副業ですが、コロナ禍による融資を受けたいです。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

副業として自動車の転売をしています。コロナ禍の影響で経営が上手く行かず、新たに仕入れができません。

数台を仕入れるために融資を受けたいと思っています。どの融資がおすすめですか?

 

回答:「新型コロナウイルス感染症特別貸付」がおすすめです。

この質問への回答者

上野 光夫(うえの みつお)/ (株)エムエムコンサルティング
元日本政策金融公庫の融資課長として5000名以上の起業家を支援した上野アドバイザー。現在は、資金調達の専門家として活躍されております。融資を検討されている方にはうってつけのアドバイザーです。

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新型コロナの影響を受けている方におすすめなのは、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」です。該当すれば、3年間は低利率もしくは無利息で融資が受けられます。申込に必要なものは、以下のサイトをご参照ください。日本政策金融公庫への申込は郵送でできます。  https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html

 

副業の確定申告はしていますか? 過去2年間の確定申告書の控えがあれば申請できます。(事業を始めたのが昨年などであれば、1年分で大丈夫です。) もし確定申告をされていない場合は、融資の対象にならない可能性が高いです。

 

次に、融資の審査にパスするための注意点を三つご説明します。

1.「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の要件

次のいずれかに該当する必要があります。最近の売上高を確認してください。

  1. 最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している方
  2. 業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合は、最近1ヵ月の売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している方 (1)過去3ヵ月(最近1ヵ月を含みます)の平均売上高 (2)令和元年12月の売上高 (3)令和元年10月から12月の平均売上高

 

2.許認可

日本政策金融公庫は公的な金融機関なので、許認可の有無は厳格にチェックされます。自動車を販売する場合、新車であれば問題ありませんが、中古車の場合は「古物商許可」を持っているかどうかを問われます。もしお持ちでなければ、中古品の販売をしていることは言わないほうが無難です。

 

3.今後の回復見込

審査の要件に、「中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる方」と明記されています。半年~1年後に回復できるような方策を言えるように考えておくことが重要です。

 

※この記事は2020年4月時点の回答です

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