ものづくり補助金2021年のスケジュール解説と注意点まとめ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

ものづくり補助金とは中小企業庁が実施する補助金制度であり、正式には「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。中小企業・小規模事業者を対象として交付され、新しいサービスや生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の費用の一部を補助してくれる補助金です。

メディアでは「ものづくり補助金」と呼ばれることが多いので、製造業を対象とした補助金であると勘違いされがちですが、新しいサービスや生産性向上を目的としていれば、製造業以外のサービス業や小売業であっても対象になります。

ものづくり補助金を活用することで、最大で3,000万円の補助金が支給され、企業の生産性向上に活かすことができるので、ぜひ活用を検討してみましょう。

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金とは「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」のことです。これは中小企業等による生産性向上や経営革新に資する革新的なサービスの導入や、新サービスの開発、新しい生産プロセスや生産方式の導入などを支援する補助金です。

事業類型

ものづくり補助金には現時点で公募がある2つの事業類型があり、事業類型によって補助金の額、補助対象経費、補助率などが異なります。※ビジネスモデル構築型は現在(2021/9/8)公募なし

事業類型は次の2つです。

  • 一般型
  • グローバル展開型

それぞれについて見ていきましょう。

一般型

一般型は中小企業者等が行う「革新的な製品・サービス開発」又は「生産プロセス・サ ービス提供方法の改善」に必要な設備・ システム投資等を支援するものです。

グローバル展開型

グローバル展開型は中小企業者等が海外事業の拡大・強化等を目的とした「革新的な製品・サービス開発」又は「生産プロセス・サービス提供方法の改善」に必要な設備・システム投資等を支援するものです。

一般型 グローバル展開型
補助金額 100万円〜1,000万円 1,000万円〜3,000万円
補助対象経費 機械装置・システム構築費 、 技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費など 機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用 費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費、海外旅費など
補助率 中小企業者の場合が1/2、小規模企業者・小規模事業者が2/3
[低感染リスク型ビジネス枠特別枠] 2/3
中小企業者の場合が1/2、小規模企業者・小規模事業者が2/3

ものづくり補助金のスケジュール

ものづくり補助金は令和2年3月10日(火)の公募開始以来、通年で公募を行っています。令和3年度は、応募期間を約2か月、審査期間を約1か月として、6月・9月・12月・3月の四半期ごとに採択発表を行う予定です。交付申請交付決定までの期間は、申請内容によって異なりますが、標準的なスケジュールで約1か月となります。

2021年度はあと2回、予定されています。

  • 第8次(9/1受付開始、11/11締切)
  • 第9次(令和4年2月頃受付開始予定)

ものづくり補助金総合サイトより引用

補助事業の実施期間は、以下のとおりです。

  • 一般型
    交付決定後から最大で10か月間(ただし、補助事業の終了期限は、採択発表日から12か月後の日まで。)
  • グローバル展開型
    交付決定後から最大で12か月間(ただし、補助事業の終了期限は、採択発表日から14か月後の日まで。)

 

ものづくり補助金総合サイトより引用

 

応募期間 審査期間 交付申請 補助事業実施期間(最大10ヶ月)
1次 令和2年~3/31 令和2年4/1~4/28 令和2年5/1~6月(順次交付決定) 交付決定から最大で10ヶ月(一般型)、12ヶ月(グローバル型)
2次 令和2年4/1~5/20 令和2年5/21~6/30 令和2年7/1~8月(順次交付決定)
3次 令和2年5/21~8/3 令和2年8/4~9/25 令和2年10/1~11月(順次交付決定)
4次 令和2年8/4~12/18 令和2年12/19~令和3年2/18 令和3年2/19~3月(順次交付決定)
5次 令和2年12/19~令和3年2/22 令和3年2/23~3/31 令和3年4/1~5月(順次交付決定)
6次 令和3年2/23~5/13 令和3年5/14~6/29 令和3年6/30~8月(順次交付決定)
7次 令和3年5/14~8/17 令和3年8/18~9月末 令和3年10/1~11月(順次交付決定)
8次 令和3年9/1~11/11 令和3年11/12~1月中旬 令和3年1月中旬~2月末予定
9次 令和4年2月頃〜

*スケジュールは変更される可能性がありますので常に公式の情報を参考にしましょう。

事業計画書の作成期間

ものづくり補助金の申請にあたっては事業計画書を作成することになります。事業計画書の作成にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

