起業・経営FAQ:バー開業の資金調達について相談したい

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

バーを開業したいと考えています。自己資金も十分にないため、地域の補助金や助成金などの制度を活用したいと考えています。何か良い資金調達の方法やコストを抑えるために必要なことがあれば教えて頂きたいです。

 

 

回答:公的機関や民間金融機関から資金調達を行うために、まずは、事業計画書を専門家とともに作ることをお勧めします。

できるだけ少ない資金で始めたいということですよね。まず、やらねばならないことは、物件を探すことです。

立地はどこにするのか?物件は?これが決まらないと、必要資金の概算も出せませんので、まずは立地&物件を色々と見てみることをオススメします。

ちなみに資金を抑えたいのであれば、スケルトン物件内装が何もない状態は、内装屋に頼んで内装を作ってもらうので最低でも700万〜1000万円近く掛かってしまうでしょう。よって、居抜き物件で探すことをオススメします。そうすれば、内装はもちろん、厨房機器などもそのまま使えるので300万〜500万程度で始めることができるでしょう。

場所は、今申し上げた居抜き物件を探しながら、自分の予算に合う場所で選べば良いと思います。居抜きで500万程度まで出せるなら、都心部でも探せばあるでしょうし、300万に抑えたいなら地方になるでしょうね。

ということで、まずは色々と物件情報を当たってみると、色々とクリアになっていくでしょう。

後は、ランニングコストの算出ですが、これも家賃が一番のコストになりますから、物件情報を当たれば大体の月のコストは見えてきます。あとは人件費ですね。

この2つをきちんと出しておけばOKです。その他の費用は軽食とドリンクであれば、たかが知れているので最初にあまり気にしなくて良いです。

それが出来たら、次は事業計画書を作り、日本政策金融公庫というところに融資の申込を行います。この金融機関は国の機関ですからもっとも借りやすく、低金利で借りることが可能です。

100万円の自己資金であれば、その2倍程度の200万が借りられるでしょう。よって300万の資金が手元にある状態になります。以上がやるべきことの概要となります。

ただ、実際にやるにはここでは書ききれない程のノウハウが必要になります。場所はどこがもっとも良いの?単価の設定は本当にそれで良いの?不動産屋に騙されないためには?事業計画書ってどうやって作るの?集客ってどうするの?などなど、専門的なノウハウがないと失敗してしまうリスクが高まってしまいます。

そもそもしっかりとした事業計画がないと日本政策金融公庫も貸してくれません。ということで最後になりますが、全部を自分でやるのはオススメしません。変な物件を掴まされて集客が全くできないというケースを山ほど見てきました。

費用は掛かってしまいますが、経営の勉強をするためにも家庭教師じゃないですが、専門家のアドバイスを貰うことが結果として儲かるということに繋がると思います。

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