一歩踏み出す勇気が持てずにいます。

回答:まずはランニングコストを最小限にしましょう。

この質問への回答者

戸高 一穂 (とだか かずほ)/個別指導LOGIQUE
自身で学習塾を経営されている戸高アドバイザー。集客のためのマーケティングやコピーライティングに定評があり、常に満席の状態を保ち続けております。集客ノウハウや仕組化に関してのご相談は戸高アドバイザーにお任せください。

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さて、ご相談の件ですが、

  1. 資金が少ない中、小さく始める具体的な方法
  2. 家族との時間を確保しつつ個人事業主として生活したい

そのための具体的な成功例が知りたいということですね。まず1についてですが、資金が少ない中で起業するのであれば初期投資とランニングコストを最小限にするということです。自宅で開業、もしくは家賃5万以下の物件を探す余計な設備投資はしない。机と椅子だけで始める。そうすると集団塾は難しいので必然的に個別指導型になります。

1対1にして高単価にしても良いですし、1対5くらいの集団個別的な感じでも良いと思います。最近はオンライン塾を始めたいという方が多いのですが、今は増加しており逆にオンライン塾は供給過多で集まっていません。逆に直接教えてほしいという需要が高まっています。できれば教室に通ってもらいながらオンラインでも対応できる塾にすることをおすすめします。

おすすめは私と同じような科目やある特定の分野に特化した専門塾です。国語専門塾、医学部専門塾、○○高校(地元NO1の公立高校)専門塾、のように自分の得意分野で需要が高そうなものを探してみましょう。

また集客用に資金はあった方が良いので今は金利も安く借りやすいことですし、100万~200万くらい創業資金として借りておくことをおすすめします。その際は銀行ではなく、金融公庫がおすすめです。

2については少し難しいですね。塾は夜が仕事の中心なので、どうしても夕食の時間帯を家族と過ごすのが難しいです。

方法としては自宅で開業して、夕食時は授業を入れないようにする。というやり方はできると思います。土日に関してはあえて授業を入れないようにすれば良いです。ただし、コマ数を多く入れられる土日を使わないと売上は落ちます。そのデメリットが問題ないようでしたらそれも1つの選択だと思います。

ワークライフバランスに関しては、人を雇って自分は授業に入らないようにできれば、可能になるでしょう。ただし、その場合は個人事業というより法人にした方が良いと思います。数年は個人塾として頑張って働き、稼げるようになったら、人を雇ったり、自分の塾をFC化して多店舗展開していけば小林さんの理想の状態になれる可能性はあります。もしくは資金を調達して、大手FCで多店舗展開するかですね。

起業前の準備として集客・マーケティングの勉強は必須です。教務力だけで独立できるほど甘くはないのでそのあたりは覚悟が必要です。

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