10時間以内 20時間以内 30時間以内 40時間以内 50時間以内 70時間以内 90時間以内 120時間以内 それ以上
採択率 35.9% 44.7% 46.1% 47.8% 48.4% 51.4% 50.4% 54.4% 46.4%

ものづくり補助金データポータルより

データをみればわかるとおり、事業計画書の作成時間と採択率は比例します。120時間以上の作成時間をかけると比例関係は薄くなるようです。採択率の高い事業計画書を提出するためには120時間程度かけることが重要だということがわかります。会社の経営をやりつつ事業計画書を作成することは容易ではありません。スケジュールを把握して、申請期間より前に十分な作成時間を確保することが必要です。

申請者の業種

申請者の業種について見ていきましょう。ものづくり補助金はその名称から製造業しか申請できないと勘違いされることがありますが、製造業ではなくてもサービス業や建設業、卸売業、医療・福祉でも申請が可能です。

建設業 製造業 情報
通信業
卸売業・
小売業
学術研究・
専門技術・
サービス業
医療・福祉 サービス業 その他
申請割合 5.7% 51.4% 6.2% 6.8% 6.2% 11.4% 4.5% 7.9%
採択率 52.5% 52.7% 42.3% 37.0% 53.1% 40.0% 32.7% 32.7%

ものづくり補助金データポータルより

ものづくり補助金は名称の通り、新しい生産プロセスや生産方式の導入などを支援することを目的としていますので、製造業の申請が多いことがわかります。全体の半数以上が製造業の会社により申請となっています。しかし、製造業でないと採択されないというわけではなく、採択率は全業種で大きなばらつきはありません。したがって、製造業でない場合も積極的に活用を検討してみましょう。

過去の採択率

令和3年2月22日から令和3年5月13日までの期間において公募を行ったところ、全国で4,980者からの申請がありました。全国採択審査委員会において厳正な審査を行った結果、このうち、2,362者を採択することとなりました。採択率は47.4%でした。

過去の採択率の推移を見てみましょう。

申請数 採択率
1次 2,337 44.1%
2次 5,721 57.1%
3次 6,923 38.1%
4次 10,311 31.2%
5次 5,299 44.1%
6次 4,980 47.4%

支援者がいると採択率が高まる

結論から言えば、有償の支援者がいる案件のほうが採択率が高くなります。6次締切での支援者の有無と採択率の相関関係について見てみましょう。

支援なし 支援あり/
報酬なし
支援あり/
報酬~5%
支援あり/
報酬~10%
支援あり/
報酬~15%
支援あり/
報酬それ以上
採択率 40.5 46.8 50.2 61.1 61.9 53.9

ものづくり補助金データポータルより

支援があった場合で報酬が10%以下や15%以下の場合の採択率に大きな変動がなく、逆に15%を超えると採択率が減少しています。報酬5〜15%の有償の支援者がいると採択率を最大にできる可能性があります。

まとめ ドリームゲートアドバイザーに相談しよう

ここまでものづくり補助金の概要やスケジュールなどについて解説してきました。補助金は応募期間や申請期間が細かく定められており、スケジュールを把握しておかないとタイミングを逃してしまうことがあります。事前にスケジュールを確認した上で、ものづくり補助金に申し込みましょう。

しかし、ものづくり補助金は必要な手続きや用意する書類などがあり、経営に忙しい経営者の方が単独で対応するのは難しいという面があります。また、有償の支援者がいた方が採択率が上昇するというデータがあるように安心できる支援者に相談することが重要です。

ものづくり補助金について相談する場合にぜひ依頼したいのがドリームゲートアドバイザーです。ドリームゲートアドバイザーには中小企業診断士、税理士、行政書士などの士業の方やコンサルタントの方、様々な業種の企業経験者が多く登録しています。補助金制度に精通しているアドバイザーの方も多いので、ものづくり補助金についても相談に乗ってくれる心強い味方になりえます。

ものづくり補助金に申請することを検討している方はぜひドリームゲートアドバイザーに相談してみましょう。

執筆者プロフィール:ドリームゲート事務局

ドリームゲートは経済産業省の後援を受けて2003年4月に発足した日本最大級の起業支援プラットフォームです。
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