起業・経営FAQ:仕入れ前に入金してもらった代金の処理について

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

はじめまして。資金について相談したいことがございます。

弊社では中古の電子機器を日本で仕入れてタイに輸出する事業をしています。

そこで仕入れの資金についてなのですが、

①輸出先のタイの会社から先に入金してもらい、それから商品を仕入れて輸出するというのは問題ないでしょうか。もしこの方法で問題なければその際に作成が必要になる書類はありますか。

②この場合先に振り込んでもらった代金と仕入れ代金に誤差が生じた場合、どのように処理するのでしょうか。

③貸し入れや増資以外での資金調達を考えたのですが他にも方法があるのでしょうか。

回答:金額が確定した時点で、正確な金額と前払いしてもらった分の金額の精算額(差額)に関する資料をすればいいでしょう。

この質問への回答者

中野 裕哲(なかの ひろあき) / 起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人V-Spirits/V-Spirits経営戦略研究所
『マネーの虎』を見たことで、起業関係の仕事を目指し、現在その分野で活躍中の中野アドバイザー。熱い気持ちと明るく親しみやすい人柄で多くの起業家の支持を得ております。起業時の相談にお勧めです。

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①先に入金してもらうことに関しては、特に書類は必要ないかと思います。代金をざっくりと前払しているわけですから、きっちりとした金額が確定した時点で、その正確な金額と最初の前払金額との精算金(差額)がいくらかを確定する資料を作ればよろしいかと思います。

②先に振り込んでもらった代金と仕入れ代金に誤差が生じた場合について

都度精算(振込)する方法、継続的にプラスとマイナスを集計してどこかで精算する方法、ずっと精算せずに毎月の書類の中で貸し借り(プラスかマイナスか)を記載しておく(いつか精算する)方法などがあるでしょう。

このあたりは経理的な問題ですので、顧問税理士さんがいらっしゃれば相談して決めることをお勧めいたします。まだ顧問税理士さんがいらっしゃらないのであれば、これを機に契約すると良いと思います。

③借り入れや増資以外での資金調達は、日本政策金融公庫からの創業融資の借り入れがいいですよ。

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